端正な絵作りが素晴らしい。最後は心中でもするのかってくらいの緊張感。目の前で交通事故を見せるとかどんだけ意地悪なんだw
ママに理想の女性像を勝手に投影して身をささげて、それが裏切られたからって勝手に失望してキレてぶん殴るこまっちゃんが一番クズだと思いました。
たまに見ると痺れるほどかっこいいんだよなゴダール。活動家たちが資本主義の化身ともいえるスーパーマーケットで大暴れするところなんか、最高の革命プロパガンダシーンであろう。誰もが自らの歴史家であれ!
切り返しショットを使わない会話シーンが異様。向かい合う一方がずっとカメラに背を向けている。他のシーンでも、完璧な構図を固定カメラでやや遠くから捉える長回しが見事にキマっていた。その一方で、人物を近距離>>続きを読む
後半から物語がぐんぐん面白くなってびっくりした。セット豪華。照明が明るすぎに感じたが気になるほどではない。室内劇で5時間とか、ベイルマンはやっぱすげーーーー。
「この家だってワシの家じゃないんだ」という老人の言葉によって、この作品がドキュメンタリーでないことがわかる。しかし、この言葉は、この映画がフィクションであることも破綻させてしてしまう。作り物からも現実>>続きを読む
「お前らは011だ」という作中のセリフが印象的。太平洋戦争で0勝、朝鮮戦争で1敗、ベトナム戦争で1敗。イーストウッドは戦争に勝てなかった世代なのだ。共和党のタカ派でマッチョな映画ばかり作っているイース>>続きを読む
容赦ない展開でメチャクチャ面白かった。90分でまとめあげるこの手腕よ。作劇、カメラワークのすべてに無駄がない。
紛争、動物、祝祭といつものクストリッツァだが、審美的な構図が多く猥雑さは薄め。小奇麗にまとまっている。
叔父さんがプーチンに激似なのと、訓練教官がシャーロット・ランプリングで笑った。
子どもの映像の後に爆撃の映像流したり、ブッシュの終戦宣言の後にアメリカ兵が吹き飛ばされる映像流したり、編集が下品すぎる。意図は分かるが悪趣味だと思った。戦争を起こすのは資本家、犠牲になるのは貧乏人とい>>続きを読む
大してお金を掛けなくても、ちょっとの工夫で面白いSF映画が撮れてしまう。さすがトリュフォー。