naoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

沁みた~~~~~泣。。
主演のビル・ナイが本当に素晴らしかった。。古き良き英国紳士、素敵すぎる。。あの歌声。。あのシーンの彼の表情が本当によかった…!
理想と現実は違うし、 誓った言葉も現実によって流
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.7

介護問題に、正論はあっても正解はないのかもなあ。。斬波がしたことは肯定できることではないのに、だんだん「救いなのか…」とも思えてきて、でもご遺族(戸田菜穂さん)の裁判での叫びではっとしたり、でも他のご>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

スピルバーグ監督が自伝的作品を撮る時に、彼の人生のこの部分を切り取るというのが意外だった。それほど彼にとって、映画というものに魅了されてのめり込んで手放せなかった、映画を仕事にする前までを、大事に思っ>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.7

IT黎明期のクリエイターやプログラマーは今よりさらに純粋に開発というものに向き合っていただろうと思う。日本が今でもIT後進国なのはこういう「出る杭は打つ」みたいな国民性のせいなのかもなあ。エンドロール>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

私のバースでは残念ながら理解が追いつかなかったなあ、笑。「カオス」を盾に何でもありすぎて、観たあとに特に何も残らなかった。。
でも決してつまらなかったとかではなく、私が基本的に作中の誰かに感情移入でき
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.8

黒人差別、精神疾患、しょうもない上司、年齢差恋愛、会えない家族。それぞれ大なり小なり悩みや後悔を抱えてるし、ご機嫌な日も絶望な日もあるし。でもどうしてたって毎日は続いていくよって、大げさにじゃなく少し>>続きを読む

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.7

重いテーマではあるけど暗い雰囲気にせず淡々と流れていく感じがある意味リアルで良かった。
彼が「終わりにしたい」と言う気持ちも、彼に「生きていてほしい」と思う気持ちも、分かる。生き方に多様性が認められ始
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バビロン(2021年製作の映画)

3.5

サイレントからトーキーに移行した映画史における激動の時代。まだ規制もあまりない時代の酒池肉林具合笑った。金酒薬セックス全ての欲望大集結。コカインどこにでもありすぎ。
過去になるものがあって今があるし、
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

美しくて閉塞的な島で絶望した孤独な自己中おじさんたちの終わらない内戦の話←
かなしーーーーーずっと悲しかった。。
ふとした時に、毎日同じパブで同じ人たちと同じような日々を過ごしてるけどこれだとこのまま
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.7

アメリカで大きなムーブメントになった#metoo運動の発端になったNYタイムズ紙の記事。当時かなり話題になったから内容は知ってたけど、そこに至るまでのジャーナリストたちの執念や被害者たちの覚悟、とても>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.2

会社近くで復活上映してたので駆け込み鑑賞。久々のボリウッド映画、劇場で観てなかったら後悔してたかも観れてほんとーに良かった!!!戦いも悲しみもダンスも10000%の全力で「いやいやいやw」みたいなつっ>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.3

それぞれの守りたかったもの。法の上での正解って1つなんだろうか。まあ法廷に感情論持ち込まれても困っちゃうけど。切ない。
頑張って映画版としてのスケールに持っていきたかったのは分かるけど、いまいち中途半
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.8

映画業界の宝みたいな 偉大な偉大なマエストロへの、敬愛とか賛美がこれでもかって詰まってた。「ニューシネマパラダイス」は言わずもがな「ミッション」のオケが素晴らしくて鳥肌…!
ただ、3時間弱みっちりイン
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.9

実話ベースの戦争映画は、当たり前だけどどうしたって観てて辛い。ソ連は昔からイカれてんなまったく!て思ったけど戦争中はきっと日本だって他国に対してイカれたことをたくさんしてきたはず。戦争は悪。何も生まな>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.7

ドラマ版がとても好きだったので、16年間、みんなが島で生活して歳をとって太って痩せて白髪が増えてハゲて、亡くなって産まれて、本当にあの島で生きてたみたいに感じてノスタルジー爆発した。泣いた泣いた。スト>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.3

かなり設定複雑だけど説明は潔く削ぎ落としまくっているし、会話の組み立ても独特だし、なかなか難解で人を選ぶかも。
生と死、有と無、終と始。ヤンの優しくて美しい走馬灯を静かに覗き見る哲学映画。

「メイメ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

元々めちゃくちゃ好きでなので、好きすぎて観るのちょっと恐かったくらい。
原作を初めて読んだ時の衝撃とか感動とかを超えることはもちろんないけど、改めてほんとーに胸が震えた。。セリフのひとつひとつ、試合展
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

フローレンスピューちゃん目当てで観たと言っても過言ではない←
不穏系映画(?)特有の不快で恐い音とか間にサブリミナル的に映る狂気シーンとか、始まってすぐからずっと不穏で息苦しい。可愛い可愛いアリスが心
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

これは…上質ミステリーすぎる…原作も読もう。
キャスティングが良いのか演出が良いのか、難しいことは分からないけど、子役に至るまで全ての役者さんが素晴らしかった。柄本明さんとか相変わらず怪演、こわすぎ。
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.2

良い意味でも悪い意味でも、予想外ひとつもなし。ラブコメ基本形態って感じ。ラブコメって共感性羞恥炸裂しちゃうので全く観ないんだけど、そもそも設定も大人だし大御所2人の掛け合いで楽しく観れた!ビアポンやり>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

原作漫画読んでから鑑賞。原作は好き。
かなり原作に忠実で(セリフもコマ割りも)、だからこそ、永野芽郁ちゃんの違和感がどうしても拭えなくてさすがに無理ありすぎて全然入り込めなかった。。。特に声合わなすぎ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.3

優しくて真っ直ぐでちょっと変で さかなくんそのものって感じの映画。ほっこりじわん。「好き」をずっと好きって羨ましいなあ!
個人的には、映画化する必要性は特になかった気はする。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.2

んーーーーー。。。
映画1作目2作目が好きだったのでちょっと期待値上げすぎたかな。。。
犯行の動機とか背景が今までより薄く感じてどこにもしっくりこなかった。前半良かった割に伏線も特になく。映画サイズに
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

運命は、因果応報。過去と未来は必ず繋がっていて、今の自分の運は過去の自分がもたらしたもの。

伊坂幸太郎作品読み漁ってた時期があって「マリアビートル」も好きな作品だったので、まさかのハリウッドが映画化
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.5

森見登美彦作品はほんとアニメとの親和性高いなあ。世界観かわいすぎる。
夏休みに朝からプールで全力で遊んで疲れ果てたあとにおじいちゃんちの広いお座敷でお昼寝した時に見る夢みたいだった(?)

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.6

実話だからこそのラスト。びっくり。まさに「事実は小説より奇なり」すぎ。人生はやっぱり不条理。
でも、人は人を信じて、裏切られて、それでもまだ信じてるものなんだろうなと思う。切ないけど素敵だ。

フラン
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.5

年齢、職業、生理、妊娠、堕胎、同性愛、信仰。女性が抱えるいろんな要素を、日常として自然に描いていて、女性が女性のためにまっすぐに作った作品だなあって感じ。大人は意外と子供だし、子供は意外と大人だし。>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

優しい作品。是枝監督の作品はどれもほんと優しい。全員が少しずつ違うベクトルの優しさを持っていて、決して良いことはしてないんだけど 悪い人はひとりもいなかった。と思う。
私は個人的には「捨てるくらいなら
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

ほぼ名前くらいしか知らなかったけど、これが「キング・オブ・ロックンロール」と称された人なのね…めちゃくちゃかっこよかった…!
歌を歌うために生まれてきた人で、他のことは無知すぎるというかピュアすぎると
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

お仕事映画は邦画に限るなー!私自身アニメで育ちましたタイプではないし、エンタメ業界に身を置いてるわけでもないけど、今の日本で働く1人の社会人として、とても刺さる作品だった!
0→1も1→∞もどちらの仕
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アンディーがバズのおもちゃを買うきっかけになった映画って設定なので、トイストーリーのバズとは別物として見たほうがいいのね。って分かっててもどうしても違和感拭えなかったw
長い時間孤独だったバズが、仲間
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