ぴよさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

-

ユーロスペースやイメージフォーラムで解説付きで観るような映画だった。

この監督が『メッセージ』や『DUNE』を撮るのは納得感がある。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

(IMAXレーザー3D)
為政者の観点しかないので辟易する。

ワカンダ、国連やアメリカとしか向き合ってないのでロクな国ではない。

リアリティを突き詰めるほど嘘になる。(公用語が英語だったり。)
>>続きを読む

ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

-

『ブリッジ・オブ・スパイ』と印象が被ってる。トム・ハンクスじゃなくてビル・マーレイ。

007 スペクター(2015年製作の映画)

5.0

これは良かったんだ。

タコのインパクトが強すぎて『007 オクトパス』だと思ってた。

コードギアス 亡国のアキト/第2章 引き裂かれし翼竜(2013年製作の映画)

-

ストーリー上の必然性がわからない展開で戸惑う。あと、せっかくオリジナリティのある世界観なのに他作品にもあるような用語を使ってしまうのは勿体ない。

豚と軍艦(1961年製作の映画)

-

吉村実子がデビュー作とは思えないほど素晴らしい。

今村昌平作品のエッセンスは日本よりも韓国に流れていった気がする。

深作欣二が撮ったほうが良かったかもと思ったら趣旨が変わってしまうと指摘されて納得
>>続きを読む

ナナメのろうか(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

記憶の中に滞留するような映画。

本作も「モノクロであること」に自覚的だったように思う。情報量の抑制ができている。

主観のズレを「ビー玉」というアイテムに表象させているのは凄い。

ある惑星の散文(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「映画として撮られた映像」と「映画の中で撮られた映像」がカットとして連続することに最近よく悩むのだが、本作はその問題に自覚的だったように思う。

トムとジェリー(2021年製作の映画)

-

アメリカ本国でもディズニーを著作権でイジるのか。

クロエ・グレース・モレッツはやはり石原さとみっぽい。

こういうアクションゲームあったら売れそう。

マキバオーと同じ世界観。

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

-

ともすれば散漫に広がる点が最後にちゃんと線になるのが上手かった。それでもなお、時系列を順に並べたほうが良かったとは思う。

温泉のシーンが綺麗だった。

ミヤコ蝶々が窓から覗いてるシーンが怖い。

>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

作中の創作シンデレラを全編観たい。

コードギアス 亡国のアキト/第1章 翼竜は舞い降りた(2012年製作の映画)

-

本編に対して過去なのか未来なのかパラレルなのか気になってしまうので明示してほしかった(調べればわかるのだろうけど)。

「嫌なのなら」という言い回しは「嫌なら」ではダメだったのか(聞き取りにくいので)
>>続きを読む

にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

(35mm)
「人間が一番恐ろしい」の極み。

FIXのレイアウトがすべて決まっており、奥行きの使い方も完璧。

左幸子がめちゃくちゃ上手い(銀熊賞)。

河津清三郎が映画史トップレベルの悪魔。

殿
>>続きを読む

赤い殺意(1964年製作の映画)

5.0

(35mm)
新作として公開したら海外で絶賛されそう。
タルベーラもポン・ジュノも真っ青の悪夢。

機関車と北国のシチュエーションを存分に使っている。

60年前の仙台駅。

120分越えの映画では指
>>続きを読む

ある朝突然、スーパースター(2012年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

そもそも論として、「理由なき注目」というのは成立しないのではないか。

「冷静なマスコミと熱狂する大衆」という対比はアイロニーなのかイノセントなのか。

有名になってからモノマネされるシーンは面白い。
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

(IMAXレーザーGT)
『ハウルの動く城』の人物配置で『千と千尋の神隠し』をやるのかと思ったら、『魔女の宅急便』、『もののけ姫』、『風立ちぬ』、さらには『耳をすませば』まで、ジブリ・オンパレードにな
>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

-

「美男美女に何かをやらせれば映画になる」というのではあんまりだが、ヌーベルバーグもだいたいそんな感じなのでしょうがない。

金城武が出てくるまで我慢してたら、出てきたところから更に散漫になってしまった
>>続きを読む

イントロダクション(2020年製作の映画)

-

デジタル撮影におけるモノクロ映画とカラー映画の差異についても的確な言語化が求められる。

おそらく意図的に時間の経過を読みづらくしており、それはそれで良かった。

あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

-

こういう「FIX・長回し・会話劇」の映画について的確に言語化した批評を読みたい。

面接で長々と話してそれなりに盛り上がったのに不合格にされるようなオチで、観客も時間を損した気分になる。

RRR(2022年製作の映画)

5.0

(IMAXレーザーGT)
すべてが素晴らしいが、一番上手いのは編集。

実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン(1979年製作の映画)

5.0

(35mm)
『シン・ウルトラマン』の100倍面白い。

物心つくかつかないかくらいの時に観たかった。

夜の河川敷に巨大照明を置くだけでカッコよく見せてるのは凄い。

全体的に鈴木清順みたいだった。

ルイジアナ物語(1948年製作の映画)

-

ドラマなのかドキュメンタリーなのかネイチャーなのか分からない。ワニとアライグマのくだりとか。渡辺徹のナレーションが欲しい。

やまぶき(2022年製作の映画)

-

客層が普段と違った。

映画というよりも寓話。

バタフライエフェクトであれ祈りであれ、創作では現状肯定になりかねない。

チンピラの追っかけっこがリアリティに乏しく浮いている。

『由宇子の天秤』で
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

-

(IMAX)
ゴラムのキャラが立ちすぎてるので、それ以外どうでもよくなってしまった。

敵も味方も命が浪費されていくので、逆にリアルな戦争描写ぽくなってる。

巨大な象はスクリーンでの見応えがある。
>>続きを読む

帝都物語(1988年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

(35mm)
素晴らしい偽史映画。

特撮も美術も見事なのに、嶋田久作のビジュアル力(りょく)が9割。むしろ、荒唐無稽の世界観が嶋田久作によって説得力を獲得してるとまで言える。

若い桂三枝が山内健司
>>続きを読む

ソドムの市(1975年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

(35mm)
少なくとも素人がウンコを食べるのは難しいと思う。そのため、劇中でも「ウンコのようなものを食わせている」だけという可能性。

そこから更に敷衍して、そもそも「ファシストの横暴」ではなく「フ
>>続きを読む

アラビアンナイト(1974年製作の映画)

-

(35mm)
やはりロケーション。

「演出とはこういうものだ」という説得力。

MAN WITH A MISSION THE MOVIE ‐TRACE the HISTORY‐(2019年製作の映画)

-

バンドのコンセプト上、モキュメンタリー風になってしまっているのだと思ったら本当にモキュメンタリーをやっていた。そのため、どこまで本気なのか判らず内輪向けになってしまっている印象。一見さんお断りなのか。>>続きを読む

1000年刻みの日時計 牧野村物語(1987年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

衝撃的すぎて細かい感想を忘れてしまった。

宮下順子の素晴らしい仕事。

日本が滅びる時に一本だけ映画を残すならば迷いなく本作を選ぶ。

200分を越えているが、映画3本分以上の体力を要求されるので万
>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

(35mm)
とにかくフィルムで観られて良かった。

クライムサスペンスとして最高峰ではなかろうか。「犯人を明示した上で解決させない」というアンチ・ミステリー。おぞましい。

セザンヌ(1990年製作の映画)

1.0

絵画と写真と風景動画による数少ないカットを繋ぎ、ナレーションを乗せた映像。

鑑賞料が500円だったら赦す。
ラーメン食ったほうが有意義。