有酸素さんの映画レビュー・感想・評価

有酸素

有酸素

救いの天使とかなしい道化がいる映画がすき。

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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

断りもなしに下着姿で歩き回る好きな人のルームメイトとか、クラブで酔っ払って肩組んで揺れている心地とか、恋人じゃないからこその特別感に浮かれて人目も憚らない振舞いをしたりとか、たまに映画の一片のように感>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8

あったかもしれない別の人生とそのとき傍にいたであろう人のことを想わずにいられない。
映画じゃなければあのとき麦は朝子を迎えにこないだろうしそもそも一人二役という仕掛けや人ごみの中で落ち合うふたりとか嘘
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息もできない(2008年製作の映画)

3.8

暴力の連鎖と愛の無力さ!
焼肉屋での、ちぐはぐなのにしあわせそうな家族のかたちをみせるカットが良かった。

横道世之介(2013年製作の映画)

3.8

観たことのない光景や過ごしたことのない時代なのに懐かしさを覚える映画ってすき。出会うもの、手に取るものすべてが意味を紡いでゆく都合の良さも世之介はじめ登場人物の可愛らしさがあるから素直に羨ましいとさえ>>続きを読む

VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.5

VHSを愛する人々のコレクションや当時の思い出話を聞かせてくれる映画。海賊版、最悪版、サブリミナルのいたずら、繰り返し見た証拠として残る縦のバーなどテープでなければ起こらなかったムーブメントやトラブル>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.8

誰がなんと言おうとヘイリーとムーニーの絆は誰にも奪えないし、ムーニーにとって健康的で安全な生活を与えたとして彼女はヘイリーの奔放な強かさを受け継いでいる。(それはこのコミュニティで有効なものであり、ケ>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.8

だれも人に話さないようなことをこの映画は耳打ちしてくれる。

ひかるくんが天真爛漫で可愛いすぎた。こどもというふしぎな生き物。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.9

美しさで涙がこみあげてくるような映像美。モチーフのセンス。現実的な痛みをファンタジックに描くストーリーライン。頭を殴られたようなフラッシュバックの描写。掻き立てる音響とジョニーグリーンウッドの音楽。な>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

人生のなかで大事な映画のひとつになりました。VHSの懐かしさと80sっぽいシンセ音のテーマソングにSFチックでドリーミンな色使い!まずこの偽・手作り教育番組『ブリグズビーベア・アドベンチャー』の映像に>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.7

夏だし青春映画なのになんだか曇り空で青ざめた画面。とくに仲良くもない子も誘ってお泊まり会。およそ10代でぶち当たりそうな壁を一晩のお泊まり会に詰め込んでいる。そして嵐が去ったかのような翌朝のパレード。

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.7

大掛かりな食肉育成計画で生まれたスーパーピッグのオクジャと共に韓国の山林で暮らす少女ミジャ。救出劇の中では愛護団体がテロリズムと曖昧に描かれていて無条件で手助けしてくれる良い奴ら、だけではない。ポール>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

3.7

アイスランドの自然と生きる少年少女の成長過程ゆえのまっすぐさとかそれで生じるヒビのような不穏感。軸になるのは主人公とその親友。ソールは自分の葛藤に手一杯でクリスティアンの苦悩に鈍感になってるという視点>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

スピットファイアからの空と海を映す場面のフイルム感が良かった。ドラマ的な展開より史実を語ることに重きが置かれている。クラシックな民間船がずら〜っと到着するシーンは最高にカッコいい。

淵に立つ(2016年製作の映画)

3.7

家族、来訪者、因果。
彼は天使にもみえる。
静かに恐ろしかった。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.7

まず、しょっぱなカーテンが幽霊のようにぼやっと揺れてているシーンからしてどのカットも丁寧に撮られている感じがして良かったのだけど丁寧がすぎると執拗でひっぱりすぎた挙句に重要なシーンがギャグみたいになっ>>続きを読む

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2015年製作の映画)

3.7

ノアバームバック作品になかなかハマれないけどこれは鋭い視点に釘付けになった。40代夫婦が20代夫婦から刺激を受けて人付き合いや生活が変わっていく、そしてその先に待ち受けるものとは。要領が良く狡猾で人を>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.6

どこか居場所のなさを抱えてむかしを羨むことは何年前から繰り返されてきたのでしょう。恋が愛と比べて軽んじられても心に従うことこそが美徳だと改めておもう。雨のパリの美しさを分かち合えるなんてさぞロマンチッ>>続きを読む

どですかでん(1970年製作の映画)

3.5

電車の運転手だと思い込んで毎日陽が暮れるまでお勤めしてる六ちゃんだけが救いというかあまり長時間みていたくないどんよりとした画面。通じ合えないひとたちと建てつけの悪そうな家々と込み入った事情に包まれた居>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.8

ダルメシアン柄のネズミって発想がもう…開幕早々に期待が高まる!スチームパンク風なジプシーキャブとかマーゴと彼女を取り巻く男たちイーライ、リッチー、ラレイがみんなベージュの服着ているのとか可笑しくて愛お>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

一切の客観視ができなるくらいの他人事じゃなさに襲われた。世のこじらせ女をいっぺんに抱きかかえ嘲笑しながらエールを送ってくれるような映画だった。記憶の中の王子様は際限なく美化されるしそれだけあれば生きて>>続きを読む

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.6

心を閉ざしてラブドールと恋をする。そう簡単に説明しちゃえばそれまでだけど本当のところ何が起こってるかなんてラースとその彼女にしかわからない。見守り声を掛けることが雪解けのようにゆっくりとラースの心に熱>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

久しぶりに映画に退屈を感じたことを残しておく反省もふくめて。
彼以外のキャラクターが主人公だったら誰がリーおじさんの人生を気に留めるだろうと想像すると寂しい。やはりどうしてもかなしい顔をしているミシェ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

現代のサムライ映画!
あまりにも綿密に日本が描かれていてびっくりした。
ストップモーションだけど2次元の部分の作り込みも凄く、とくに書類の紙質や押されたスタンプなんかがものすごくツボ。
映画館を出たら
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.6

あたらしい価値観と向き合うハネケ監督の真摯さがそれゆえにユーモアを生み出す、他にはない作品。愛、アムールのアンサーのようでもありこれから先も継承されて行くことを暗示させたりもする。

愛、アムール(2012年製作の映画)

3.6

愛はきっと誰かに誇示するでもなくこうして静かに営まれていくことなんだな。美しすぎる。

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.8

作家ジェームズ・ボールドウィンの未完の文書をベースにしたドキュメンタリー。
そしてアメリカ映画史のおさらいでもあった。映画が映さない反対側まで見越してるボールドウィンの鋭さに驚く。

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

3.7

若者の日常と隣り合わせの紛争。
髪を剃ってスーツになったふたりはひとりのひとではなく神の名の下に集う兵器になってしまう。ラストシーンの緊張感がオマールの壁とも通じる。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

クリスティン"レディバード"マクファーソン。彼女が自分で自分につけた名前。とりとめもない高校生活最後の日々だけどそれだけじゃない!生活には困らないけど好きになれない田舎町、信心深い校風、そこが笑いのフ>>続きを読む

プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角(1986年製作の映画)

3.8

思いがけず大号泣してしまった。
住む世界が違う描写がデートで遊びに行く場所で表されていてそこが露骨で良い!
アンディ・ダッキー・イオナの、ファッション全力で楽しんでるところが羨ましくなるし
パパとイオ
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イカリエ-XB1(1963年製作の映画)

3.6

宇宙船内、衣装、サウンド、デザインがどれもすばらしい…
乗組員のひとりアントニーが持ち込んだロボット、パトリックがかわいい。声はガサガサだけど。
静けさと時間の経過の描写に園子温の「ひそひそ星」を思い
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

3.7

シリア・トルコ国境ちかくのコバニから20代の女性ディロバンがおとどけする地元ラジオ。
この映画は入りやすい温度で迎えてくれるけれどとても日本のテレビのニュース映像では見られないような映像を捉えている。
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ひつじ村の兄弟(2015年製作の映画)

3.9

40年も口を利かないふたり。弟グミーと兄キディー、そして彼らの愛する羊たち。人間のはじめての職業ともいわれる羊飼いだから人間と羊のくらしの歴史を感じさせる。アイスランドの大地と素朴なふたつの家と羊舎の>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.7

かっこいいクルマが出てくる映画は正義です。
堅物じいさんの愛の示し方にしびれる。

インセプション(2010年製作の映画)

3.7

すや〜ってしてるジョゼフゴードンレビットの顔がツボです。

アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

3.6

この世にタダのものはないわ。ってわきまえてるオードリーと人を信用しないプリースト風の整備工ジョシュ。
オードリーの美しさにただただ引き込まれる。
それと重要なところで流れてくるメインテーマも頭の中で鳴
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.8

性愛だけじゃなくて男のプライド同士がぶつかるとこうなるのかってとこまで描いてて丁寧だった。同性愛だからって美化するのは自分のポリシー違反だけどやっぱり男女の恋愛にはないものがあるような気がしてしまう。>>続きを読む

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