このレビューはネタバレを含みます
時が止まったシーンも好きだけど、いちばん印象的だったのは、最後のシャワーシーン。
映画でもドラマでも、女性の下半身から血がしたたることで流産を匂わせる描写はよくあるけれど、そのあとのユリヤのどこかほっ>>続きを読む
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ひさしぶりの鑑賞。
前に観たときと同じようにめちゃめちゃ面白いと感じたし感動もしたけれど、精神の宿主となったショーンのことがどうしても気にかかった。
ここでショーンの犠牲をよしとしてしまうと、スティー>>続きを読む
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シグネは承認欲求が強すぎるのはもちろんだけれど、自己評価も高いんだろうな。
なんちゃってアーティストの彼氏がみんなの視線を集めるたびにイライラするのは、心の奥底に(今は"まだ"注目されていないだけで、>>続きを読む
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イーストウッドなら外さないはず!とわくわくしたのも束の間、ねむくてねむくて仕方がなかった。
元カウボーイの老人と生意気な少年のロードムービー、と聞けばものすごく胸が躍るのに、実際はどこまでも景色の変わ>>続きを読む
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"母親は死んだ"とずっと嘘をついていたアントニオ。
妻がショックを受ける気持ちもわかるけれど、頭ごなしに否定することはできなかった。
むかし読んだ重松清の『カッコウの卵』に、家庭環境がわるくて嘘つき>>続きを読む
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最強霊媒師のネオ、口調が荒くて、女性陣にたいする当たりがやたらと強い。
なんだか白石監督の『コワすぎ!』シリーズに出てくる工藤さんと同じ匂いがして、監督はこういう暴力性のある男性キャラクターを出すのが>>続きを読む
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心霊現象や怪異などのホラー要素を期待して観るとちょっと肩透かしをくらいそうなくらい、ヒトコワ寄りの青春ヒューマンドラマ。
とにかく宇野祥平さん演じる江野くんの不快感が絶妙。嘘くさくない、リアルな気持>>続きを読む
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結局のところジャックは、ずっとケイトのことを忘れられずにいたんだね。
だから、パラレルワールドを体験したのか、クリスマス・イブの寂しさが見せたたった一晩の夢だったのかわからないけれど、
長年こころの片>>続きを読む
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ひとを嫌う気持ちは何層にも重ねた呪いだから、そう簡単に解けるものではないよね。
だから北朝鮮のとがった参事官は(たとえ生き延びるために仕方がないとしても)韓国と協力することにずっと納得いかない様子だっ>>続きを読む
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号泣(ごうなき)した。
大泉洋さん演じる深見の、弟子の前ではいつだって格好いい師匠であろうとする生きざまがたまらない。
あのタケシと作家の子たちが夜道を歩いてるのを二階の窓から見つけるやいなや、すいと>>続きを読む
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これまでの『コワすぎ!』は、投稿者たちの撮る映像の手ブレがひどかったり画質が不鮮明だったりして、その"素人がたまたま撮った"感がたのしかった。
それでいうと今回の作品は、もう今のスマホカメラが高性能す>>続きを読む
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『超コワスギ!』二作目、蛇女回。
今回はホラーというよりも、恋愛経験がとぼしい無職の中年男性を追いかけるヒューマンドキュメンタリーみたいだった。
日曜日の『ザ・ノンフィクション』に出てきてもおかしく>>続きを読む
鬼神兵やら宇宙やらどんどん壮大になっていった『コワすぎ!』のスケールがしゅるるるるっと縮小されて、身近なホラー映画になっていた。
これまでの投稿映像だとFILE-02の「震える幽霊」がいちばん怖かった>>続きを読む
目の縁にじんわりあたたかいものが溢れる、いいおはなし。
ロビン・ウィリアムズの才能があれば、演じられない役はないんじゃないかな?と思えてくる。もう確かめようがないのが、ほんとうに残念すぎるや。
もしこ>>続きを読む
『コワすぎ!』シリーズ7作目、最終章。
工藤・市川ペア不在かつ田代カメラマンを主軸に物語が進んでいくので、これまでの作品とはまるっきり違う印象。
でもそれほど戸惑いはなく、田代さんが動画配信を始めるや>>続きを読む
『コワすぎ!』シリーズ6作目、タタリ村回。
『口裂け女捕獲大作戦』のときにはまったく想像もしなかった、超大作のスケールに……。
ぶっとびすぎていて笑ったり突っ込んだりと感情が忙しかったけれど、サブカル>>続きを読む
『コワすぎ!』シリーズ5作目、お岩さん回。
暴虐無人ぶりを遺憾なく発揮する工藤ディレクターと、ときに頭をはたたかれながら振り回される被害者系ADの市川さん。
そんな二人の力関係を知っているぶん、今作の>>続きを読む
『コワすぎ!』シリーズ4作目、トイレの花子さん回。
いわゆる学校の怪談要素は少ないのだけれど、時間制限のあるタイムリープものでめちゃめちゃ面白かった。
終盤からラストにかけてずっと緊迫感が漂い、「うわ>>続きを読む
『コワすぎ!』シリーズ3作目は河童回。
河童〜〜??とちょっと笑ってしまったのだけど、終わってみれば少年ジャンプの漫画みたいな胸アツ展開だった気も。
なかなか仲間になってくれない人に対して、工藤さんが>>続きを読む
『コワすぎ!』シリーズ2作目。
あんまりホラーが得意じゃないので、投稿映像が流れる間ずっと目と耳と全身のありとあらゆる穴をふさいでしまうくらい怖かった。
だけど工藤さんがぐしゃぐしゃのビニール袋から雑>>続きを読む
ジャガモンド斎藤さんのおすすめ、を知ったパートナーをきっかけに鑑賞。
正直そんなにホラーが得意じゃないわたしとしては一貫してテンションがあがらず、
(怖いしうるさいし、なんかこのコワモテの男の人はずっ>>続きを読む
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キッズ向けのよくあるコメディかと思ったら、程良いユーモアでコーティングされた大人もたのしめる物語だった。
とくに、離婚した夫婦の描き方が印象的で、「喧嘩をしても最後は仲直りして元通り!めでたしめでたし>>続きを読む
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『僕の名前はルシアン』というタイトルと予告映像から、サイコパスの連続殺人犯を中心に展開するサスペンスを想像していた。
でも実際に鑑賞してみると、監督が撮りたい画を繋ぎ合わせたアートフィルムの印象に近か>>続きを読む
モザイク多めでグロ要素強め。リストカットやらヘッドショットやらなかなか際どいシーンが多いから、耐性がないひとにはしんどいかも。
個人的には、【※この作品はおキャットがひどい目にあいます】の注意書きがほ>>続きを読む
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父娘の確執を描いたヒューマンドラマ。
マット・デイモン扮するビルが、殺人罪で逮捕された娘のアリソンの無実を証明するために奔走するのだけど、やることなすこと全てが裏目に出ていていたたまれなかった。
父親>>続きを読む
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主人公の「加害者の親戚」という立ち位置が、近すぎず遠すぎずでとても生々しかった。
被害者家族や加害者家族の苦しみを描いた作品にはおおく触れてきたけれど、実際、その経験をすることってほとんどない。
でも>>続きを読む
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フローレンス・ピュー目当てで鑑賞したヒューマンドラマ。
死亡事故の加害者として堕ちていくお芝居がすばらしいのはもちろんだけど、
終わってみれば、モーガン・フリーマン演じるダニエルの愛のおおきさにぐっと>>続きを読む