ぴよさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

正しい人がいないのが良かった。

緊張感がずっとあるのもさすが。

集合住宅でマスゲームしたりカラオケするのは迷惑なのでやめてほしい(もちろん「そういうことをする人たち」という演出なので見事)。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

-

本作に限らず、過去を描くことでしか豊かさも自由も表現できなくなっているのではないか。

パトニー・スウォープ(1969年製作の映画)

-

(デジタルレストア)
久々に新鮮味を感じた。面白いかはともかく。

サブスクに入ってないことから、「配信レギュレーション」の外側にある映画だいうのが伺える。

しつこいと笑ってしまう原理。

冒頭がガ
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LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

-

主人公(イ・ジュン)が自堕落すぎる。

韓国映画はメタ展開を好む印象。

サブプロットを持て余してる。

ナイト・タイド(1961年製作の映画)

-

(復元版35mm)
「夜の潮」。

単純な話なのに捻りすぎて元に戻らないまま終わってる感じ。

やりたいことをキャストやスタッフが理解しきれなかった印象もある。蛸とか。もう少し頑張れたはず。

蝶の夢(2013年製作の映画)

5.0

生きることの意味
生きたことの証明
いかに生きて
いかに死ぬか

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

1.0

(IMAXレーザーGT3D)
パッと見に誤魔化されるが、ルッキズムとセクシズムが酷い。

メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)

-

ファーストカットとラストカットが素晴らしい。

撮影、美術、役者のすべてが見事だがストーリーの軸が浮いてしまった印象。悪くはない。

賃金体制が吉原と同じだったが、この映画が吉原を参考にしただけの可能
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなの見せられて、みんな笑わないの凄い。

反共産主義なのかと思った(目が赤いから)が、そういうことでもないのか。

『風の谷のナウシカ』にどれだけ影響を与えたか気になる。

逆に、影響元はヒエロニ
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

5.0

(DCP)
まるで自分を見てるようで辛かった。

何も残らないのではなく、そもそも何も持っていない。

彼女に嫌悪感を感じた人は、「自分は何もできない」という吐露(まさに吐いていた)に目を向けていただ
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

5.0

(DCP)
静物画のような映画。

ちゃんと面白かったので悔しい。

ただ、教養や教訓を得るようなこともない。

何も起きてなくても何かが起きているという真理。

ミラダ 自由への闘い(2017年製作の映画)

-

確定した歴史を前提に進行するので物語として読みにくかった。再現ドラマのような説明はなく、かといって実録モノのような解釈にも乏しい。劇中の言語が英語であることも主題をボカしてしまっている。

反権力の意
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恋の手ほどき(1958年製作の映画)

-

(35mm)
美術が素晴らしいのでスクリーンで観る甲斐があるものの、「上流階級の情事を映画で観る」という行為に虚しくなってしまった。

ヒロインの奔放さが魅力だが、「成長」して美しい淑女となる結末には
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エドワールとキャロリーヌ(1951年製作の映画)

-

(デジタル)
キャロリーヌのキャラが良い。

話はわかるが、趣旨がわからなかった。

魅せられて(1949年製作の映画)

-

(デジタル)
モラハラ男と地雷女。今も普通にありそう。

部屋の両側のドアで話したり、階段を使って距離感を出したり。セットが豪華。

離婚と中絶を肯定的に描いているが、女の幸せは男次第だと言う封建思想
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赤い手のグッピー(1944年製作の映画)

5.0

熱帯魚の話じゃなかった。

人が死んでも、みんな世間体と金の心配しかしないのが良い。

終盤で事の真相や人の本音などが明らかになり、印象が変わるのが良い。

撮影も安定している。

劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

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『孤独のグルメ』と同じ演出をする/させるのはどうなのか。矜持として。

ROUTINE(2020年製作の映画)

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主人公が街中でマスクしてないのが気になってしまった。

PFFサイドの評価も併せて鑑賞しないと有意義ではない。

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

エンディングが最高だったのでオールOK!

真面目な話をすると、脚本や編集が大味なところはあるので『バーフバリ』を経て『RRR』へと着実にレベルアップしてるのが伺える。

アクションやノリはキン・フー
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ランジュ氏の犯罪(1936年製作の映画)

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(35mm)
淡々としている。「殺人の理由(事情)」に寄り添ったのがエポックだったか。

有りがたうさん(1936年製作の映画)

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(35mm)
VR戦前のバス。

ありがとうさん、上原謙が演じてるせいで「ありがとうと言っておけばいいと思ってる心ない人」にも見えてしまう。

日本だと乗合バスの話もこんなに殺伐とするのかと思ってしま
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風の中の子供(1937年製作の映画)

5.0

(35mm)
子供の視点から大人の社会を描いた傑作。

父親に何が起きたかは説明されず、子供たちが聞きかじる範囲でしか判らないのが良い。

笠智衆は1シーン1セリフのみ。

突貫小僧が素晴らしい。
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ドライヴ(2011年製作の映画)

-

このくらいどうでもいいとリラックスして観られる。

寅さんとジョン・ウィックを足して2で割ったような話なのでシリーズ化しても良かったと思う。

ロックンロール・ハイスクール(1979年製作の映画)

-

(DCP)
かつて目指されていた「自由」がどういったものであるか教えてくれる。

学校を「権力の象徴」として揶揄する走りだと思われるが、本作自体が直接参照されてるとも思えず、どのように広がっていったか
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この空は君のもの(1943年製作の映画)

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(デジタル)
実話ベースで起きたことが羅列されている印象だが、そもそも現実とはそういうものだとも思えてしまう。幸せにも不幸せにも伏線なんか存在しない。

妻も義母も自分が尊重されないことに憤るが、抵抗
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ゆすり屋(2007年製作の映画)

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社会を生きることの普遍性が描かれている。

『孤狼の血』や『ヤクザと家族』よりは圧倒的に面白い。

省予算セットは真似したい。

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

橋を渡ったあとに聞こえてくる笑い声が良い。

ネックレスをプレゼントする時の目のアップが一番怖い(意図がわからない)。

一回スイッチが入ると単調なので退屈。

最後のストップモーションが見応えあるの
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スモーク(1995年製作の映画)

5.0

(35mm)
ちょっとメタ・フィクションぽいのが良い。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

(odessa)
日陰と陽だまりの映画。

ちゃんとコロナ禍を描いている。

カタルシスを廃してドラマを成立させている稀有な意欲作。

odessaの音響はスクリーンの向こうで鳴ってる感じがして良かっ
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曳き船(1941年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(デジタル)
ありふれた不倫の話。

今と変わらないモラハラ夫の愚痴を聞かされる。

「男を唆す女」と「女を裏切る男」という神話的=普遍的類型。

“話したがりほど無口なものよ”

右肩の天使(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

右肩の天使と左肩の天使について、後半のセリフが飛んでしまったので教えていただきたい。

【2002年 監督Q&A】
http://www.gangm.net/films/talk/2002/filme
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白い豹の影(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなの面白いに決まってる。

ひょっとして『風の谷のナウシカ』に影響を与えてるのではないかと思ったが制作時期が同じだった。『アルプスの少女ハイジ』のブランコも出てくる。

作中で戒められるとはいえ、
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