若大将オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

回廊とデコイ(2023年製作の映画)

4.0

小林賢太郎らしい作品

本人の言葉通り、映画らしくはないかもしれないが自分らしい作品にはなったと。まさにそういう作品としか言いようがない笑

個人的には小林賢太郎TVでは笑いという面で満足できなかった
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

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ロマンティックコメディ(ラブコメ)をメタ的に捉えた作品

小さい頃夢中で見ていた「プリティウーマン」を母親に否定されてからロマコメが嫌な目でしか見れなくなったレベル・ウィルソン

そこから事故って目覚
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セットアップ: ウソつきは恋のはじまり(2018年製作の映画)

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なかなか面白いロマンティックコメディだった

別に見た後に何も残らないけど笑、主演の二人がキュート。野球場に行くシーンも良かったし、その時ゾーイ・ドゥイッチのユニフォーム衣装かわいい

グレンパウエル
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.0

気軽に見れる豪華客船を舞台にしたミステリーも入ったロマンティックコメディ

しかしどの要素も中途半端というかこれぐらいで良いと言う感じがする

どれも拾ってるので2時間あるがこの内容なら2時間は切れた
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バッド・チューニング(1993年製作の映画)

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夏休み前の1日を描いた作品で先輩から後輩へのいびり(通過儀礼的な)が描かれる

曲ががんがん流れるし(冒頭のエアロスミスから最高)アメリカングラフィティっぽいなと思ったら、日本では新アメリカグラフィテ
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プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986年製作の映画)

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当時のアメリカを舞台に現代劇で身分違いの恋をやっていて面白かったというかうまいなと

金持ちグループとは住む世界が違う感じとか馬鹿にされてんじゃないかとかティーンっぽい

プロムをクライマックスにして
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アナスタシア(1997年製作の映画)

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限りなくディズニープリンセスものに近い20世紀FOXによる作品

ここまでプリンセスものに寄せてるとなるとあえてやったんだろうけど

こちらの方が正統だと言わんばかりにロマノフ朝のアナスタシアが生きて
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Now and Then:ザ・ラスト・ビートルズ・ソング(2023年製作の映画)

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Now and Thenがビートルズの"新曲"であるか、そしておそらく最後の曲であるかが端的にわかるドキュメンタリー

ディズニープラスで配信されてることからも分かるように、ピータージャクソンの仕事の
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ばあばは、だいじょうぶ(2018年製作の映画)

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認知症というテーマで映画作っただけの映画

というより老人対応なのかややデカめに表示されるエンドロールに象徴されるように美学が何も感じられず、これは映画じゃないと思う

映画というより芋のようだ

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暗殺の森(1970年製作の映画)

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昔からずーっと見たいと思ってて「うわ今年午前10時でやるんだ…11月…」と思ってようやく見た

映像がとにかくすごい。ベルトルッチ29歳、撮影監督ヴィットリオ・ストラーロ30歳若手による革命

堂々た
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

寄るべなき生きづらさを抱えた人による連帯、というか友達、仲間を作ろう映画になっていたし、そういう人たちに寄り添ったり声をかけることの大切さは描いていた

また台詞で大声で言ってくれるので、そういった人
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

ゴジラが出てくるところはほとんど文句ない出来で、みんな言ってるけどハリウッドにも負けない映像レベル

伊福部昭の音楽がかかるところも良かった

後は話の流れは置いとき、その時々でキャラクターたちが何を
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9時から5時まで(1980年製作の映画)

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元祖女性お仕事映画と聞いて見てみたが思ってたよりゴリゴリのコメディ笑

女性が仕事改革していくというよりはクソ男上司に文字通り一発喰らわせる的な内容

オープニングタイトルの「9to5」から軽快でかっ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

ハンス・ジマーの音楽が流れて壮大に終わるラストショットを見て少し泣いた

映画監督の作品の中には一番好きかは置いといて、気合い入れてやり切ってるなと感じる作品がある

「ザ・クリエイター/創造者」はギ
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シンプルメン(1992年製作の映画)

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ほとんど寝てたので記録

父親がかつての野球の名プレイヤーで革命家になっててそれを兄弟で探しに行くというプロットが面白そう

トラスト・ミー(1990年製作の映画)

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これは傑作

中盤までは普通に面白いぐらいだったけど、母親とマシューが酒飲み対決するあたりから特別になっていく感じ

映画好きな人はみんな好きになるんじゃないかという映画だった

台詞も面白いし、キャ
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アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

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ヒロインオードリーのキャラクターが立っていて最初からずっと引き込まれたし面白かった

しかも刑務所帰りの年上男に恋をするとか父親とか元恋人とか群像劇としてもみなキャラがあるので面白い

少女漫画とかラ
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月曜日から来た女(2005年製作の映画)

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ハル・ハートリーを初めて見た。初めてがこの作品かという話は前説でも出ていたが、「低予算のSF映画」というジャンルでこういうのあるよなと思った

機材(DVカメラ)の影響でウォンカーウァイみたいな流線が
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

5.0

こんなにカッコいい映画あっていいのか?こんなに面白くていいのか?

フィンチャーの中でもトップクラスに入る作品だと思う。全編全カット惚れ惚れする、見ているだけで面白い!編集のテンポ、撮影のキレ、全てが
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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やばい、世界一の映画と呼ばれてるがあんまり良さがわからなかった
 
というか3日目のとこで寝てしまっていた

解説読んだらあぁ、そんなことがおきてたなんて!と思ったが、そもそも主人公の主婦が売春してた
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モンスターズ/地球外生命体(2010年製作の映画)

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これを見てゴジラを撮らせようと思ったプロデューサーの慧眼がすごい

ほとんど地球外生命体は出てこず、引っ張り方がうまいと思った

全貌が見えた時も美しく撮っていて良かったし、ゴジラもローグワンも市井の
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

マーティン・スコセッシによる"アメリカ"を描いたアメリカ映画

特にグッドフェローズを彷彿とさせる内容はいつものスコセッシ映画といえばそうなんだが、歴史の暗部を描き、アメリカという国そのものの成り立ち
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

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100周年という圧倒的な事実と次から次へと出てくるキャラクターたち

その歴史の重みを感じさせつつ、内容は記念撮影をするというだけのめちゃくちゃライトなモチーフで、ちゃんと各々のキャラに見せ場が用意さ
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

5.0

スコセッシの中でもお気に入りの一本

めちゃくちゃ面白いし、笑えるシーンも多いけどルパートのやってることは紙一重というか、特に今の時代なら話題になれば勝ちみたいなところあるからルパートの信奉者が増えて
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ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

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正直ファーストカットの固定カメラで映したタイル?の床を行き交う女性たちの足を見ただけで一晩中より面白いと思った

どうやらアケルマンの中では異色作らしいがわざとらしいとも言える表現が見ていて面白かった
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一晩中(1982年製作の映画)

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夜の帳を映してるのがすごい。本当に夜。これこそ映画館で見なければいけない。
台詞も断片的だし、解説にも書いてあったがキャラクターは匿名的で誰が誰だか分からないので観客が読み取るタイプの映画。

でも人
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奥さまは魔女(2005年製作の映画)

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「彼ったらバカなことするのにチャーミングなの」

ニコール・キッドマンがウィル・フェレルを評して言うセリフ。まさにこの映画にも当てはまる一言だ。とてもチャーミングな映画だった

ここの評価低めだけど気
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

岩井俊二だった。では岩井俊二とは何なのだろうか。

一つは空気感。
花とアリスが一番好きなのだが、今作は逸子とキリエの映画だった。二人で砂浜まで歩いていくとことか雪歩くところとか最高だった。

それ以
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

題材はキャッチーで、基本不謹慎バカ映画でありながら、観客を楽しませ笑わせほっこりさせもする90分台の映画毎週見たい!

冒頭のwikiから笑えたし、おばちゃん森の警備隊の銃誤射、指一本あけてるところは
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

エックスと二本立てで見た

オズの魔法使をはじめとしたクラシカルな作りの中でワニに食わしたり、不穏な家族関係が描かれるのでそこがまず面白かった

スターになることを夢見て動物たちに話しかけるところはデ
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X エックス(2022年製作の映画)

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パールと二本立てで見れた!パールを見た後だと本作の意味合いや位置付けの印象も変わってくるが基本的にはドライブインシアターで流れてそうな若者が楽しむホラー…というかスラッシャー映画だった

録音としてポ
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.5

最近の作品だと「花束みたいな恋をした」を連想した。仕事やキャリアによって2人の関係性に変化が訪れる作品。ただこっちはもっと強烈で後半はほぼホラーだった

ヘッジファンドという男社会の中で女性が昇進した
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名探偵メーター(2010年製作の映画)

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カーズの世界観でちゃんとフィルノワールの絵作り、話運びしましたって作品

(2023年製作の映画)

3.5

この作品が一番舞台的というかセットを強調させた作りだった

ライティングも区切りでかなり変えてるし

でもカンバーバッチが起きて足バタバタさせるなんとも言えない快感は映画的だった
顔の筋肉がピクピクし
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モスキート・コースト(1986年製作の映画)

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ポールシュレイダー脚本らしい盲信的な男(ハリソンフォード)が家族を振り回しジャングルで生活したあげく…という話だった

この頃のハリソンフォードは本当生き生きとしてますね

それに加えてリバーフェニッ
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がんばっていきまっしょい(1998年製作の映画)

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モーニング娘。のかけ声になってる。ドラマも見てた記憶(aikoキラキラ)

マイナーなスポーツを高校の部活でやる雛形のような作品だった。

主人公が仲間たちとマイナースポーツをしてコーチが有能だけど訳
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