tomohitooguroさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.9

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20世紀少年を一言で表すとすれば「音楽が世界を救う話」

散歩する侵略者を一言で表すなら「愛が世界を救う話」

ベルモールがロケ地に使われていて嬉しかった。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

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ゴーストの愛した我が家が壊されて、その残骸と共にゴミ収集場へ行き、それが高層ビルになった。そしてそのビルから飛び降りる。そして辿り着いた過去。そこはパラレルワールドで今度は愛した我が家が壊される前に目>>続きを読む

ブラック・ビューティー(2020年製作の映画)

4.1

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ビューティとジョーのビジュアルだけでずっと観ていられる映画。全体的に展開が速すぎる印象があるためもう少し長尺で丁寧に描いて欲しかった。特にバートウィック厩舎が破産するところ以降の描写が速すぎ。
また徹
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

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恋愛に対する価値観は人それそれであり他人がとやかく言うものではない。まあ中原の考え方が一般的には理解しやすいものであり最終的には良い方向に進んだように描かれていたので良かった。
テルコの決断については
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.5

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映像がスタイリッシュで素晴らしい

今作の人間はアンドロイドみたいだと感じた。
記憶は脳の海馬が関連していると思うのだがデータのようなやり取りができるフォーマットとして海馬が機能するかということについ
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.4

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大好きなライ麦の主人公が引き合いに出していたデイビットカッパーフィールド。原作は未読のためせめて映画でもと思い鑑賞。

今作はフィクションの中で実際に起こった主人公の実体験とその経験を基に彼が書いた小
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.2

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ラストの素晴らしい掛け合いからのスーパー最高のシチュエーションでのキスシーンからのめっちゃ長い暗転からのエンドロール

最高


途中の卓球のシーンが一番好きだけどね

綿矢りさ×大九明子ってほんと良
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.2

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映画、漫画、アニメ、音楽、小説、そしてゲーム。
これらのカルチャーが好きな人はみんな好きな映画でしょう!!

一番重要なのは現実っていう主張も素晴らしい。

トゥモローランド(2015年製作の映画)

3.0

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メインビジュアルのジョージ・クルーニーなんでサングラスかけてるの?作中かけてたっけ?作品と合ってないんだよなー

今作の敵ってデイビットでいいんだと思うけど戦う意味、しかも最終的に殺す意味ってないと思
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.2

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冒頭の執拗なまでのスラッシュ描写がめちゃくちゃ効いている。あれのせいでブッチャーという殺人鬼の凶悪さが視聴者に植え付けられる。そしてスイッチした後のブッチャー(ミリー)とのギャップを面白く且つ愛おしく>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

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のん最高!

大九監督最高!

綿矢りさ最高!


もう少しドロドロしてるかと思ったけどスッキリ爽やかだった。
電気のチカチカや暗転が効果的だった。

ナルシストの男性の東京タワーでのファッションが
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

3.8

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電話交換台がまるでモジュラーシンセ!!
あのビジュアルまじでかっこいい。

podcastが好きな自分にはとても面白い作品だった。ラジオとインタビューの感じ。言葉のみで過去の体験を語るので見る人によっ
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透明人間(2019年製作の映画)

4.1

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面白い!!

テクノロジーによって透明人間になっているためすごく説得力があった。
ただし透明な時に強すぎでは?

エイドリアンの自宅が洒落てて良い。

オチは好きだが、物語の冒頭から主人公がエイドリア
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.1

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登場した芸術家について知らない人が結構いたのが悔しい。自分の知識不足に恥ずかしくなるが勉強になったので良かった。

自分は過去に憧れることがないが芸術家ってみんなこうなんだろうか。自分が憧れる過去の人
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

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ロケーションとマジックアワーの素晴らしさは前作のザ・ライダー以上だった。今作では音楽についての描写も多く、生活スタイルを問わず人の心に染み込む音楽の偉大さを再認識させられた。特に親子で連弾するシーンが>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.7

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この作品で描かれている資本主義的な食肉生産という構図は我々の世界では当たり前に行われている事実である。そしてその食肉生産によって環境破壊が助長されていることを知っておく必要がある。劇中、スーパーピッグ>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.4

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映像と音楽が最高過ぎる。特にウォレス社内部がかっこいい。主人公とジョイが愛し合うシーンの表現が素晴らしい。重低音が強調されたサウンドが多用されていて気持ちいい。

誰も自分は特別な存在なんだと思う時期
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.9

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まず言っておきたい。プロテスタントの集会のシークエンスが面白すぎて声を出して笑ってしまった。これ劇場で観てたらすごいことになってたんじゃないかな。あのシーンを見たときにこの後の展開がどうなろうと批判す>>続きを読む

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.9

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母の愛を受けなかった彼女の物語。
庵野秀明のこだわりが随所に見られる。秘密の家の美術表現や宇部市の風景。すごいもの観せてもらってるなあという感想。
ただ、冷静に落ち着いて偏見とっぱらってこの彼女を見た
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.7

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これ絶対にキャッチャー・イン・ザ・ライを意識してるよね。主人公のギャツビーなんてまんまホールデンじゃん。タイトルも似てるしな。邦題をつけるならマンハッタンでずぶ濡れてかな(笑)
「ライ麦畑でつかまえて
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.5

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主人公と妹と父親って本当の家族が演じてるみたいだね、エンドロールで震えました。つーかこの映画ってノンフィクションではないよね?ドキュメンタリーじゃないよね?そうであってもおかしくない出来栄え。

この
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

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地下室でミイラ化した母親を見つけるシーンの演出が素晴らしい。白黒映画だからこそ際立つ光の陰影が印象的だった。
ストーリーもよく出来ている。中盤以降のどんでん返しは普通に驚いて楽しめた。母親が相当なサイ
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スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

2.9

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映像はカッコイイけどそれだけだな。

韓国語以外で会話してる人達の演技がなんか微妙。

最後に主人公達は爆弾を自己犠牲の精神でコンニムに影響及ばない距離まで運んで自爆している。僕はこの自己犠牲ってもの
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

1.9

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接触感染、飛沫感染、空気感染、色々な経路がある訳だがこの作品はどれだろなー。
夢遊病なのはあの青年ってことでいいんかな。あの青年と父親は実の家族だったんだろうか。
ちょっとこの作品は考察のしがいがない
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モンテッソーリ 子どもの家(2017年製作の映画)

3.8

子供の教育が、差別や偏見のない平和な世界に繋がるという監督の主張に共感した。

園長先生の圧倒的なモンテッソーリ的振る舞いは家庭でも導入可能な示唆を含んでいたように感じる。

ドキュメントを視聴する私
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ネイサン!!あなたあんな凄いAIを作ることができるのにどうしてあんなに酒ばっか飲んでるの!?自制はできるようだからせめてケイレブと共同生活している間はシラフでいなきゃダメでしょう!!
あとさー原因不明
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0

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設定としては革新的なものではなくCUBEや四畳半神話大系などを彷彿とさせた。ただし今作は結婚もまだのカップルが強制的に自分たちのものではない子供を育てさせられるという状況が興味深かった。実際には家族で>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

5.0

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ナンセンスなのに爽やか。
おバカなのに感動的。
僕のオールタイムベストを再考させる最高の映画だった。

一歩間違えばとんでもないクソ映画。
それを絶妙なバランスとセンスで最高の映画に昇華させている。
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.4

映画冒頭で男性陣の少年期のシーンがあるがあそこに少年が5人いることが腑に落ちない。4人でいいはず。

口に食べ物が入ってる時は喋るんじゃねえよ。クチャラー集団で不快。

相手の秘密を知った時に自分の秘
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.9

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「鑑賞直後にサントラが欲しくなる映画は名作である」
これは僕の提唱している言葉です。うーん名言。
つまりメインテーマが良いだけじゃなくて作中の楽曲ほとんどが素晴らしいということ。そして作品の主張に同意
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.9

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シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観たその日のうちに観返してみた。

この作品のシンジには同調できないし、庵野監督の不満を吐き出すための作品と感じた。この作品についての印象としては今作冒頭のシーンに
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.2

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民話ベースということもあり、キリスト教徒でない自分にとってはあまり馴染まなかった。
ラストでトマシン(というよりアニャ)が魔女の契約を黒山羊と交わしていることから、実際に犯人はアニャだったというどんで
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

誰の批評も考察も読まずに自分の考えを書く。また、たった一度の観劇後の評であるため勘違いの記憶が混じっているかもしれない。


エンドロール直前のラストシーン。今後多くの賛否両論を生むであろうシーンだっ
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