映画評で避けなければいけないことは、映画で語っていないことを批判することである。語らないことの批判は評者の不満でしかない。また映画で何を語るのかはあくまで制作者の裁量である。だから、観るものも評するも>>続きを読む
disney4.0
1.0女の子は白馬の王子に見初められる
2.0女の子は能動的に世界に飛び出し
3.0女の子は社会を変えるようになる
4.0そして革命へ
人は願いを差し出す代わりに、政治は安寧と安>>続きを読む
まごうことなきフェミニズム映画で本当によくできていたと思う。男性社会の抑圧というものを諧謔的に示唆的に描いている。しかしそう単純に書き示していいのだろうかという思いがあって再見の必要性を考えている。>>続きを読む
私達は反差別たるスタンスを自覚するために、ラベルをつける。L,G,B,Tと。しかしそのラベリングは、私と彼らと言う具合に、本当は隔つことのための処置ではないだろうか。彼らを分かった風になるための所作と>>続きを読む
傑作です。
冒頭から、ゴジラのあまりの強さの描画に、観ている私たちを無力感に苛まさせるほどです。
特撮パートの素晴らしさはもとより、ゴジラシリーズで初めて、人のドラマの部分で泣かされてしまいました。>>続きを読む
東野圭吾の推理小説でさんざん描かれた世界。ストーリとしては平凡。ならば、絵で見せるか、演技で見せるか、どちらも私には響かなかった。
前作の悪ふざけがなくなった分、よくありそうな映画になりました。
エンターテインメントとして突き抜けている。
漫画を映画にする恐ろしさ。漫画からのファンは漫画の世界観をそのままスクリーン上で没頭できるかもしれないが、映画から初めて漫画の世界観にはいる観客は、特に実写>>続きを読む
これと前後して観た「枯れ葉」はなにもない引き算の極地のような映画だったが、パーフェクト・デイズも一見そう見える。そして小津が小津である所作の、反復を小津の申し子たるヴィム・ヴェンダースは、主人公の毎日>>続きを読む
アカデミー賞監督賞のノミネートに、「バービー」が漏れていて意外な感じがしました。ただ、「哀れなものたち」が「バービー」と低通するテーマを持っている中で、前者にお株を持っていかれたのかなあと思います。ど>>続きを読む
静かな映画である。そして多くのこれまであった恋愛映画には左様ならをする映画である。強迫性障害と生理前になると気持ちが乱れてしまうという一対の男性女性が出会うべくして出会う。そしてどうなるか。男性と女性>>続きを読む