このレビューはネタバレを含みます
究極の認知症体感映画。
「今は朝、夜?」「ここはどこ?」「あんた誰?」「ちょ、言ってたことと違うやん!」な感情が終始つきまとうため、頭の中が常にパニック。
アンソニー・ホプキンスの演技力も相まって、虐待されるシーンはしんどかったしラストの幼児に返った様な泣きシーンもとても辛かった。
限られたシチュエーション、人物達だけでここまで複雑かつ展開が読めない話に仕上げたのはすごい。
オリビア・コールマンの表情で魅せる演技も素晴らしかった。
30代前半にして既に腕時計や家の鍵を年中探しっぱなしの自分はまじで行く末が恐ろしくなった。。