ピートロさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ピートロ

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映画(848)
ドラマ(3)

クライングフリーセックス(2018年製作の映画)

3.4

男女がつながったまま離れられない状況で敵と戦うというアイデアについて監督がインタビューで「中学生の頃、都市伝説で聞いたときから気になりなんとなく考えていた」みたいなことをおっしゃっていた。
ぼくが観よ
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.0

学生 (男女)、老人、チンピラの居場所なき4人をメインに描く暗鬱な群像劇。
それにしても234分 (途中休憩なし。ちなみに『クーリンチェ殺人事件』は236分)て!
頻尿のぼくにとってはとてつもないプレ
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.6

同じホテルの廊下、部屋、中庭で、同じ登場人物たちが、不協和音の劇伴とともに無限ループに陥ったバグよろしく同じセリフを延々と繰り返す。
刹那の寝落ちは数知れず、正直面白くはないけれど、体験できてよかった
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バナナ(1960年製作の映画)

3.8

華僑の裕福な家族をめぐるドタバタ人情喜劇。
シャンソン歌手を目指す岡田茉莉子が小生意気でとても魅力的。
聞き取れないくらいの早口と、テンポのいいカットと、小気味いい展開であっという間。
不思議なのはス
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ウエスタン(1968年製作の映画)

4.1

現在、上映している『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』は完全版で、本作は短縮版のはずだが、現在のAmazonビデオでは同じくノーカット版になっていた。
決まりすぎているケレン味たっぷりな
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

最初のインパクトはすごいし、前半は何度も吹き出したけど、いわゆる「出落ち」みたいなテーマだから、後半はちょっと飽きかけてしまった。
執事の出身を聞かれた二階堂ふみが「ふん、どうせ狛江か、町田あたりだろ
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普通は走り出す(2018年製作の映画)

3.8

初・大田原愚豚舎作品。モノクロ。監督の弟さんやご両親がスタッフとのこと。
上映後、加藤才紀子、永井ちひろ、ほのか、渡辺紘文監督の舞台挨拶あり。
監督は「トリプルファイヤー」の4枚のアルバムを1年間聴き
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.4

キャストも豪華で魅力的だし、中二的設定も嫌いじゃない。なのになんだろう、この不完全燃焼感は…。
たぶん世界観の描き方や演出が中途半端だからじゃないだろうか。ケレンに振るならもっとケレンに振り切って欲し
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Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow(2018年製作の映画)

3.3

凄愴な本編とはうってかわって、女の子たち(エミリア、ラム、レム、ベアトリス)のかわいさを満喫するだけの日常回。
スバルが「冬将軍」を想像したときのイメージ画が「このすば」のそれだったので、にやりとした
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.1

笑っちゃうくらいにアクションが盛りだくさんで最高に楽しめた。
刃物や銃器はもちろんのこと本、馬、バイク、犬、ベルトと格闘の豊富なアイデアがすごい。
キアヌのキレも2よりよかった気がする。
ほぼ大満足な
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

『グリーンブック』がアカデミー賞の作品賞を受賞した時に、本作品監督のスパイク・リーが激怒したみたいな記事を読んだ記憶があった。
本作はコメディタッチでテンポもよく笑えるところもあるが、基本的には人種差
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.1

Amazonビデオに通常版と特別編集版というのがあって、前者はプライムで無料だけど後者は199円で上映時間も同じだし、まったく違いがわからなかったけど、とりあえず後者を選択。
『ジョーカー』を観てから
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劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

3.7

テレビ放送版の完全なる続編。
あいかわらずの作画クオリティの高さに感嘆。
音響もすばらしく、キィーン、ズッキューンと臨場感に溢れていた。
メアリーとの一騎打ちは画面がぐりんぐりんと回転し手に汗握る大迫
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

本人には何の非もない悪環境による人格形成への影響という問題は、先日観たばかりのせいもあるが『アス』を想起させた。
同時期に同様の問題が提起され、支持(注目)されているということに意味を感じる。
作品自
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インテリア(1978年製作の映画)

4.0

劇伴も笑いもない静寂に満ちたウディ・アレンらしくないシリアスな家族ドラマ。
家族構成やらひとりひとりのキャラクター設定が緻密で奥深く魅力的。
母は精神病となり、父は突然再婚し、一見芸術家として成功した
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.7

まだCGが当たり前じゃない時代だから、ベリアル兄ちゃんの重量をかんじさせない作り物感や、唐突なストップモーションなどのチープさが、ホラーでそこそこ流血がありながらも、和やかさすら感じさせる。
斬新な着
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

未読なのでよくわからないのだが原作は連作短編らしく、本作はそれらが一緒になった群像劇。
登場人物は多いし、時間も10年経過するし、ごちゃごちゃしちゃいそうなのだが、それがきれいに2時間以内にまとまって
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マンハッタン(1979年製作の映画)

4.1

17歳の少女と付き合ってる42歳の冴えないオッサンが、友人の不倫相手ともできちゃって…とあらすじだけ書くとラノベ的妄想ストーリーであるが、モノクロでムードあるマンハッタンの映像は美麗だし、神経質で皮肉>>続きを読む

典座 -TENZO-(2019年製作の映画)

3.4

上映後に富田克也監督のトークショーつき。
曹洞宗の倉島隆行氏が若い頃、南仏の禅寺に修行に行ったそうで、そのとき立ち寄ったカンヌに魅了されたことが本作制作のきっかけだそう。
そして彼の弟弟子であり監督の
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アス(2019年製作の映画)

4.1

町山智浩氏の解説付き上映会で鑑賞。
展開が鈍重みたいな意見を聞いていたが、そんなことはなく、細かいくすぐりやら伏線やら意外な展開などもあり飽きさせない。
AIスピーカーを絡めたあのアイデアは早い者勝ち
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

3.4

師匠の敵討ちというシンプルなストーリー自体はいいのだが、いかんせん展開が鈍重すぎる。
あと暴力の応酬のきっかけ、つまり先に手を出しちゃったのはリーであり、その暴走のせいで仲間も自己も破滅するから、心の
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.7

宇多丸さんがよくべた褒めしており、気になっていたので観てみた。
元石切場のロケーションがすばらしい。
主人公が自転車も勉強も、しれっとできる子なのがちょっとムムってなったけど、無垢で無邪気な雰囲気は痛
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

4.1

不死 vs. 不死の壮絶な人体破壊バトルの迫力がすばらしい。
そしてバサ姉の「わたしのノーブラおっぱいをもみもみしてください」の台詞を心に刻み込んで生きていきたい。
放送順に観ているのであとは『続・終
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傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

4.0

キスショットの四肢を奪還すべく阿良々木暦が3人のヴァンパイアハンターたちと対決する。
バサ姉の止まらないエロス暴走もみどころ。
暦とのやりとりを見ていると、当時はなんとも思わなかった『化物語』第一話の
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傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

4.1

展開はだらだらと遅々として牛歩のごとしだが、その独特な世界観、卓越したデザインに酔いしれるだけで、あっという間だった(そもそも64分しかないんだけども)。
劇場版なのでTVと比較してCGや作画は当然美
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天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.5

高得点だったので期待して観てみたものの、相性がよくなかったようであまりはまれず…。
深刻なテーマを陽気に描こうとしているところはいいと思うのだが、そのポップさが表面的で既視感あふれすぎ。登場人物たちの
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.2

途中にインサートされた主人公の幻覚である海に浮かぶベッドや、船上のシーンへの「地続き感」がすばらしい。
少しずつ小出しにされる事実が主人公の精神を蝕んでいく不穏さは、変な言い方だけど、品があるため安心
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

『デス・プルーフ』や『ヘイトフル・エイト』といった「たいしたことが起こらずだらだらと時間だけが過ぎていき最後に大爆発」構成であるが、にもかかわらずそのだらだらパートでさえ面白いのだからすごい。
一番好
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.5

『愛がなんだ』がドハマりしたし、ワークショップ系は嫌いではないので本作を観てみたが、あにはからんやあまり肌にあわず…。
予想外の展開、観念的セリフ、犯罪巻き込まれ型、意外な関係性を持った群像劇と、素材
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獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

3.8

アメリカの映画監督や俳優などが影響を受けた日本のアニメとしてよく名前を上げていたので、ずっと気になっていた。
北米でのビデオ売上が50万本というからおどろき。
内容は山田風太郎の「甲賀忍法帖」の主役を
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.2

完成披露上映会にて鑑賞。
主演2人の熱演、これに尽きる。
季節の移ろいとシンクロした熱量と、適度な時間軸操作が、きもちいい物語の起伏を作っていた。
言葉にならない、説明できない、そんな精神の爆発を描い
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カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」(2019年製作の映画)

3.0

カメ止めが大好きだし、『イソップの思うツボ』も封切りしたので、半ば義務的な気持ちで期待せず観てみたら、なんと…やっばりいまいちでした。
まさに換骨奪胎、前作とまったく構造が一緒なので、その劣化版を観せ
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ラブゴーゴー(1997年製作の映画)

3.8

いまいちうまくいっていない、そんな男女が織りなすラブコメディ群像劇。
特段、よかったわけではないが、悪くもない。
マクドナルドが食べたくなって、帰路、購入した。

熱帯魚(1995年製作の映画)

4.2

雰囲気、音楽、熱量など相米慎二っぽさがあった。
印象的で笑えるシーンのてんこもりなのだが、一番好きなのは、誘拐された子供2人と犯人がひとつのそばやアイスを回し食いするシーン。
急に挿入されるゴンドリー
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芸人交換日記(2011年製作の映画)

3.7

毎週、欠かさず『オードリーのオールナイトニッポン』を聴いているリトルトゥースとして、また最近おくればせながら『おっさんずラブ』にハマったものとして、本作は避けて通れないとツタヤから借りてきた(どこも配>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

前半の「タメ」があるからこその、後半のアクションの「映え」。
徒手空拳&銃&超能力を駆使したバトルがカッコいい。
ストーリー自体は何度も擦られてきた月並みな設定なのだが、全体的にクオリティが高く飽きず
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