若大将オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

タラデガ・ナイト オーバルの狼(2006年製作の映画)

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グランツーリスモで盛り上がる中、ノーランもお気に入りというタラデガ・ナイトを見たい!でもない!と思ってたらAmazonでちょうど100円レンタルができて見た!

カーズでも描かれたNASCARが舞台。
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ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

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映画史に残るクライマックスからのラスト!スローモーションといえ、ショットのケレン味といえ、音楽といえ、神がかってる!

しかもこのあとのエンディングが衝撃。でもトラボルタの気持ちを考えると分かる気もす
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

今年公開された意味が分からないと言われるアニメ映画の筆頭は「君たち〜」だろうが、宮崎駿は徹頭徹尾描写が具体的。

本作は対照的に抽象的な時空間を舞台に概念がひたすら語られていくのでよく分からない。「君
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

ベタだけどベタをやりきってくれるスポ根レース映画!

というか車がスピードを出してるだけで何でこんなに面白いんだろう

ニール・ブロムカンプらしいレーシングカーのフェティッシュな描写が良かった。マシー
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.5

劇場公開作品を見ると見慣れない作品があり、何だろうと見てみると何とリチャード・リンクレイターの新作じゃないか!

リンクレイターにしては評価はあまり高くなかったようで4年経ってようやく日本公開した作品
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シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.5

子供達がひと夏で演劇のキャンプをして公演をするシアターキャンプの映画。サーチライト・ピクチャーズらしい作品だけど期待しすぎたかも。

モキュメンタリーという手法をとってる本作だけど、その視点がいまいち
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愛のメモリー(1976年製作の映画)

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めちゃくちゃめまいだった。脚本ポールシュレイダーとデパルマによるめまい。クライマックスにかけてのめくるめくデパルマ節とムードを音楽で決めてるところは流石に面白い。

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0

どうしてこうなってしまったんだ…と目を覆い隠したくなる83分。冒頭からタイトルが出るので、ケネス・チェンバレンが殺されてしまうというのは分かっているけど、あまりの理不尽さと信じられなさでショックを受け>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

ウェスらしいモチーフに溢れた作品。

早熟なキッズたちの交流や反乱、シュールなユーモア、異様に台詞回しが早い。そして何よりパステルカラーでどのカットも絵になるかわいくてオシャレな世界観、洗練されたプロ
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

4.0

近年の山田洋次作品では出色の出来!
「キネマの神様」「お帰り寅さん」は力が入った集大成のような作品。その前の「家族はつらいよ」にしてもそもそもは「東京物語」のリメイクという挑戦から始まったものだった。
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

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久々に見たけどリッチー(ルーク・ウィルソン)にガッツリ感情移入して見ちゃった

マーゴがあぁなったのも分かるし、再会するシーンをスローにして印象的に描いてるからこそ後半の展開に効いてくる

鷹のモルデ
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アフター・アワーズ(1985年製作の映画)

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スコセッシによる長い長い1夜の不条理劇。

どこにでもいるサラリーマン(ワープロのプログラマー)が仕事帰りのニューヨークの夜に体験する不条理。

コーエン兄弟やフィンチャーの「ゲーム」っぽさがある。
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バービー(2023年製作の映画)

4.5

ピンクに包まれたバービーランドと人間界を舞台にバービーが、ケンが、そして我々人間が何故生まれ、君たちはどう生きるか?を問う!

女性映画の文脈で語られる作品であることは間違いないが、なりたい自分になる
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

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陽のパワーに満ちた「ブックスマート」から一転、陽に見えるが陰に満ちた本作を作ったオリヴィア・ワイルド。

まさかジョーダンピールのような社会派スリラーだとは思わなかった。

50年代の古き良きアメリカ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

面白かったけど、ピクサーならもう一押し出来るはずと思ってしまう。普通に泣いてますけどね

エンバーやウェイドのキャラクターは良かった。エンバーが本心を明かすところは「そ、そうだったのか…」と驚いたし、
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

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そこからを描かんのかーいと思ったけど、普通にほっこりする短編

というか終盤にエリーへの想いとあの音楽流されると勝手に涙腺にくる

しかも日米両方のカールじいさんの声優を務めた方が亡くなったということ
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ミラノ、愛に生きる(2009年製作の映画)

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冒頭がサクセッション(ドラマ)みたいだなと思った。
撮り方や編集のキレはさすがグァダニーノという感じだった。突拍子のなさ、どうしようもなさとかも。
食事もラブシーンも官能的に描いていたりは見どころがあ
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ニューヨーク・ニューヨーク(1977年製作の映画)

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スコセッシが挑んだ往年のミュージカル映画。ミュージカルシーンは面白いし、個々の場面も面白い。後はララランドの完全な元ネタとなっていて、指向が同じだからというのもあるけど、ストーリーだけでなく印象的なカ>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

な、なんなんだ!

用事があるので何となく時間が合った本作を見たら、子供のピュアがゆえの残酷さが剥き出しになる"イノセンツ"が描かれるやつね…と思ってたらまさかの今年1のバイオレンスムービーやないか…
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

これぞ娯楽映画の王道!というかキートンに連なるアクション映画の王道。もしくは本作はほぼ説明するのが難しいというか意味がないので純粋な映画言語を見る映画とも言える

ただアクションを見てるだけで面白い。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

始まりを告げるサイレンの音。冒頭主人公の宮崎駿少年が階段を登ってくるカットの迫力の凄まじさにおののく。そして驚愕の大平晋也パートを経て、タイトル「君たちはどう生きるか」

こんな映画は見たことがない。
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カムイの剣(1985年製作の映画)

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表現の塊のような作品。音楽とケレンのある演出と表現で思わず笑ってしまうほどすごい。伝説のアニメーターたちが繰り出すシーンの数々。

忍びの話かと思ったらアメリカや日本史まで絡んできてスケールが壮大にな
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パイレーツ・ロック(2009年製作の映画)

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海賊ラジオをしていたという実話は知っていて、この映画で身も蓋もなく最初と最後にテロップで説明していて、なるほどこんな手法もあるのかと思った

ロックがどんどん流れていくので単純だが映画として楽しいし、
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

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ストックホルム症候群を描いていて、本当は逃げた方が良いんじゃないか、信用できる人間なのかというのが葛藤になっていた

これが別に近所のJKシモンズだったら何の問題もないわけで

逃亡犯だからこそ5日間
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ナッシュビル(1975年製作の映画)

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長尺なのとアルトマンの特徴で一本の明確なストーリーラインがないため、見るのに集中力が必要。
だから映画館で見たかった
歌も多いのとキャラも多いのと後は皮肉というか嫌味というか笑
70年台のフィルムの質
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

うーん可もなく不可もなくというインディ・ジョーンズ

アバンのバイク、列車アクションは流石に面白いし、その次のアメリカパートも面白かった(ただ長いのでアバン丸ごといらなかっま説)

でもこれはインディ
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

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インディ5の予習で見た。これだけ過去作で見てなかった。思ってたよりは面白かったけど、マンネリ化というのが一番かな。宇宙人も出てきてスピルバーグも手癖で撮ってる感。
運命のダイヤルはもっとそういう感じっ
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ストロボ・エッジ(2015年製作の映画)

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今見るとヒロインが有村架純で、サブで山田裕貴、黒島結菜が出てくるので見ててお得感がすごかった

漫画のコマ割りを模したスプリットスクリーンがなるほどと思った

あとは漫画を映画にするのって急な展開の連
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Mr.ディーズ(2002年製作の映画)

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良くも悪くも大らかなアメリカンコメディになったオペラハットのリメイク作

アダムサンドラーの大らかさ、アメリカの大らかさを楽しむ映画だ

社会派要素はかなり薄れ、フォレスト・ガンプのような聖痴愚(ホー
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ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

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スコセッシの青春。
そして厄介な弟分、友人というモチーフ、突発的な暴力、ロックとスコセッシ初期の代表作だろう。
石井聰沍(岳龍)監督が「アメリカン・グラフィティ」の裏面と言っていたのは言い得て妙だ。
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

衝撃の作品。こんなアニメを実際に見れるのが信じられない。
ストップモーションアニメは労力が目に見えて分かるから、それだけで見応え抜群なところがあるが、それの手描きバージョン

本編のクリップどこでも3
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

まさにフラッシュのような快作!OPの赤ちゃん救出シーンだけで、お釣りが来るような面白さ!

スピードスケートのように滑るように走る表現や時間を戻る時、マルチバースの表現と面白要素満載だった!

そこに
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

ディズニーでいつものシンデレラ城の映像が流れる時にDisney 100と出てくるんだが、100周年に相応しい希望を提示した作品で想像してたより全然良かった!

確かにディズニーアニメを実写化した作品の
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

全年齢対象の面白ホラーだった

ホラーというジャンル、子供怖い映画の系譜、フランケンシュタインの怪物の怪奇映画の系譜と色んな切り口がありながら誰でも楽しめるようなエンタメ作にしているのが良かった

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