ピートロさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ピートロ

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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

柳楽優弥のイタコ芸は観る価値あり。
一番好きなのは師弟が再開するシーン。
現代シーンは特殊メイクがすごいけど、妙なおかしみがあってなぜか笑ってしまう。

井戸ヲ、ホル(2021年製作の映画)

3.8

劇場未公開の短編。
青柳監督のドキュメンタリーは、始めに着想とメッセージ(メタファー)とゴールが明確にあって、それに沿って演出し(構図・タイミングなど)撮影されている印象を受けるので、個人的にはフィク
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.7

思いっきりバットを短く持ってヒットを狙ったような印象。
現代のあれとこれと過去のそれとこれを組み合わせようみたいな意図がちょっと露骨すぎかなと。
色彩や作画のかわいさはよかった。

Every Day(2016年製作の映画)

2.4

クオリティが最低限に達していない印象。
そういう作品でもそれを補って余りある勢いや魅力があればいいのだが、残念ながらそれもなかった。
女性がお弁当を作ったり、お茶を入れたりすることが当たり前のように描
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.3

前知識と期待なしに観て欲しい愛らしきB級風ホラー。
つっこみどころの多さはすなわち癒し。
くだらなくて、カッコよくて、馬鹿馬鹿しくて、絵になってた。

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.9

野生のタコとの交流。
タコは犬猫並みの知能があるらしいが、まさか懐いたりするなんて思わなかった。
まぶたがあるので他の海洋生物よりも表情の変化が感じられ余計に可愛い。
吸盤で貝殻をまとい鎧にしたり、サ
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怒り(2016年製作の映画)

4.1

『情熱大陸』で広瀬すずを見て(李相日監督も出てた)、見逃していた本作を鑑賞。
3つの話が同時進行していくが、そのどれもが単独で成立するキャストとストーリー密度であり、それに加えて殺人犯は誰なのかという
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.9

雰囲気あるサスペンスホラー。
ひっぱり系ではあるものの、飽きさせないのはさすが。
伏線がきれいに回収されるが、「あの人」に一言もしゃべらせない演出はとてもよい判断。
アニャ・テイラー=ジョイが非常にキ
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カリスマ(1999年製作の映画)

3.4

深いような浅いような、よくわからない内容それ自体は別にいいんだけど、面白くないのがつらい。
カッコいい構図も多かったけど(特に室内)、 爆発された枯木のハリボテ感は残念だった。

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.9

単に見逃していただけだがコロナ禍の今観てみると、いろいろな暗示や符号が読み取れて面白かった(テロップで「ゾンビ禍」)。
感染は同じく中国あたり(台湾)から始まるし、もっとも早期に効果的な対策を講じられ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

ストーリーは宇宙規模の壮大なスケールだけれども、似たような話には大量に出会っているので、それに関してはそこまでの驚きはなかったが、個人的には好みなので何度食べてもうまい。
観る前は「すごい超人たちらし
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.4

阪元作品は『ハングマンズ・ノット』と『ファミリー☆ウォーズ』しか観てないけど、本作はそれらに比べると断然マイルドで一般ウケしやすいと思う。
漫画・ゲーム的設定や、大袈裟なキャラ造形は好みだけど、やっぱ
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

3.5

慰めの報酬はほぼスルーw
満身創痍のダニエル・クレイグ。
15年間おつかれさまでした。

凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.2

『ロングデイズ・ジャーニー』のビー・ガン監督デビュー作。
中盤の長回しといい、構成自体は両作品似ている。
ただ、その長回しのGoProチックな映像が、構図がばっちり決まったカッコいい他パートと比べて、
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IDOL-あゝ無情-(2019年製作の映画)

3.4

1mmも共感できないし嫌悪感しかない。
なのにどうして観ちゃうんだろう…。
第2期BiS解散にフィーチャーしたアイドルオーディションドキュメンタリー。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.1

3部作なのであとでまとめて観ようと思っていたのだが、我慢しきれず鑑賞。
作画も非常に好みだし、無重力や設備の細かい描写もよかったし、なにより「ガンダムらしい節回し」がいい。
戦闘シーンは迫力があったが
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9

あまり寄り道もせず105分と短いし、テンポもいいし、ネトフリで観られるし、まあまあ面白いというそつない作品。
強引な展開もあるけれど映像作品にはこれくらいの派手さが必要なんだろうなと。
英語翻訳家のア
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.7

観たことあるはずだったが、ほとんど覚えてなかった…。
意外とヴィルヌーヴ版が本作を踏襲していたことを再認識できた。
たしかに情報過多で急ぎ足ではあるが、世間が言うほど悪くはなかった。
以下、ヴィルヌー
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

「藪の中」的構成や重厚な雰囲気、男女差別を扱うことから深いテーマの作品かと思われたが、はたして『ワイスピ』と同じ種類の面白さだった。
価値観の異なる三者のディスコミュニケーションが生んだスキャンダラス
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東京自転車節(2021年製作の映画)

4.1

コロナ禍による就職難により山梨から上京しウーバーイーツを始めた監督自身のドキュメンタリー。
最初は同郷という好奇心から『ひいくんの歩く町』を観て青柳監督を知った。
本作では監督自らが被写体となっている
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

ヴィルヌーヴということで、なにか「新しいイメージ」と出会えるのではないかと期待してしまったが、はたして既視感満載だったので残念。
映像美と臨場感のある劇伴はよかったが、ストーリー展開に抑揚はなく、絵が
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.9

みんなテレビやスマホに気を取られず、ちゃんと向かい合ってしっかりと話す。
会話のシーンはカット少なくたっぷりの間と尺がある。
自分ができていないからかもしれないが、そんな真摯で丁寧なコミュニケーション
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

『ハッピー・デス・デイ』を彷彿とさせるチープ系タイムループコメディ。
このチープさがカルフォルニア的陽気さと90分という短尺と相性がよく、非常に小気味よく楽しめた。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

出所後に苦労するシーンが少なくて、終始、現実感のないレベルの「やさしい人々」に囲まれ続けるファンタジーの中、タイトルバックのタイミングにうーむ…。
現実はまったく「すばらしいとはいえない世界」だけど「
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

普段、字幕に慣れ親しんでいるのに、間違えて吹き替えで観てしまった。観ているうちに慣れるのかなと思ったが、はたして慣れなかった(キスシーンでお互いに「ジュテームジュテーム」なんて言い合ってると笑ってしま>>続きを読む

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.9

キャストの顔ぶれのせいもあるかもしれないが、間といい雰囲気といい北野武の初期作品っぽい(『ソナチネ』は本作の5年前)。
気がつかなかったが、今夏、新文芸坐で『北野武と黒沢清の暴力』なる特集で両作が上映
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.8

がらんどうとした工場、難解な大量の数式、積み上げられたテレビ、発砲音を気にせず気安く発射される銃弾、意味深なラストなどやりたい放題だった。
監督のインタビューに「演出では、絶対に笑いが起きないよう注意
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空白(2021年製作の映画)

4.3

始めから終わりまで、ずっとしんどい。胃がキリキリするような重苦しい空気がつらい。つまりは大成功している。
吉田恵輔監督作品は「かけあいの巧さ」が特長的だったけど、前作の『BLUE』から「深み」が増して
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

3.8

森山未來の演技もいいし、ストーリーやテンポも悪くないのに、なんでグッとこないんだろう…?わからない…。

三十九夜(1935年製作の映画)

4.1

反目男女巻き込まれ型ラブサスペンス。
無駄なシーンなく(90分もない)小気味いいテンポで単純に楽しい。
喧嘩をしながら危機を乗り越え、男女が徐々に心の距離を縮めていくパターンってベタだけど大好物。
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

3.8

本作はABEMAの配信ドラマ(全8話)の劇場版。
監督は『全裸監督』総監督の武正晴。
ちょっとテレビドラマ的な劇伴の使い方や演出が多く好みがわかれるところ。
吃音のデリヘル店長役の二ノ宮隆太郎は『お嬢
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

豪華キャストによる老舗出版社を舞台とした社内政治劇。
原作は「小説の当て書き」に挑戦したもので、もちろん実写化同様、大泉洋。
原作を読んでいたが、だいぶ手が加えられており味わいも異なるので新鮮な気持ち
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夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

3.8

ズッコケ3人組がスタンドバイミー的好奇心からドントブリーズ的独居老人と交流する。
少年たちの躍動感や、オレンジに染まるモノレールからのブルーな部屋や、メガネ少年の情緒不安定さがよかった。

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.1

吉田恵輔監督のオリジナル脚本らしいが、今までとは大きく異なる作風やテーマに驚いた。
派手な演出なく、感情を内に秘め、淡々と流れる時間が妙にここちよい。
全然勝てないのに腐らず努力を続ける主人公ボクサー
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

個性的なキャラクターたちを演じるキャストらが魅力的。
やはり目立つのは鈴木亮平だけど、狂気と目的が薄っぺらく中途半端に感じた。ヴィジュアルはすばらしかった。
あとは中村梅雀、村上虹郎、早乙女太一が役に
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

シャマランらしい潔いシンプルさ。
そして思わず笑ってしまうような、くだらなくてありえない行動と展開。
スリルと笑いが奇妙に同居しているこの感じが、シャマランらしさだと思う。
めずらしく(?)ちょっとい
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