今泉監督らしさと城定監督っぽさがブレンドされた設定や展開ではあるんだけど、なぜかいまいち乗り切れず。
濡れ場もあるし内容はドロドロしているので、もう少しコメディ要素(ドタバタ感)が強いほうが好みだった>>続きを読む
あー、コミュニケーションってめんどくさい(大切)!
「子どもが苦手な中年男性」と「子ども」という組み合わせは今までにも多々あったが、本作は「子どもと真摯に向き合う大人」が「子ども」とのやりとりを通じて>>続きを読む
聴覚障害者の家族の話ということだけは知っていたので、王道の感動ものなのかなと思っていたのだがはたして違った。
主人公の少女が両親に向けて放つ「耳が聞こえないことが問題じゃない」という台詞のとおり、この>>続きを読む
26話を見終えたので劇場版を見てみたが、知らないキャラが知ってる態で登場したので、未見の「追憶編」か「〜優等生」に出てくるのかしらん?(追記:リーナは原作での人気キャラだったっぽい)。
今さら言うまで>>続きを読む
アマプラのレコメンドに表示されタイトルが気になり時間も短いから観ちゃえ…という流れで鑑賞。
『聖なる鹿殺し』のバリー・コーガンを彷彿とさせる健太郎さんのパスタの食べ方、いいね!
できれば4K版が観たかったけど、画質は全然問題なかった。
病弱な若き司祭の陰鬱なモノローグが睡魔を呼び、それほど長い尺ではないはずなのにとても長く感じた。
原作未読なので元のストーリーは知らないが、本作は主人公が「どのような完全犯罪を実行しようとしているのか」というミステリ仕立てになっている。
その方法はかなりの強引さはあるもののなるほどなという仕掛けだ>>続きを読む
劇伴なく淡々と描かれるとある家族の夏時間。
出来事自体は違ってもまるで自分の記憶から掘り起こされたんじゃないかと感じてしまうような普遍性とノスタルジーを持った会話やエピソードが巧い。
主要キャストらの>>続きを読む
色彩や構図などどことなくウェス・アンダーソンみがあった。
着せ替え人形のようなアニャの眼福だけで元は取れる。
奇を衒わないベタな少女漫画のような王道展開がここちよかった。
白石晃士の『フェイクドキュメンタリーの教科書』の第4章「なぜカメラはそこにあるのか」を思い出し、本作の曖昧で適当なカメラ視点に違和感をおぼえずにはいられなかった。
そこをちゃんと設定しないことには臨場>>続きを読む
ものすごいハードルを下げて、斜に構えて、無理やり「いいところ」を見つけてそこを拡大して「ぼくはまあ面白かったですけどね(フフン」とドヤ顔をキメようと思って観たのに、それでもだめだった…。
ギャグはたし>>続きを読む
黙々とテーマパークとモンスターを掃除し続けるニコラス・ケイジの無双を眺めるだけのおバカホラーアクション。
残業で疲弊しパズドラしかできないサラリーマンでも頭空っぽで楽しめる作品。
ちょっと下手なエドガ>>続きを読む
いつもは暗い色調の映画は観づらくて苦手なのだが、本作は不思議とそれほど苦じゃなかった。
ストーリーはムード満点のサスペンス風なんだけど、約3時間はさすがに長すぎたかな…。
言語化できないタイトルどおりの「ちょっと思い出しただけ」のエモさを描いた、時間軸遡行系恋愛ドラマ。
好きなシーンはたくさんあったが(予告プロポーズ、タクシー降車時の引き止めなど)、いまいち気持ちが乗り>>続きを読む
グッチ家のスキャンダラス三国志(もしくはゴッドファーザー)。
重厚さと軽薄さが入り混じった不思議な雰囲気で159分間まったく飽きさせない。
キャストらの演技がみなすばらしかったが、やはりガガ様がよかっ>>続きを読む
矢継ぎ早に繰り出される会話の魅力もさることながら、本作はストーリー展開自体もおもしろく、序盤の迷走から後半は現代のおとぎ話といった趣になり結構めまぐるしい。
登場人物らのやりとりにイラっとする人もいる>>続きを読む
ウディ・アレンとダイアン・キートンの夫婦漫才がすごい。
会話も洒落てて「私はあなたに『去年マリエンバートで』の説明を半年間もしたのよ」とか好き。
キートンはファッションも可愛かったが、表情や仕草がめち>>続きを読む
おバカ映画ではあるが、ノリやカットやデザインはスタイリッシュ。
主人公は気持ちのいいくらいのクズなんだけど、なぜか憎めないキャラ造形が秀逸。
アクションシーンも無駄にハイクオリティ。
単純に好み。
YouTubeの企画で心霊スポットの廃墟へ赴くPOVのモキュメンタリー。
最初は登場する若者らがみな美男美女なのは不自然だなんて思ったけど、動画のレポーターなわけだから当たり前か。
冒頭でたっぷり彼ら>>続きを読む
えぇ?!ドニー・イェン、今年で58歳だなんて嘘でしょ…。
作品のテイストは良くいえば懐かしい、悪くいえば古臭く、けっしてうまくはないので好みはわかれるのかなと感じたが、比較的高得点だったのでジャンルや>>続きを読む
劇場に足を運ぶ予定はなかったのだが、あまりの高評価に背中を押され平日のレイトショーへ。
前日に1を観直していたのだが、予想以上に前作への演出・構造的オマージュが豊富だったため、結果的には非常に効果的だ>>続きを読む
シーズン2を観る前に、シーズン1の総集編である本作で復習。
シーズン1を観た時はプレステ1のRPGの挿入ムービーのようなCGにげんなりしたが、観直してみるとそこまでひどくなかった。でもやはり少佐の幼女>>続きを読む
『マーヴェリック』にそなえて数十年ぶりに再鑑賞。
金曜ロードショーみたいなOPや、ドッグファイトシーンは今観てもかっこいい。
DNAレベルに刻み込まれているかのような超教科書的展開(起承転結テンプレー>>続きを読む
偏見だけど、片山監督作品を本作から観た人は比較的絶賛していて、『岬の兄妹』から追っている人は辛い点をつけているような気がした。
良い意味でも悪い意味でも、ミステリ要素強めの「そつ」ないエンタメ作品とし>>続きを読む
数ヶ月前にシーズン1,2を一気見したばかりでまだ興奮冷めやらぬ状態だったので、最終回が劇場版だと聞いたとき、これは映画館に足を運ばねばなるまいと思った。
原作未読のため風太郎が五つ子の誰を選ぶのか知ら>>続きを読む
浮ついた若者らが陸の孤島と化した山荘で死霊に憑依されて血みどろの大乱闘。
CGのない時代のおおらかさや味わいが感じられて、今観ても面白い。
床下に閉じ込められたシェリル、うるさいから蓋に重ししとけよと>>続きを読む
往年の画質感をベースにした絵作りは雰囲気があってよかった。
岡本喜八チックなリズミカルなカットも健在。
ウルトラマンの動きが、筋力ではなく重力を操作している感じがしてよかった。
外星人とのバトルで流れ>>続きを読む
安定の面白さなんだけど、さすがにここまでくると観ておくべき作品が多すぎる…。
MCUのたいていは観ているはずなんだけど、ドラマにはノータッチだったので、今回『ワンダヴィジョン』をチェックしておかなかっ>>続きを読む
数学が得意な予備校講師とJKの「リケ恋」的ラブコメ。
誇張もテンポもいい快適さで万人受けしそうな感じがした。
なんといっても清原果耶がかわいすぎる。
成田凌と泉里香の接近過程は面白かった。
トルコ国境付近にあるシリアのコバニ。
ISとの戦闘により瓦礫と化したこの町でラジオ局を運営する女子大生が主人公。
死体がごろごろ登場しかなりショッキング。
銃撃シーンの空気感もリアル。
やるせない。>>続きを読む
ワンカットや劇伴、構図等が他作品と比べてもだいぶトリッキー。
ストーリー自体はひと昔前のスピリッツで連載してそうな「あしながおじさんらの美少女育成ゲー的三角関係」に少々ミステリ風味…といった感じなんだ>>続きを読む
ファン・ジョンミン目当てだったので、彼の無表情で激しいアクションをこなす新しい魅力を知れてよかった。
ストーリーは少々ごちゃごちゃしていたので、もっとシンプルなほうが良さが増したと思った。
韓国映画な>>続きを読む
徹頭徹尾くだらなすぎてニヤニヤしてしまった。
脈絡のなさや支離滅裂さがあざとい。
阪元監督初期作品としては珍しくノーバイオレンスなので、流血が苦手なかたにもおすすめしやすい。
まあ人格疑われたそうだけ>>続きを読む
「アンテベラム」とは「南北戦争前の」という意味の単語らしい。
ストーリーはシャマランタイプのスリラーなので事前情報は何も仕入れずに観るのがおすすめ。
最初、ポスターから大好きなジョーダン・ピール作品か>>続きを読む
4.4点(2022.5.1現在)という高評価に納得。
演出、ストーリー、作画のすべてがハイクオリティ。
長尺さからも制作サイドのこだわりを感じられた。
エンドロール後のあの静止画で追い涙。
時をかける映像研。
ヨーロッパ企画的ストーリー自体は嫌いではないのだが、映画としてのクオリティ(漠然とした言い方でお恥ずかしい…)がもうちょっと高かったらもっとハマれた。
主演の伊藤万理華はなんともい>>続きを読む