parsifal3745さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

メッセージ(2016年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

巨大な縦長楕円体の宇宙船12隻が空中に浮かんでいる。まず、地球の科学技術で、解読できない宇宙船、生命体だとしたら、地球よりも進んでいると仮定するのが通常。世界の存続にも関わるとしたら、まず政治家、科学>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 レビュー評価が高めなので初めて視聴。確かにアン・ハサウェイの高級ファッションの着こなしが素敵で、女性の憧れを体現するような映画かと。ミランダの第二秘書に収まるも、不可能に見える雑用を如何に可能にする>>続きを読む

突撃(1957年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 第一次世界大戦の西部戦線、フランスVSドイツの塹壕戦が舞台。一たび、塹壕を出れば機関銃の掃射に会い、膠着状態が続いた戦場。蟻塚と呼ばれる丘を抑えるための無謀な作戦。将軍の指令は非情で、作戦に反対する>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

 レビューの評価が高いので初めて視聴。実話に基づいたストーリーということだが、ギャングが、どのようにお金を稼いでいるのか、どんな生活をしているのかがわかった。実話ということもあってか、普通の人が汗水た>>続きを読む

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

 これも30年位前に見て以来の視聴。名戯曲ということで、少し期待をしてみたが、あまりピンとこなかった。マーロン・ブランドとビビアン・リー、その周囲の人たちの演技は、素晴らしいと思って見ていたが、ストー>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

脊髄損傷で四肢が麻痺した城に住む富豪の青年パトリックと、彼の介護に雇われたルイーザの物語。泣ける映画に推奨されていたので視聴したが、いまいちだった。事故以前の自分自身とのギャップに耐えられないので、6>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

30年ぶり位に視聴した。今となっては、東西冷戦の対立構造とは状況が異なってしまっているが、東側、西側それぞれの人物の本質、言い分に対する強烈な皮肉が込められていて、軍拡競争に対するキューブリックの考え>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 フルメタルジャケット→完全被甲弾。鉛剥き出しの弾は、人体に入ると変形が大きく、深手を与えるので戦場では、完全被甲弾を通常使用するということらしい。自分が、この演題から受け取ったのは、戦争のために洗脳>>続きを読む

グリーン・ゾーン(2010年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

 米軍がイラクが大量破壊兵器を持っているという理由で侵攻したのに、大量破壊兵器がなかったことを題材に作った映画。フィクションということらしいが、まるでノンフィクションかのようなリアル感があった。
 実
>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.7

 20年以上も前に見て以来の視聴。キューブリック作品は、その頃、まとめて見ていたが、若造だったので面白さが理解できていなかった。今回、久々に見て、記憶に鮮烈に残る作品だと感じた。
 まずは、優雅で楽し
>>続きを読む

切腹(1962年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

脚本に弛緩がなく緊迫した展開で、良い時代劇だった。派手な殺陣とかは、それほどない。津雲半四郎が、どのような思いをもって、切腹をしたいと申し出たのかが、次第に明らかになっていく。
 仲代は鬼気迫る演
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

U-Nextで評価が高かったので見ました。正直期待はずれ。ストーリーが粗くて、都合よすぎ。NASAの研究所へ至る過程、身体検査や訓練や学習もほぼ無しでいきなり宇宙飛行士で出発するのは無理でしょ。機器も>>続きを読む

スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

カウボーイは、今となっては過去の遺物。アメリカの開拓時代の古き良き時代だが、根本をなすメンタリティなのだろう。1950年代に見た月へ行く夢を38年後に実現する。
 還暦を過ぎた高齢者のダイダロスチーム
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 ゴジラの出現を通して、想定外の事態が起こった時に、政府や軍はどんな問題を抱え、どうなるかっていうのが主題かと。日本の縦割り行政の弊害、誰が責任を取るかという責任問題、リーダーが亡くなった時の対処等、>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 実話に基づいていない作品。「万引き家族」と似ているなあって思った。妻の双葉と夫の一浩は、本当の夫婦関係だけれど、夫が失踪していた設定。娘の安澄は夫の元妻の連れ子、夫が失踪中に面倒見ていた鮎子は、夫と>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

3人の主な登場人物が、階層化されていることからも、アメリカ社会の縮図を描いているのだと思います。ジミーは、政治、暴力、権力の象徴。ショーンは、アメリカの中産階級、知的な存在、一般市民。デイブは下層階級>>続きを読む

トゥルー・クライム(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッドが演じるスティーブは、かつてはニューヨークタイムズの敏腕記者だが、飲酒や女性問題で閑職に追いやられ、間違った記事を掲載したりして、妻との関係が破綻しかけ、今でも女性とみれば口説きまくる破>>続きを読む

タイトロープ(1984年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

 イーストウッドは、妻が出て行って離婚し、二人の娘を育てているブロック刑事役。この時期、一度めの奥さんとの離婚話が出ているはずなので、本人の体験も色濃く反映されているように見えた。イーストウッドは、自>>続きを読む

ガントレット(1977年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

当時、愛人のソンドラ・ロックとイーストウッドとが、警察に追い回されながら腐敗した上司を告発(復讐)するために、パトカーやバイク、貨物列車、バスに乗り換えて市庁舎を目指すロードムービー。「ゲッタウェイ」>>続きを読む

アウトロー(1976年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2度目の視聴であるが、改めてイーストウッド映画のすばらしさが詰まっている映画だった。反戦思想、弱者を守るための戦い、様々な人との共生、正義の仮面をかぶった悪人への憎悪、女性に積極的な強い男等、後期の作>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

5.0

 初回は、レビューを見て、評価が二つに分かれていたので様子見していたところ、YouTubeのツッチさんやたてはまさん等のレビューを見て、映画館で見ることにしました。マトリックス三部作は、自分が一番凄い>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最初に違和感を感じて、印象的だったのは、家福が演出家になって本読みをする時に、意図的に棒読みでゆっくりと練習させること。そのリズムは、家福とその妻、音との会話にも相似的なものが見られると共に、それ以外>>続きを読む

|<