pekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.5

前半は追い詰められる感じでひたすら怖くて辛かった。(演出的には狙いどおり)
とても切ない映画であった。

たぶん大作なのだろうけど、観てるのがしんどくて、自分には好みではないんだろうなあ。

ブラス!(1996年製作の映画)

4.0

激しく久方ぶりに再視聴。
勝てない大きな相手と戦い続けて疲弊し希望も失いつつある炭鉱夫たち。素晴らしい演奏と切実な現実とのギャップ。
急激な変化で社会が壊され失業にさらされることで、結束の気持ちも、人
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.9

薄明の中の馬との映像がとにかくきれい。
馬ともきちんと繋がれる人たちは家族ともきちんと繋がれるのかなとか。人との繋がりがあたたかい。
あんな景色の中を馬と一緒に走れたらただそれだけで幸せな時間といえそ
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ドーンウォール(2017年製作の映画)

4.2

とにかくすごい。
(当たり前なのだろうけど)あんなに何年間も準備に時間をかけていることにも改めて驚き。途絶えない情熱もすごい。何もかものレベルの違い、トップクラスになる人たちの一端を見た感じ。

突き
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

すんごい面白かった!
久しぶりに観た上質のミステリー映画!という感じ。
キャストも舞台も豪華で、ちょっとクリスティ的な古典的な雰囲気と懐かしさもあって良い。ウィットにも富んでて、最後まで楽しめる!(お
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.8

子供向けの映画なのだろうけど、面倒くさいこと考えないで、シンプルに楽しめる。いわゆるジュブナイル映画の王道かなと。
「スタンド・バイ・ミー」×「E.T.」。
ジュラシックパークよろしく子供たちが頑張る
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テンプル・グランディン~自閉症とともに(2010年製作の映画)

3.8

実話ということでまずすごい。
クレア・デインズもとてもよかった。
自閉症もいろいろなのだろうけど、生活のしにくさ?の一端を少し理解できるような気持ちになる。
周りに理解者がいることは誰にとっても大切だ
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オキシジェン(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

置かれた状況自体はだんだん想像のとおりに展開。
情報不足の中、密室内で酸素不足からどうやって助かるかということよりも、最終的な登場人物の人間関係が存外SFなのが面白くよかった(+0.2)。
母親は生き
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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

1.5

デイヴィッドかわいそう。
無駄に長いし無駄にキャストが豪華。
エイミーアダムスとジュリアンムーアに免じて?+0.5。

トライアングル(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ぐるぐるぐる…抜け出せない恐怖。絶望的。
観終わってみると上手につくられている。
死神を騙す、、、。
後味は、全く良くない。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半、聴覚を失うことも辛いが、最後のルーとの別れもさらに辛い。
当たり前に持っていたものを誰のせいでもなく突然失うこと。世界も一変してしまうこと。
元どおりには戻せないものがあること。元どおりが最善ば
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.8

意外にも想像よりよく出来ていたし面白かった。
みんな善い人たちで、ディズニーの作ったモンスターパニック&コメディ青年冒険映画といったところ。邪気なく素直に楽しめる。
B級なのかもしれないけれど、地上の
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実は初めてのウッディアレン。
ファンタジーのような設定とラブコメ的要素からは想像できない予想外の残酷な結末に衝撃。
夢ではなく選んだ現実の厳しさ。
でもこの最後の切なく残酷な現実が、映画を最後にリアル
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

複数人でタイムループにハマっているというのが新しい設定。
ナイルズが告白するシーンに価値がある。
「恋人たちの予感」の最後のビリークリスタルの告白シーンを彷彿とさせるいいシーン。

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.5

豊かな人生を生きる義務。
どんな風に余命の日々を過ごしたいか考えてみることはいいことかも。

ワンコは一緒に行くのだね。

CUBE(1997年製作の映画)

2.8

メジャーな割に好みでないため観てこなかった系だけど、Netflixで目につくところに置かれていたので一度観てみるかと視聴。でもやはり1.5倍速で視聴(申し訳なし)。

ワンシチュエーションムービーとし
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラブコメといえばそうかもしれないけれど、ラブコメというより、フィルの気持ちが変化していく姿がなるほどと思わせる。

毎日毎日抜け出せず繰り返される今日という日。利己的なフィルから少し前向きに、それから
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.1

久しぶりになぜか観たくなって再視聴。
ラストを知っているからか、久しぶりに観たせいか、以前の印象より、マルコムというよりコール少年を描いた映画の印象。
最後を知ってても最後まで面白く観られるのはひとえ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

この監督の作品は初視聴。
シュールな設定に興味引かれて観てみたものの、もっとストーリー展開重視の映画かと思いきや、想像外の雰囲気の映画でちょっと衝撃的。
特に前半はかなり衝撃的な映像も多く、極端な表現
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.1

素敵な映画でした。
孤独で無益な老い先の毎日を過ごす偏屈な老ぼれ俳優(自分の老いぼれぶりを全く理解していない)が、思い出の場所を辿りながら、人生の価値を見つけ直した大逆転の一日。ある種のロードムービー
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

90分、テーマの割に明るくシンプルな感じで観られる、ということで視聴。

人生は下らないこともクソッタレなこともあるけれど、外に出てやってみたから分かることもあるし、そうした中でハプニングもあれば、そ
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これは、戦時下で映画を作ったチームの話ではなく、立ち上がっていく彼女の話なのだということなんだなと。救いはある。でも、バックリーは”死んでしまった”のではなく、シナリオ上”殺されてしまった”という感じ>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.7

ちょっとお説教くさい気もするけど、面白く最後まで。
今この時を大切に過ごすことはもちろん大事だしそうできるに越したことはないけれど、毎日があること自体が素晴らしくて、普通の毎日の中にも素敵なことがたく
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.3

やっぱりママは強いのだ!
そして、笑える?笑えないパパ像は万国共通?

ジャックジャックも、思春期の悩めるティーンのヴァイオレットも、クソ生意気真っ盛りのダッシュも大活躍でかわいかったし、何よりヘレン
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.5

ヘレンが何よりいい。
4人揃うと最強ファミリー。でもやっぱりどこの世界も母ちゃんは強くて頑張り屋さん?
ストーリーはありがちだけどテンポも音楽もよく楽しめる。

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.6

夫婦の愛がとても素敵。
過分に脚色された父親自身の冒険譚。全てがホラではなく真実の部分が芯にはあって、自分の知らなかった親の姿を周囲の人たちから教えられる。
愛されていた父親のお話。
息子の語る最後の
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

毎日を繰り返し繰り返しやり直す中でいろいろトライしたり変わっていく主人公は楽しくグッド!で、かなり最後まで案外楽しく観ていたけれど、オチを捻りすぎたか、誕生日との関係性とかなく終わってしまったのは、せ>>続きを読む

パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.5

パヴァロッティの素晴らしき人生!

贈り物の声だけでなく、チャーミングな人柄と笑顔と行動で本当にみんなから愛されていたのだなあと。まさに太陽。
垣根を越えた音楽活動、チャリティや教育への活動などは知り
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

クリスマス × ハイスクール × ポップコメディ × ゾンビ。で、なんとミュージカルというナンセンスな組合せ。
結構グロい。グロいけど、キャラクターも役者さんも魅力的でかわいくて観ていける。
下らない
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

風に逆らって進むように、時間を逆行する。
挟撃作戦。斬新な発想!
順行と逆行が同時に展開し視点が切り替わる映像は面白くてチャレンジング。
あと何回か見ても飽きない気がするけれど、ストーリー的には共感し
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

もしかして?やっぱり?、えー!、で、どうなるの?的な感じのエンディング。
ハインラインのSF小説が原作と聞いて少し納得。
あの組織はなんなのとかやっぱりちょっと気持ち悪いとか荒唐無稽すぎるとか、そうい
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

エリックがクソヤロー映画。
ミステリ作家の頭の良さならではの話もよくできてて面白いけれど、終盤での新ネタばらし感が否めない?冒頭5秒でいいから、子供を見送るくらいの書店のシーンが欲しかったかも。

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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.8

ホラーというよりサスペンス?
一家を守り支えるお兄ちゃんはつらい。
設定にやや不自然?無理筋?なところはあるものの、映像もとても美しく、若い俳優さんたちが演じる彼らも皆本当に魅力的。(ゆえに+0.1)
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.6

離婚するのも大変なんだなと。お金も時間もエネルギーも。無駄に傷つけあったりもして。
自分的には彼女目線で、チャーリーにはあまり共感できず。
完璧に平等な結婚などなくて、ちょっとずつ(主にどちらかが)我
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.0

「嵐の中で」とのつながりから視聴したけれど、断然よい!

あんな風に亡くなって話せなかった人と話せたら嬉しいだろうなあ。
と思っていたらどんどん話が展開。
部分的にかわいそうになる人も出てしまうけど、
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嵐の中で(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ニコやニコとの素敵な思い出たちはちょっとかわいそうだけど、生まれた命、自分が産んで、あれだけ一緒に過ごした娘は何にも替えられないよねと。母の思いは強し。ニコの想いに賭けたところがあってそれはちょっとズ>>続きを読む