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ノクターンのyksijokiのレビュー・感想・評価

ノクターン(2020年製作の映画)
3.3
音楽版、ピアニスト版のブラックスワンって感じだけど肝心の悪魔描写をしない方向に逃げてるような気がしてしまったのとラスト以外が結構中だるみしてしまっていたような気がした。

序盤の長回しのカットは非常に不気味さがあって音楽も雰囲気があってよかった。姉と妹の間にあるジェラシーと才能の差を主題に据えるところは楽しめた。

魂を悪魔に捧げることで才能が開花するというところもいいのだが、姉妹のコミュニケーションの少なさと手段を選ばないところに対しての納得感があんまりなくて、二人の関係値を無視して進んでいく感じがうーむという感じがしてしまった。

ラストカットはとても良かったし最後の流れも素敵だった。音楽の緊張感もあり、カメラワークの緊張感も良かっただけにストーリーがちょっと惜しかったような気がしてしまった。

キャスト ☆☆☆☆3.6/5.0
ストーリー ☆☆☆3.2/5.0
演出 ☆☆☆3.2/5.0
映像 ☆☆☆☆3.8/5.0
音楽 ☆☆☆☆3.9/5.0
プロット ☆☆☆3.2/5.0
バイブス ☆☆☆3.0/5.0
全体 ☆☆☆3.3/5.0
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