ピートロさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

叫び声(2019年製作の映画)

3.5

養豚場の1週間をモノクロで淡々と描く。
以前観た『普通は走り出す』では、主演の監督がこれでもかとばかりにしゃべりまくっていたのだが、本作では一切台詞なし。
テーマやタイトルからついつい深読みしたくなる
>>続きを読む

ノロイ(2005年製作の映画)

3.7

「かぐたば」の謎を追う心霊モキュメンタリー(ファウンド・フッテージ)。
霊能者・堀光男のアルミホイルだらけの自宅や、鬼祭のシーンや(一礼四拍一礼って「石井」ってこと?)、ラストの炎上シーンなど、作り込
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

大好きな『フランシス・ハ』や『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督作となれば劇場に行くしかない。
少女時代(若草物語)と青年時代(続・若草物語)の時間軸が目まぐるしく交錯するが、時の流れの無常感が
>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.4

恋愛群像劇とは思わなかった。
そしてその形式を利用したちょっとした「しかけ」があるものの、これが有機的に機能しておらず残念(未来うんぬんの話だけではちょっと弱い。「だからなに?」ってなっちゃう)。
>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.5

怪獣パニックをPOVのファウンド・フッテージで挑んだ心意気と、ハンディカメラの持ち主の変更、上書きが生んだ偶然のラストシーンなどアイデアはとてもいいのに、なぜだろう、あんまり面白くない…。
ひょっとし
>>続きを読む

パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

3.7

階段をのぼる音がこんなに怖く感じるなんて…。子供の時に観たら絶対に深夜、トイレに行けなくなってた。
ホラー要素以外にもカップルの噛み合わないやりとりが秀逸。
男は終始、問題の解明と解決だけに躍起になっ
>>続きを読む

ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.8

有名なのにタイミングを逃してずっと観そびれてた。
食指が動かなかったのは点数も評判もいまいちだったことが大きいが、個人的にはじゅうぶん楽しめた。
手ぶれカメラにも酔うことはなかった。
直接的な恐怖表現
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

本日の24時まで公式サイトで無料公開されていると知り滑り込みで鑑賞。
サーバが弱いのか昨日は全然つながらなかったが、今日は4回くるくるしたくらい。
短くシンプルながらも濃密でショッキング。
タイムリー
>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

3.6

除霊バトルあるあるのような素直な展開が観ていて気持ちいい。
この「王道感」は徹底していて、それが霊能者NEOの最後の「少年ジャンプ」みたいな台詞による締めくくりに結実する。
逆再生により階段を上るシー
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

題材や起こっている事実はどれもヘビーでシリアスなのだが、ウェス・アンダーソンみたいなキッチュな構図や、ミシェル・ゴンドリーのようなポップな色使いによって、重苦しくなることなく軽快に展開するのがすばらし>>続きを読む

スペースバンパイア(1985年製作の映画)

3.5

きれいなおっぱいが一番の見どころであることは間違いないが、勇壮な劇伴や、植物のような巨大宇宙船や、迫力あるロンドンの暴動シーンもなかなかよかった。
スティーヴ・レイルズバックがパトリック・スチュワート
>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

ジム・ジャームッシュからの興味で見た人、ゾンビ映画というジャンルが好きで見た人、どちらも「困惑」するようなオフビートなゾンビ映画。
豪華キャストの顔ぶれだけでも楽しかったが、アダム・ドライバーいじり(
>>続きを読む

オカルト(2008年製作の映画)

3.7

POVモキュメンタリー。胡散臭く魅力的な超常現象が矢継ぎ早に詰め込まれる序盤は盛り上がるが、中盤以降の「オッサン相手の恋愛シミュレーションゲーム」的展開が長かったので少しダレた。
神代文字について真面
>>続きを読む

果しなき欲望(1958年製作の映画)

3.9

SLの車輪横ローアングルなOPと3D的に流れるテロップがかっこいい。
冒頭の時計が印象的な駅舎前での登場人物集合シーンはスリリングかつスタイリッシュ。
地上地下で分割された画面なども斬新でよかった。
>>続きを読む

劇場版シネマ狂想曲 名古屋映画館革命(2017年製作の映画)

3.7

名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」副支配人・坪井篤史氏の密着ドキュメンタリー。
坪井氏の個性的なキャラクターにぐいぐいひきこまれる。
VHS保管用に借りているマンションが2回空き巣(ピッキング)に
>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.9

迷子になる女の子役のハルシャーリ・マルホトラちゃんがかわいいので、これだけでもとりあえず観て損はない。
中盤、バジュランギが融通が利かなすぎてイライラしたけど、ラストでは素直に応援していた。
ド派手な
>>続きを読む

ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.9

ジジイと少年という組み合わせは、たいていはずさない気がする。
両者ともに社会から必要とされていない存在だからか、彼らが無茶をしてくれるとスカッとするし応援したくなるのだ。
いたずらに深刻になったり感動
>>続きを読む

バチアタリ暴力人間(2010年製作の映画)

3.8

DQN2人組が心霊ビデオ撮影をめちゃくちゃにする話。
ぼくは平均よりも臆病な人間なので、昔からこういった「暴力により人を支配する」ことにたいして嫌悪感が強く、したがって「なんて不快なんだ…」と思いなが
>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

3.8

日々身体を鍛えるニートが非常時で大活躍。
余計な脱線やサイドストーリーがなくシンプルでよい。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

変則的なクリスマス・キャロル。
なのでワイルダーではなくキャプラ。
甘ったるいのもたまにはいい。
徐々に態度が軟化していく小池栄子がすばらしい。
総理が政治を勉強し直すシーンでまず「三権分立」を扱った
>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.2

帰省あるあるを詰め込んだ展開になつかしさを覚えるのだが、油断しているとしれっと苦い毒も味わせられる。
樹木希林の言動はもはやホラーだ。
原田芳雄がたまにしゃべる敬語が好き。
会話がおもしろいのがすばら
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.5

まさかのラブ・ストーリーは突然にw
展開や内容は『超〜』になってから単調で薄くなっているが、もともとが盛りすぎだっただけなのかもしれない。
シンプルで見やすくて、いい意味で「肩の力が抜けている」という
>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.1

最近、読んだ映画の本に、本作の電話機爆弾のシークエンスがそれぞれの位置関係をとてもわかりやすく撮影していてすばらしいと書いてあった。
あと先日、町山智浩がスピルバーグ作品で1位だとツイートしていた(そ
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.5

タイトルにも「超」がつきリスタートした本作だが、よくもわるくも通常運転で目新しさがなかったのが残念。
キーパーソンの倉本新菜役の紅甘って内田春菊の娘なのか。

(2000年製作の映画)

4.0

先日の「世界一受けたい授業」でポン・ジュノが家族をテーマとした邦画のおすすめベスト3として『トウキョウソナタ』と『歩いても歩いても』と本作を挙げていた(※本作は正確には家族ものではないという注釈付きで>>続きを読む

世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.9

ウルグアイの元大統領であるホセ・ムヒカ(愛称ぺぺ)のドキュメンタリーをあのクストリッツァが撮ったとあらば、配信開始日に観るしかない。
鋭い眼光と髭面で葉巻をふかすクストリッツァの生物のオスとしての強さ
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.7

工藤Dと市川を救出するために奮闘する田代カメラマン。
4つのミッションの内容が無茶苦茶なのだぎ、よく考えてみると意外と深いような気も…。
誰かが「汚いまどマギ」と評していたが、本当、チープでくだらなく
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.7

工藤Dの狂気じみた言動、両親の死、2話で消えたあの2人など、伏線がぐいぐいと回収されていく。
こんな死亡事故だらけの映像、売れるわけないというスタッフを恫喝する工藤Dの「海外ならいけんだろ!」というパ
>>続きを読む

オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)

3.5

世界観も絵も演出もかっこいい。
ただついてこれるやつだけついてこい的な割り切りがあって、残念ながらぼくはちょっと途中で振り落とされてしまった。

きえてたまるか(2019年製作の映画)

3.4

あらけずりで稚拙さが気になるが、そんなことは些細だと思わせるなにかがある。ラストシーンは制作物は制作者の手をはなれて独自に生きのびていくというメッセージで、本作のタイトルは制作物の叫びなのだと感じた。

人に非ず(2014年製作の映画)

3.8

あらすじを知らずに観たのでよけい楽しめたのかもしれない。
徐々に不穏感が高まっていく様子がよかった。
枝を削り尖らせる準備のシーンは『タクシー・ドライバー』を彷彿とさせる。
タイトル、テーマ、舞台に一
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 新説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.7

浄霊師・宇龍院道玄の参加により、このシリーズ初であろうまともな除霊バトルが展開。
工藤Dの市川への頭叩きがかなり強めでびっくりした。
最終的にはお約束の「呪いの髪の毛飾り(アップグレード版)パンチ」と
>>続きを読む

花に嵐(2015年製作の映画)

3.9

映画・運転・セックスと状況を変え3度も繰り返された言葉「やりかたがわからなくても、やりたいからやるんでしょ」が心に響く。
POV方式というだけでなく、巻き戻してスローモーション再生するなど完全に『コワ
>>続きを読む

さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.8

望遠カメラ視点で街全体を順繰りに紹介していくオープニングの箱庭感が好き。
前半の狂騒は時代独特の空気感があり好みがわかれそうだが、個人的にはバカバカしくて嫌いじゃない(オウムが歌うたぬきの金玉、スカー
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.0

1,2,3と順番に観てきて、なんとなくこのシリーズの質と味わいがつかめてきたと思った矢先に、4の本作で急にクオリティが高くなったので驚いた。
美人霊能力者との共闘、JKの友情物語、タイムリープによる救
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.7

陰陽師の結界の中でパワーダウンした河童とパワーアップした工藤Dが相撲対決。
三つ編み万能かよw
なんて贅沢な時間の無駄づかいなんだろう(褒め言葉)。