ぴんじょんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

4.0

困ったおじいちゃんが楽しませてくれます。

フレンチ・コメディって言うとおしゃれなイメージがあります。
ジャック・タチのような。

ところがこの映画、ひたすらおバカな展開。
前半はどうもテンポにのりき
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嘆きのテレーズ(1952年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

不機嫌な美貌が素敵。

病弱で退屈な夫と、冷酷な義母との生活に打ちひしがれている若き人妻テレーズの前に、乱暴だが生命観に満ちあふれたトラック運転手のロランが現れます。
灯に引き寄せられる蛾のようにロラ
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シャレード(1963年製作の映画)

5.0

どこまでも素晴らしくてチャーミング

夫の事故死から、謎の男たちに追われるオードリー・ヘップバーン演じる未亡人を描いたサスペンス映画。

昨今のただ怖いだけの映画とは全く違います。
チャーミングでお洒
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いそしぎ(1965年製作の映画)

3.0

題名も音楽もいいけど…。

いそしぎって鳥のことだったんですね。

某映画レビューサイトを見ても、「初めて知った」という人がけっこういるようですね。
僕もそうです。
「ゆうなぎ」とか「たそがれ」とかそ
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ポーカーナイト 監禁脱出(2014年製作の映画)

3.0

いろいろ工夫してる割には…。
ロン・バールマンは割合と好きなんで、つい見ちゃった。

「痛い」系の映画で、ちょっと韓国映画のテイストを感じちゃいました。

ポーカーをしながら自らの武勇伝を語る刑事たち
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.0

運命論的なセリフが欲しかったなぁ。

ネタバレ
事故のために、コールドスリープから目覚めてしまった男の物語。
1年間の孤独に耐えきれずに、本来目覚める必要のなかった女性を目覚めさせてしまいます。

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イーグル・アイ(2008年製作の映画)

3.0

よく考えると無駄が多いコンピューター。

コンピューターの反乱(暴走)を描いたもの。

対テロ戦で判断ミスをしてしまった政府要人。
彼らを「国家の防衛」のためには弊害であると考えるAI。

ただし、A
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

3.0

好きな人しか見ないから某レビューサイトでは高評価。

ルパン三世のハードボイルドタッチの「ルパン三世」とのことでしたが、そんなに新しい視点を感じるというほどでもありませんでした。

次元大輔をフューチ
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LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門(2017年製作の映画)

3.0

グロくて嫌…。
ハードなタッチのルパン3世で、五右衛門を中心にしたストーリー展開。

ハードというのは描き方で、腕が切り落とされたり血が噴き出したりと、過激な描写が目立ちます。

でも、過激に描けば大
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アルマゲドン2007(2007年製作の映画)

1.0

B級はカルトになれず
「北京原人…」や「死霊の盆踊り」のような傑作になりえないのは、製作者がB級に甘んじてしまっているから。
どうせB級だもんねと思って作るから見る方もB級感を持ってみてしまう。

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ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>(2015年製作の映画)

3.0

ティーンエイジってところが大事。
『ミュータント・タートルズ』の続編である。
でもどうして1作目は『ミュータント・タートルズ』で2作目は『ミュータント・ニンジャ・タートルズ』なんだろう。

完全に前作
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.9

カメさん、がんばれ。
モーションキャプチャーのタートルズや師匠のネズミはちょっと気持ち悪いかな。

でも、単純な勧善懲悪の物語に、「カメたちがんばれ!」と素直に声援を送ってしまいました。

製作が『ト
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.0

この作品の目指すところが分からん。
監督は『銀河ヒッチハイクガイド』や『リトル・ランボー』のガース・ジェニングスらしいけど、なんでこの程度のアニメを作っちゃったんだろう。

歌の好きな動物たちが集まっ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.0

あの時代の男子、女子って…。
昔、オールズバーグの名作絵本を原作にした映画がありました。

あちらは、ボードゲームのイベントが現実に起こってしまうというお話でしたが、こちらはゲームの中に入り込んでしま
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

ワンアイデアを見事に生かす。
日本のラノベが原作なんだそうですが、日本的な変な情緒が表出されず、とても爽快に見られました。

トム・クルーズの好演のおかげかもしれませんし、原作のアイデアが見事だったお
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

進歩はないけど、ぼーっ見るにはいい。
内容は前作とほとんど同じ。

ひたすら敵を倒していく。

主人公のジョン・ウィックが強くて、やられないことが分かっているから、安心して見ていられました。

ラスト
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

な~んにも残んないけど、それでいいのだ。
テレビの「必殺シリーズ」を思い出しました。

殺しのプロが、悪い奴らを次々とやっつける。

荒唐無稽だし、たくさんの人が死ぬけど、ゲームと同じで人が死んだとい
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

5.0

なんと美しいアニメーション。

こうした作品をスクリーンで見られることの幸せを感じました。

王子様をとりまく三つの話のオムニバス作品。
古代エジプト、中世フランス、近世トルコ。それぞれの時代の王子様
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

2.0

命をもてあそぶ感じが不快。
前作もひどかったけど、本作もひどい。

勝手に恐竜を復活させといて、火山の噴火から救おうとか何とか…。

馴らした恐竜に助けてもらったり、クローン技術が恐竜だけじゃなくて…
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

出てくる人物みんなアホ。
かつての『ジュラシック・パーク』では恐竜をスクリーンによみがえらせただけでも驚異であり、インパクトがありました。

そのうえ、マイケル・クライトンの恐竜復活の科学技術がどこま
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.0

スピルバーグがこれじゃいけない。
スピルバーグともあろうものが、なんてこんな映画を撮ったんだろうという気がしました。

全く子どもの映画じゃないですか。
子どものための映画じゃないです。
子どもをバカ
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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

5.0

あなたの知らない世界を覗かせてあげる…。
もう、何度も繰り返して見ています。
衛星放送で放送していたので、久しぶりに見ましたが、やっぱり面白い。

キャラクターがくっきりと描かれていること、台詞回しの
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.0

コメディ版『ニュー・シネマ…』ですが。
映画草創期、サイレント映画の活動弁士を主人公にしたドタバタ活劇です。

活弁という映画文化は日本独自のものだそうで、起源を訪ねると、歌舞伎や浄瑠璃の語りに求めら
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

5.0

違和感のないアメリカ製日本民話
昔の日本を舞台にしていますが、アメリカ製の人形アニメーションです。

折り紙を操る少年クボが、見守り役のサルとカブトムシに助けられながら両親を殺した祖父への仇討をすると
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ブラジルから来た少年(1978年製作の映画)

4.0

ナチズムはグロテスクな老人の夢
以前、交流のあったブロガーさんから紹介されていた映画でした。

題名はちょとのー天気なんだけど、それなりに怖い映画。

SFというかサスペンスというか。
ヒトラーのクロ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

5.0

面白うて、やがて恐ろしヒトラーさん。
ヒトラーが現代のドイツにタイムスリップしてきちゃうというお話。

かつての独裁者が現代ドイツでその思想を語り始めても、ブラックジョークとしてとらえられ、かえって喝
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ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ(2018年製作の映画)

5.0

芸術は個人を解放するから危険視される。
ドキュメンタリー映画です。

ここのレビューアーさんがた、なんだか、エンタメを期待しているようですが、それを期待しちゃいけませんよ。

メインに語られるのは、ヒ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

5.0

美しい海と光
南太平洋を舞台にしたアニメーション。

命の源とも言うべきテ・フィティの心が盗まれたためにしだいに滅亡に向かう島を救うため、心を盗んだ張本人マウイを見つけだし、ともに、テ・フィティの心を
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クリスティーン(1983年製作の映画)

4.0

アメリカ版付喪神
スティーブン・キング原作のホラー。

本作、クリスティーンという自動車に関わると不幸が訪れるというお話。
日本だったらさだめし妖刀のたぐい、付喪神のたぐいのようなものでしょうか。
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

5.0

「寅さんがいてくれたらなぁ。」

映画としてどうこう言う前に、そう思いました。
そして、それがすべてだと思いました。

単なる寄せ集めじゃないかとか…、
満男の初恋その後なんかどうでもいいとか…、
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

5.0

熱い!オヤジ祭!(これ、公開当時に書いたものです…)

敬愛するレビューアーさんの熱いレビューにひかれて、また、今年入ってきた腐女子系新人の「見てきましたけど、おもしろいっすよ。」という言葉にも押され
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

5.0

いわゆる「時代が追いついた」って奴。

30年以上前、学生時代に見た覚えがあります。
当時からイベント映画として有名で、コスプレして映画館で騒いで見るというのがこの映画の鑑賞方法として伝えられていまし
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BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-(2019年製作の映画)

4.0

拾いものですよ。

昔気質のヤクザさんが、性転換させられてアイドル活動をさせられるというお話。
設定は面白いと思ったけど、どうせキワモノ映画だろうと、期待せずに見ました。
というより、キワモノ映画好き
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.9

わかりやすさを前面に出したのは正解。

妻が劇団四季の『キャッツ』を見てから、急に見たいと言い出しました。

劇団四季のミュージカルを見るまでは、映画の『キャッツ』は気持ちが悪くて…と言っていたのに、
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バーバレラ(1967年製作の映画)

3.0

サイケなエロチック・ファンタジー。

ジェーン・フォンダ主演のエロチックSF。

あの時代のチープさというかサイケデリックさが出ています。

SFというより、SF的趣向のエロチック・ファンタジーですね
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

5.0

ヲタク愛が宇宙を救うのだ。(現実でも!)

『スター・トレック』のパロディ…というか、トレッキーのパロディというべきか。

『ギャラクシー・クエスト』という人気番組があったという設定。

その役者たち
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