ゆうかさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ライフ(2017年製作の映画)

3.4

ラストが良いです。他とは一線を画していて好き。
当初予想していたのは、火星の生命体の発見によって、地球の命の起源が解き明かされて云々系かと思ったら、シンプルな艦内パニックエイリアン系でした。
優秀なは
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

白昼の悪夢。予告から予想できる展開通りだけど、よく言えば期待を裏切らない内容でした。
前作の「ヘレディタリー」で、アリアスター監督の、集団カルトの無邪気?な怖さ、ドールハウス的な俯瞰図、意味ありげな記
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岳 -ガク-(2010年製作の映画)

3.0

主人公のキャラが立ちすぎていて、漫画原作か?と感じた。
山は怖い、、、本当に容赦なく人が死んでいく展開で、度肝を抜かれました。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.7

始まりから、悲惨な物語を想像していたけど、誰も自分を知っている人のいない場所を転々として、働き100万円貯めてまた、引っ越す物語。

長居していくと、干渉されてまた拗れて、、が繰り返されますが、主人公
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ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

2.8

何も考えずに気楽に見られるSF。
男vs女を煽るフェミニズム的な映画。
特に面白くも無く普通。

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.7

静かな上質な映画。
結末を描いたものではなく、彼らの心の動きを丁寧に見せる作品でした。
終わり方にも余韻があり、ラストカットの後にタイトル(sir)を持ってくるのがグッときました。

インドに未だ残る
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.8

予想外でした。伏線はあったのに見抜けなかった。
「史上最も不快なトラウマ映画」という評は伊達ではない。今まで観た中で最も不快なのはファニーゲームですが、ビジュアルの不気味さも加点されてまあまあそれに次
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

1960年代のアメリカを舞台にしており、当時の黒人差別をテーマにしている作品。面白かった、が、まだどうしても白人の上から目線を感じる私は捻くれているのかな。素直にみるなら、主人公の粗野な白人は海千山千>>続きを読む

パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

3.3

ライトに見られるラブコメディ。
車椅子の女性との恋を描いており、そんな相手との恋愛はハードルが高い、という感じで話が進んでいくが、
この女性が車椅子テニスもやり(しかも上手)、プロバイオリニストでその
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

2.9

マッドデイモンのオデッセイ、みたいなやつを監督はやりたかったのか?
舞台が宇宙である必要性を全く感じず、CG技術とブラピの無駄遣いだと感じた。
父と同じようであったブラピ(子)が、この物語を通じて、任
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.5

初Xメンなので、設定とか人間関係とかよく分からなかったけど、分からないなりに勢いで面白くみられるのがmarvelものの良いところ。
悪に転じた強大な力、というのが、格好良いが、圧倒的すぎていまいち胸の
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.2

めちゃめちゃシンプルにいうと天才児の子育てについて。
10億人に1人の才能を持った人物は、その才能をのばす特別な環境で育ったほうが良いのか、普通の子供たちと同じように育った方が良いのか。これら2つはな
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.8

これが実話だとは驚きです。2009年当時の報道は記憶に新しいけれど、その後このような続きがあったとは。
ヒーローか犯罪人か、なんで落差のある展開。機長の動揺も丁寧に描かれておりなかなか緊張感があります
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インポッシブル(2012年製作の映画)

3.8

2004年のスマトラ沖地震の際の実話を基にした映画。
クリスマス休暇を過ごすため、タイのリゾートを訪れたマリアたちスペイン人の5人家族。リゾートを満喫するはずが、クリスマス翌日、2004年のスマトラ沖
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.3

原作本とは所々違うところがありましたが、映像化するには展開を変えるところも必要だと思いますし、面白かったです。
犯人役の俳優さん、狂気を感じさせる演技で怖かった。

続編の予告を見て、二番煎じかと思い
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ミスト(2007年製作の映画)

3.5

鬱なパニック映画。
こういう系では、展開、結末が新鮮でした。
旧約聖書的な宗教がらみのくだりは見ていて辛かった。

ニューヨーク 最高の訳あり物件(2017年製作の映画)

2.8

元妻の娘のアントニオがなんとも身勝手で腹立たしかった。

継母に誘われて楽しそうにビジネスをしていたのもどうかと思うし、
母が、怪我したことをきっかけに目をかけてくれていた継母に掌返し。
母が怪我した
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.0

ヨーロッパ系のコメディは、会話劇がうるさく聞こえがち。母国語の人が聞いたらユーモアがある会話なのかもしれないけれど、たらたらマシンガントークで同じようなことを繰り返し話しており、ややまだるっこしかった>>続きを読む

ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.0

ラブアクチュアリー的な一夜の群像劇。
皆クセがある登場人物ばかりで、また、それぞれに起こる出来事はそんな大したことではないのですが、最後に大団円で安心して見られました。
いろいろな有名人がチョコチョコ
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マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

3.6

マチルダクシェンスカヤとロシア最後の皇帝ニコライ2世の禁断の恋を描いた作品。
ニコライ2世を聖人としているロシアでは、彼のスキャンダラスな恋を描いた本作品の上映にあたって騒動が起きたとか。

エルミタ
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オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

3.3

遊園地を舞台にした王道(?)お仕事映画。波留演じる新入社員・波平が配属されたのは地元から遠く離れた土地の遊園地。
望んでいた社会人生活とは程遠い状態で腐る波平ですが、教育係の小塚さん(西島秀俊)の働き
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.0

ラストが分かっている作品なので、結末に驚きはなかったが、過程にあまり感情移入できず、感動は特にしなかった。
有村架純ちゃんはとても可愛い。が、この映画ではただの可愛いヒロインって感じ。
脚本がそうなの
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

見て良かった作品。見るべき作品。
同時に少し自分のことが恥ずかしくなりました。最初にこの映画の上映ニュースを聞いて、「観たい」と思ったのですが、その後、「この映画は韓国よりだ」とか「左翼だ」などのネッ
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.4

もう少し一悶着あるかと思ったけど、シンプルなストーリーで終わった感じでした。
大袈裟に書かず、もうチャレンジできない父の寂しさと、今までのものを手放して新しい場所に行かなくてはならない娘の心細さを爽や
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.0

ドラマ版のオールキャスト勢揃いで、テンション上がりました!
でも、コンフィデンスマンの醍醐味は、やはりダー子、ぼくちゃん、リチャード(&時々、五十嵐)の丁々発止のやりとりなので、今回、新入りの女の子が
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.8

オリジナルのハリウッド版「50回目のファーストキス」がとても好きなので、日本版はあまり見る気が起きなかったのですが、主演2人に惹かれて鑑賞。

ハリウッド版と比較して、
・ヒーローがゲスな感じに。
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億男(2018年製作の映画)

3.0

高橋一生は落語シーンも含め、演技が上手いなぁと再実感。
ストーリー自体は、終わってみるとなんだか良い話というか、まとまりがあったのだけど、最初の期待感のわりに特に大きな盛り上がりもないまま終わった印象
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.3

ベトナムの神秘的な自然風景、文化風習、豪農の絢爛な屋敷、魅惑的な女たちを写し、風の音や虫や鳥の羽音、温度や湿度までも感じさせる、大変美しい映画でした。
事件としてはショッキングな出来事も起こりますが、
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.0

原作を読んでいたので、映画単体としての作品というより、漫画の映画化という感じで鑑賞しました。
沢尻エリカのプロモーション映画という感じ。ものすごく美しいです。その美を愛でるための映画。

終盤の音楽が
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キャロル(2015年製作の映画)

3.7

上流マダムのケイトブランシェットの余裕ある美しさと、労働者階級のルーニーマーラーの若く清潔感のある美しさ、どちらもお互いを魅了するのが理解できるものでした。
マーラーがブランシェットに近づいていき、ブ
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.2

2004年に実際にあった、学生による希少本の強盗事件を映画化。
犯人たち4人の現在の姿もインタビュー形式で映しながら、なぜ普通の学生が事件に手を染めたかを描いている。

普通であることに耐えられなかっ
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.4

最初は彼が主人公かと思ったら、またツリーの受難の日々に、、、。
今回はパラレルワールドでのタイムループ。

やはり1の方が目新しさも手伝って面白かったけど、今回は母親とのやりとりもあり、ホロリとすると
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.3

昭和のホームドラマをオマージュしたような懐かしい雰囲気。
(まず三世帯住宅というところから、そんな感じ)
コメディだからライトに見られるし、出演者は豪華なため役者の演技見てるだけでも楽しいです。
蒼井
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コロニア(2015年製作の映画)

3.7

チリにあったカルト集団の集落、そして秘密警察の拷問場所であったコロニアディグニダ(尊厳のコロニー)を題材にした作品。
コロニーの異常な実態とそこからの脱出劇は、興味深かったが、国家さえも深く関与したこ
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