長回しに次ぐ長回し、単調に繰返す営みの諸行無常。気がつけば過ぎ去っていた二時間半。五日目を覆う闇からの六日目の重苦しさ。その先の七日目をエンドロールに求める内にやはり劇場で1人対峙すべきだったかと思わ>>続きを読む
主人公達と同世代であるがあんな三角形であらわすような関係性の人なんか今周りにいないので単純にいいな、と思った。ただあのラストに向かうにはもう少し各々の背景描写があった方がよかったような気もする。KEE>>続きを読む
内容は酷いもんだが若きクールスの面々が見られる。教師であると同時に己の拳で相手選手を殺してしまい引退した元ボクサーでもある為、不良を殴る事も躊躇していたと思ったら舘ひろしを校庭や病院でボッコボコにする>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ずっと違和感を漂わせ一気に展開する構成で飽きずに娯楽作として楽しめたが、黒人の身体的優位性を求め乗っ取りながらも使用人を演じるパラドックス…とか、ちょっと考えさせられた。
音楽映画としてよく出来ている。しかしメンバーもめすぎ。プロコル・ハルムのシーンが好き。
導入はホラー調、サスペンスを匂わせつつも不条理なコメディで着地。役所広司を堪能する2時間弱。
娘と見に行って来た。娘曰く「なんかよくわからんかったな」うん、同感!全く受け入れられず、設定から何から諸々理解し難かった。中心に据えた歌声の力もラストの展開で興醒め。勿体ない。
カラオケの映像の最上位変換と云えなくもない程全編PVのような90年代を感じる粗い画と音とご都合主義なストーリーにグッときてしまうお年頃。
逆にこういった作品の方が作り手(監督はもちろんスタッフ、演者含む全員)の熱意が感じられたりもするよね…と久々に思えたので好かった。内容は別として。
チョウ・ユンファがどの場面のどこを切り取っても好い表情でたまらない。劇伴のちょっとヨレた音像もノスタルジーで好い。ラストはちょっと唐突だけどお洒落でニクい。
ストーリーとしては盛り上がりに欠けるが目が離せないのは内田裕也たる所以か。次々色んな人が出てくるしおもしろかった。
作為?無作為?どちらにしろ面白くは感じられなかった。人間臭さは感じられたが監督の人となりにまで想いを馳せられる程達観した視点も自分は持ち合わせていない。アフタートークにおいても脱線部分の方が興味深かっ>>続きを読む
映画館でフィッシュマンズに触れる、これで何度目かわからないが今までで1番好かったかな。自分にとって中学~高校と思春期に寄り添った音楽だった。音響の専門学校に入った当時、ZAKみたいになりたいとか言って>>続きを読む
憂い顔の富田靖子は三角座り(体育座り)が良く似合う。森田芳光監督版のほうが好み。手に取っては止めを繰り返し未読のままの原作をいよいよ読もうと思う。
こんなことになるほどの強いコンプレックスを抱えていたとは思えないくらい真っ当に暮らしていたように見えたが、一気に噴出するものなのかしら?
サイケ、で結局なんだったんだ…?ラストもあっけなし。
日陰をユーモラスに照らす人間賛歌!キュートでファニーでクスクス笑ってエンドロールのスチールで一気に込み上げ泣いた。
思ったより叙情的だなんて呑気に見ていた分ギリギリ保っていた均衡が一気に崩れてからのラストがやるせなく哀しい。ココナッツのかき氷食べたい。
オープニングはお洒落で格好良いが、出てくる人がそれぞれみんなイヤな感じでずっと不審。オチの急展開はまさに狂気、でも最後まで疑って見てしまう。
脳性麻痺者による障害者差別解消運動を行う団体「青い芝の会」を追ったドキュメンタリー。悩んだ結果、公開当時の意向を汲み字幕なしで見た。やはり聞き取れない部分が大部分であったが、伝わるものは充分あった。赤>>続きを読む
冒頭から思い描いた通りの結末、意外な展開なんかひとつも無くてもグッときてしまう。こどもはズルい。
比較的わかりやすいオカルトサスペンスといった趣。笑いもあり。葉月里緒奈の過去を欲してしまうのは野暮だろうか。
タイトルの通り。どこか漫画的な任侠映画。所々で「あ、そういえば監督は黒沢清か」と思い出させられるような要素があった。
ゴテゴテギラギラで寒々しい事甚だしい。原作読んでないけど小馬鹿にしてる感じすらした。
最後の長回しは言わずもがな、全編見ていてどうにかなってしまいそうだった。魂の焦げる匂いがした。
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前作より重い展開で辛い面もあったが単調な日常の繰り返しを嘆く娘に「みんなそうやって生きてんだよ」と一言で窘めた父親の日常会話がラップになるラストで和んだ。一生cloudy heartしてろなんてレペゼ>>続きを読む
カリスマと呼ばれる木を巡る人々それぞれの思惑と争い。カリスマと云うよりシンボル?と、唐突なラストシーンでこの国における"象徴という名の存在"について思った。世界の法則の回復…戦争責任?よくわからないが>>続きを読む
安い。なにしろ母親が怖い。ラストは思ったより好かった。
成功までがトントン拍子なロックバンドはしかし崩壊もあっという間。ついつい疑って見てしまうが結局悪い人は誰一人出てこずにみんなが幸せなハッピーエンドでスッキリ爽快ニッコニコ。音楽も好い。