ぱくちーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ぱくちー

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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.0

いかにもネトフリ作品らしい、血しぶきパシャパシャな豪華キャスト&痛快アクション映画。

アクションシーンは割と頑張ってるけど、見どころはそこだけ。ストーリー展開やサミュエルLジャクソンととRレイノル
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.0

前半はゾンビ×ディストピア世界の絶望的な雰囲気やカンドンウォンの色気にやられ、体感ではスコア4.0級の面白さだったけど、今作の残り1/3の時間でこれらの満足感を全て無にするクソ展開が待っていた。

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はちどり(2018年製作の映画)

3.0

印象に残るシーンは要所要所で何個もあったけど、全体として観るとそこまで刺さらない。

「わたしたち」と同じく韓国人少女の心の機微が全く分からない鈍感野郎だったのと、全体的にリアルな演出だったのに「あ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.0

「mid90s」に続きスケボー野郎達の群像劇的ドキュメンタリー。

ロックフォードに生きる仲良しスケーター達が一人ずつ深堀されていくんだけど、黒人問題やDV、子育ての問題等、それぞれ抱えている問題が
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.5

ジョナヒルこれで初監督かい、すげーよ!

自分はmid90sをちょうど小学校低学年〜中学年で過ごしたので主人公よりちょい下世代だけど、冒頭のタートルズベットカバーやストⅡガイルTシャツでいきなり刺さっ
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ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

4.0

サム・ロックウェル主演なので鑑賞。案の定ただのサム・ロックウェル最高映画だった。

実話というのが信じられないフィクションのような話で、サム・ロックウェルは勿論、Hidden Placeでお馴染みタラ
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.5

1990年代~200年代前半の頃のワクワク感を思い出させるような良きモンスター冒険映画。
ミクロキッズ、トレマーズ、スパイダーパニックを観た時の懐かしさを感じた。

グロ表現はあるが直接的な描写はな
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

MCUで暫定ワースト。

序盤のバス内アクションでは少し期待したけど、その後はヌルい展開とヌルいヴィラン(悪い組織の殺傷力ゼロの武器はなんなんだよ、、)、ヌルい親子劇に終始し全くハネなかった。
キーア
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

5.0

アンチDC民だけど、今作はジェームズガン作品として最高に楽しめた。GOTGが万人向けエンタメの最高峰なのに対し、今作はティーン以上の野郎向けエンタメの最高峰だった。

ディズニーをクビになったガン監督
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

話の詳細は一切シャットアウトして鑑賞したので、いい意味で期待を裏切られた。
二、三捻りある展開に振り回され、ラストは度肝を抜かれつつも強烈な爽快感を感じた。エリートゲス野郎どもざまあ!

ポップな
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.0

ノータイムトゥダイと並んで、何度も延期されてキッズ達に溜息をつかせまくった2トップの1角が遂に公開!

延期を繰り返される度にハードルが上がってしまったのに対し、ヌルい展開とあまり圧巻とは呼べないアク
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.5

フライパン持ってピンクTシャツ着た変な髪型のマドンソク…こんなんジャケ借り不可避でしょ!

今作もストーリーは悪人伝より更に薄めだったけど、愛嬌たっぷりTWICE大好きなドンソク兄貴を堪能できる極上P
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.0

ザック・スナイダーのビジュアル全振り、中身は二の次みたいな作風が嫌いでウォッチメン以降観てなかったけど、今作も安定のザック・スナイダーだった。

序盤〜中盤まではゾンビ×ケイパーモノという設定にとても
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

究極の認知症体感映画。

「今は朝、夜?」「ここはどこ?」「あんた誰?」「ちょ、言ってたことと違うやん!」な感情が終始つきまとうため、頭の中が常にパニック。
アンソニー・ホプキンスの演技力も相まって、
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.5

オムニバス作品と聞いて後回しにしていたことを激しく後悔。とても素敵なコーエン流ウェスタン童話集だった。

全ての話においてコーエン濃度が高く一筋縄ではいかない。いきなりコーエン流ポップでブラックなウェ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

スナッチやロックストック大好きキッズ(ついでに言うとロックンローラもまあまあ好き)なので、今作はあの頃のわくわくが戻ってきた感じ!

ある出来事に対してドミノ的にたくさんの人物が巻き込まれていく展開を
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タイム(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

一家族の数十年に渡る映像を約80分に纏めているので、とても濃密な「時間」を今作から感じることができた。
嘘のない子供達の映像は滅茶苦茶可愛かったし、そんな子供達の成長した姿や父親との再会・対面の映像に
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.0

ウィルフェレル製作だけあってギャグ全振りでドラマ部分はおまけ程度だけど、ギャグが自分のツボと合わなかった。

女性監督でもこんなにお下品なおギャグまで撮れちゃうよ、すごいでしょ?というドヤ顔が画面越し
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.5

主演2人の関係性がとても魅力的。2人の会話はずっと見てられるし、評判の良かった銃撃戦もプロVSプロのリアルさを感じられて滅茶苦茶楽しめ、悪役の容赦ない行動にも緊張させられっぱなしで良かった。

しかし
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.0

キムダミがすごいと、テレビで中居やおぎやはぎ小木が絶賛してたので鑑賞。

たしかに一本で二度美味しいキムダミの演技は面白かった。しかし今作の見どころはほぼそれだけ。ちょっとだけ出来が良いリュックベッソ
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.0

予告編観て面白そうだったので鑑賞。
ストーリーはまあまあ良いんだけど、見せ方や演出があまり上手くいってない? 作品の求心力が弱いと感じた。そんなに衝撃的じゃないのに過剰に煽る演出は冷める。

キャスト
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.5

すごい、本家シェイプオブウォーターよりもシェイプオブウォーターしてた!

タコ=美味しい具材というなにわ的思考の愚かさを見つめ直させてくれる1本。
わくわくする驚きの映像の連続だったが、心が歪んでいる
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.0

相変わらず食い合わせが良い人と馬の実話?もの。

ノマドランド以上に驚きのキャスティングを行っており(こちらも鑑賞後に分かる仕組み)、人間ドラマ的には今作の方がノマドランドよりも濃厚だが、「作品の厚み
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.0

王道すぎる女性の成功物語。実話なので結末も想定内だけど、熱くなれる良作。人と馬の実話ものは食い合わせが良いので感動も2割増。

ある配役のみ本人が演じているのも熱いポイント。その本人の自然な演技が作
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

2.5

舞台設定や主要人物のキャラクター等が魅力的で、作品の入りにはとてもわくわくしたが、日本映画特有の臭い台詞回し、出来すぎて不自然な展開が自分には合わなかった。

「迷宮入り」とか「進研ゼミ」とか中々ぱっ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

シンプルな物語の中に、主演の演技と斬新な音響演出によりぐいぐい惹き込まれた。ラストではそれらの要素が最大限に活かされ、素晴らしい幕引きだった。

名バイプレーヤーのリズアーメッド、正直舐めてました。。
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.0

クラシックな画面や音響の演出、市民ケーンと同じく時間軸を交互させながらの物語の展開は面白く、ゲイリー・オールドマンの演技も横綱相撲的で良かった。

しかしデヴィット・フィンチャー感ゼロ。ついでに加える
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

4.0

歌って踊らなくても、クイズ番組で全問正解しなくても掴んでやるぜインディアンドリーム!な作品。

序盤からラストまで推進力が衰えずに話が進むので、あっという間だったし勢いに圧倒された。アプローチは全然違
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.0

ブルース題材の作品ということで楽しみにしてたが、期待してたのと全然違う!

音楽よりも人種差別にフォーカスされた会話劇で、演奏部分少な目な印象。オスカー候補の2人(特にチャドウィック~)の演技のおかげ
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続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

4.5

ここ数年のコメディ映画では一番の当たり。おかえり俺たちのサシャ・バロン・コーエン!

引くくらい徹底して尖りが突き抜けた笑いは尊敬に値する。ジュリアーニのくだりは驚きと緊張が相まって、唯一無二の笑いだ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

あれ、これは俺たちの知ってるあのサシャ・バロン・コーエンじゃないぞ、なんか滅茶苦茶かっこいい。。

良い役者達を揃えて良い脚本で法定モノ撮ったら面白くない訳がない!
被告側、検察側、判事側にそれぞれ存
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透明人間(2019年製作の映画)

3.0

「常に見られているかもしれない」という恐怖演出がとても上手くて斬新に感じた。
主人公と透明人間の関係性や、物語のシンプルさも丁度いい。ラストもまあまあ綺麗に纏めた感じ。

ただ、「鑑賞3日後には内容忘
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

※エヴァを今後ネバーエヴァー見返さないであろう超ライト層による便所の落書きレビューです。「あんたバカァ?」と思われるかもしれませんがご了承下さい。


プロフェッショナルの庵野回が面白かったので、直前
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ノマドランド(2020年製作の映画)

5.0

圧倒的な映像美と圧倒的なFマクドーマンド。無駄のないカットや台詞が全て心に染み渡る。
ある種の詩的な映画体験で、鑑賞後の余韻にいつまでも浸っていたくなる。

そしてエンドクレジットでとても驚きの事実が
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

まあまあ口当たりの良い料理をよく噛んで味わおうとしていたら、急にシェフがやってきて料理皿ごと下げられちゃった…そんな消化不良な映画。

いい感じのテンポでいい感じに進んで行くんだけど、起承転結の結の部
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

これは極上なドンソク兄貴のイメージビデオ(褒め言葉)。
兄貴目当てで観たので大満足!大衆が求めている兄貴の所作を、作り手側が完全に心得ている。色んな表情の兄貴を堪能でき、兄貴の笑顔のスローショットには
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