ぴよさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

大きな鳥と小さな鳥(1966年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(35mm)
オープニングの歌が一番面白い。

カラスはちゃんと人に懐くらしい。(知人談)

アヘン(2022年製作の映画)

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シチュエーションについて説明がないため理解しがたい。(20点の映画を5本集めても100点にはならない。)

オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)

5.0

冒頭のジャンプカットからカッコイイ。

映画ならではのストーリーとして美しい。

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

5.0

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(35mm)
今まで観てきたホラー映画で一番怖い。

全員の行動が不徹底なせいでどんどん事態が悪化していくのも見てられない。

そして、その不徹底さが作品のテーマにも繋がっている。

影響を与えてそう
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ジャイアンツ(1956年製作の映画)

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(4K)
ポスト西部劇。

パワーカップルの妻が書いたモラハラ夫の愚痴ツイートを読まされてる気分。

ジェームズ・ディーンだけ良い。あと、ギャン泣きする幼児たち。

レイアウトと衣装の配色は絵画のよう
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飼葉の種/にぎやか雑貨店(1919年製作の映画)

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(活弁:山崎バニラ)
犬がめちゃめちゃ賢いという印象。梯子を登ったり、積みわらに潜ったり。

弁士によるアーバックルへの哀悼を込めたアドリブも良かった。

ノックアウト(1914年製作の映画)

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(活弁:山崎バニラ)
チャップリンだけフルアニメーションで中割りされてるような異様さ。この頃から『独裁者』みたいな動きをしてるので、むしろ「サイレント俳優」の身振りというものが発明された時代だったのだ
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のらくろ二等兵 教練の巻(1933年製作の映画)

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(活弁:山崎バニラ)
背景動画で意表を突く演出などが既にある。

タカはリアルというか、平面の世界で唯一陰影がある。

伴奏も効果音も一人でこなす山崎バニラが凄い。

※「演習の巻」も上映

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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エンドクレジットの「(孔子)」が一番面白かった。

永遠の1/2(1987年製作の映画)

5.0

(35mm)
アイデンティティの揺らぎ。

大竹しのぶが可愛らしい。藤田敏八も良い。

配信でも何でも観られるようにすべき傑作。

「奇跡の丘」のためのパレスチナ訪問(1965年製作の映画)

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ロケハンは撮影の下見以前に、インスピレーションを得るために重要であるという記録。

カイマック(2022年製作の映画)

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ストーリー自体はローカルではないものの、まったく同じ脚本で日本人の監督が日本を舞台に日本人の役者で撮ったら監督生命が終わるんじゃないかという気がしてしまう。

海外の広さよりも本邦の狭さを再認識させら
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

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戦場における個人史。
あるいは、個人史における戦争。

「戦争状態にない」というのは、幸不幸の尺度における絶対条件であるだろう。

シリアの子供も『ONE PIECE』を知ってるらしい。

愛の集会(1964年製作の映画)

5.0

(35mm)
「ダーツの旅」や「家族に乾杯」のノリで、【性】についてイタリア国内の老若男女にインタビューして回る快作もとい怪作。

対立する意見が交わされているのが、自由に向かっていた時代を感じさせる
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マンマ・ローマ(1962年製作の映画)

5.0

(35mm)
洗練された日活映画のような味わい。

アンナ・マニャーニが演じるマンマ・ローマのペーソスとユーモアが混じり合うキャラクターが力強い。

相変わらず不思議なロケーションで撮影されている。
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天一坊と伊賀之亮(1933年製作の映画)

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2022年10月22日(土)に新文芸坐で上映されたのは1926年版。

https://amp.natalie.mu/eiga/film/802686

弁天小僧(1928年製作の映画)

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(BD)
弁士が女性だと、女型が男であることを失念するというトリックはあるかもしれない。

狂った一頁(1926年製作の映画)

5.0

(35mm)
ロメロのゾンビ映画を先取りしてる。

廊下のショットが印象的。

テキストの説明が一切なく、表現主義の邦画としては秀逸。

前作の『天一坊と伊賀之亮』(1926)では「ジキルとハイド」の
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

5.0

(IMAX)
新シリーズはゴラムをメインに据えれば良かったと思う。キャラが立ちすぎてて全部持っていかれてしまった。目も大きくて可愛い。

差別表現について論じるのであれば、ホモサピエンス型のヒューマノ
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

5.0

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(4Kリマスター)
意図的かどうかはわからないが、富裕層らしき美男美女の学生たちがセックスをしながら環境破壊を憂うのは皮肉というよりも退廃そのもの。

教会のパイプオルガンと道路のクラクションが「騒音
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湖のランスロ(1974年製作の映画)

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(4Kリマスター)
映画というよりは演劇。

甲冑がガチャガチャうるさいのが良かった。

黒澤明が『アーサー王物語』を撮ってたら面白くなったかもしれないと思った。

次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊(1954年製作の映画)

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(35mm)
冒頭の点描が浮世絵に描かれている風景そのもので感動する。

思いのほか複雑で、シリーズの繋がりも垣間見えて把握しきれなかった。筋や絵は美しかった。

続清水港/清水港代参夢道中(1940年製作の映画)

5.0

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(35mm)
まさかの転生モノ。歴史改変するところまで見たかった。志村喬の似合わない関西弁や半裸で蹲る姿が可愛い。「神田の生まれよ」の天丼も楽しい。オシッコに行きたがるチビッコが長門裕之か。

愛と激しさをもって(2022年製作の映画)

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長い。

「女性が浮気する側」というのは珍しいかもしれない。同情の余地もない。

コロナ禍らしき様子が描かれる映画としては『ドライブ・マイ・カー』、『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ』に続き
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祝宴!シェフ(2013年製作の映画)

5.0

散りばめられた嘘が束の間の夢を見せてくれる、人生そのもののような映画。

実写版『中華一番』のような趣きで、身を委ねてこそ楽しめる。

チェン・ユーシュンは存命の映画監督の中で一番好きかもしれない。
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鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

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(BD)
ここまでくると文化史資料。と思ってたら、フィルムセンター所蔵の表示。最後に出るパターンは初めて見たかも。

昔のCMを観てる気分。ノリが。

志村喬特集としてなら発見があるかもしれない。
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おしどり駕篭(1958年製作の映画)

5.0

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(35mm)
美空ひばりが橋本環奈みたいだと思ってたら『かぐや様は告らせたい』みたいなラブコメが始まったので、だいたい合ってた。

美空ひばりが可愛らしく、中村錦之助もコントが上手くてチャンバラは言わ
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スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

5.0

超カッコイイ。

この手のドキュメンタリーで、映像でも飽きさせないように作ってるのは珍しい。詳しくない人でも楽しめるのが本当に素晴らしい。

そもそもこれまでのMVもすべてカッコイイのでセンスの塊すぎ
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アネット(2021年製作の映画)

5.0

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(4K)
演出が頭良すぎる。

「とり処 鶏なか」という店は確かに六本木にありそうだと思ったら、「とり処」と「鶏なか」のそれぞれの店が都内に実在した。

本作における「子供」の問題はあらためて論じたい
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