Machikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Machiko

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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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てっきり、もっと底抜けにハッピーでキラキラした話だと思っていた。蓋を開けてみると、登場人物それぞれが心の葛藤に何とか折り合いをつけ、時には諦めて、その時可能な限りの幸せを手にしていく、シビアで地に足の>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

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「右ききの人間は左手で持たないもんだ」。そういうことだよなーと思った。Theピーズの楽曲「絵描き」に「足りない絵の具は無いで良いんだろう」という歌詞があるけど、きっとこれも同じ。

ヴェノム(2018年製作の映画)

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トムハとヴェノムたそのイチャイチャを2時間見せつけられ「私は何を……???」となった、めっちゃなった、いいぞもっとやれ。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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すごく良かった、あの(いい意味で)こぢんまりとした原作をあれだけ大胆にアレンジしながら空気感や受け手が得る感情がまったく変わらないのもすごいし、長い映画なのに無駄だなと思えるシーンがひとつもないのもす>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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序盤はおおーという感じで期待値高かったのだが、なんかラスト3分の1らへん無茶苦茶になってへん……???もうヤクザがどうとかいう話じゃないじゃんこれ……。大上と彼を超えられない日岡という構図はゴッドファ>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

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このゾンビは道具を使うなどしていて割と知能が高い。保安官、もーちょい確認してから撃てよな……。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

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えっ、哀しい話だな……。あと、空想の世界と現実世界がいまいち融合できてなくて、二本の映画を順番にちょっとずつ観てるみたいだった。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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現代の御伽噺。美しい。素晴らしい。人魚姫伝説を下敷きにしたうえで反転させたようなプロットが好き。

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

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ストーリーは正直……だったけどアクション凄かった、気持ち良かった。そして鳳暁生、もしくは日向紀久に続く逸材が韓国映画界にも……!!とめちゃくちゃ胸が熱くなった。私にとってのこの映画のハイライトはあそこ>>続きを読む

[リミット](2010年製作の映画)

3.0

ずーっと電話してるので肝心の「閉じ込められてる感が薄い」とか、ヘビどこから入ってきたんとか、めちゃくちゃ酸素豊富やなとか、とはいえこういうバッドエンドは好きやなとか、呑気なエンディングテーマは皮肉が効>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

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可もなく不可もなく。グロ描写、どうせやるならとことんやって欲しいのに、肝心のとこ映さなかったりして(映せないんだろうけど)、なんだか消化不良です。半年も経てば全部忘れそう。で、これ先住民族への偏見の助>>続きを読む

オーガストウォーズ(2012年製作の映画)

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母の姿に、己の心のヒーローであるロボットの姿を重ねる息子の姿にはじんわり泣けたし(正直あの演出はいまいち上手くいってないと思うのだが、まあ)、軍の協力があっただけあり戦闘シーンもさすがの見応え、また女>>続きを読む

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

テロリズムを許せない、許してはならないというのは前提として、しかしテロリズムに身を投じる者の多くはこうやって神様のもとに行けると信じているごく普通の若者たちなのだということを忘れてはならないと思った。>>続きを読む

ドアロック(2018年製作の映画)

3.0

もうちょい面白くできたやろ……とは思いつつ、最初の最初から畳み掛けるように「女が日常的に感じている恐怖」をしっかり描いてて(夜道で後ろから来る人を警戒してしまうとかエレベーターで男と二人が怖いとか客に>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

5.0

原作未読。煙草が少しずつ灰に化していくように、または夕日が少しずつ地平線に沈んでいくように、不穏な予感がじわじわと映画全体に侵食していくのが堪らない。それになんと言っても映像がいい。村上春樹原作作品と>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

5.0

ただのキラキラ女子……と見せかけてかなりの傾奇者の主人公の信念の強さ、心根の美しさに加え、ホンモノの女の友情、連帯をこれでもかと強調してくれて本当にありがとうって笑顔のまま泣いてしまった。あと自分でも>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

3.0

決して嫌い、ではないんだが、というかこの監督の映画はすごく好みなんだが、今泉作品って結局のところ毎回同じ食材を味付けだけ変えて出してる印象が自分的にはかなりあって、いい加減飽きてきたなあと……。下北沢>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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普通にまあ面白いんだけど、私がキングスマンに求めてるものはこれじゃないんだよなー……。

晩春(1949年製作の映画)

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この映画、一見ハッピーエンド、原節子の成長譚のようでいて(「結婚してこそ1人前」の時代なので)、実は小津による究極の「結婚とか人生設計に他人が口出すなや可哀想やろ」という告発ムービーだと思うんだけど穿>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

5.0

人生における苦役と理不尽のフルコース〜他者からの明確な悪意を添えて〜って感じなんだけどめちゃくちゃ背中を押されたし元気を貰えたのは何故だろう、同じく胸糞ながら大好きな邦画「岬の兄妹」もそうだったけど主>>続きを読む

アジアの天使(2021年製作の映画)

5.0

生きててよかったと私も勝手に決めようと思うし、それはそれとしてこの映画はめちゃくちゃ良かった。