若大将オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

全年齢対象の面白ホラーだった

ホラーというジャンル、子供怖い映画の系譜、フランケンシュタインの怪物の怪奇映画の系譜と色んな切り口がありながら誰でも楽しめるようなエンタメ作にしているのが良かった

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ドアをノックするのは誰?(1968年製作の映画)

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初監督作はその監督の全てが詰まっていると言われているが、スコセッシの監督デビュー作は突発的な暴力、ホモソ空間での会話、捲し立て罵り合い、キリスト教、そして母親の手料理と今と変わらないスコセッシ節に感動>>続きを読む

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.5

ハードル低めに見たので思ってるより面白かったけど、まぁ普通だった。尻つぼみなのも(とどめのshinjidai)印象を悪くしてるかなと

前半は結構面白くて、普通に良いじゃんと思った。マイケル・B・ジョ
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

最近の是枝監督作ではダントツで良かった

前半は安藤サクラ演技うますぎだろと思って、中盤は瑛太のキャラが自分かなと思うほど身につまされて、後半は傑作だと思って見てた

終わり方は色んな問題や葛藤を棚上
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ツーリスト・ガイド・トゥ・ラブ 恋のツアーガイド(2023年製作の映画)

3.5

王道中の王道ロマンティックコメディ。

ベタ中のベタをベトナムの観光映画という側面も加えて映画にしてて、気軽に楽しめる映画で良かった

もう予想通りのことしか起きないけど、元カレがベトナムに来ちゃうあ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

MCUは欠かさず劇場で見てきたが、ディズニープラスの登場と作品自体にそこまで惹かれなかったので配信で見た

アントマンの面白さである半径5mの大冒険要素、コメディ要素とこのフェーズのラスボスであるカー
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

もう何回も見たし、午前10時でも見てたけどまだレビューされてなかった

何回も見てるともう最初の新聞の報道でリチャードドレイファスが昔を思い出そうとする顔で泣ける

歳をとるほどに、「12歳だったあの
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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

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久々に見たけど思ってたより音楽映画でしたね

ここまで音楽がフィーチャーされてたとは
まぁ話はいつものコーエン兄弟です。変な人たちに出会う流浪の旅という笑

あとはKKKとか市長選とかかなり政治的要素
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スリー・キングス(1999年製作の映画)

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戦争映画と言っても、どの戦争を描いてるのかというのがテーマに直結するんだなと湾岸戦争を描いた本作を見て思った

本作の持つテーマやシニカルな視線、乾いたタッチからくるメッセージは反戦や厭戦を感じさせる
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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

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モンティパイソンによる実質最初の映画。

想像してたよりテレビシリーズの延長だった。スケッチをどんどんつなげ合わせたような構成。だから途中でバラバラで探したり、ギリアムのアニメがあったり。

最初のク
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お引越し(1993年製作の映画)

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日本版大人はわかってくれない、またはミツバチのささやき

冒頭田畑智子走ってるところから最高

そして桜田淳子も最高。この作品に限っては中井貴一を食ってる。校庭で子供たちに追いかけられるところもおもろ
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あ、春(1998年製作の映画)

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素朴な作品。メリーポピンズのような外部からの訪問者系映画。であり斉藤由貴の方が入れ込んじゃうのは、東京物語っぽい感じました。
山崎努が初めて家に入ってきた時の小さい部屋で人が出入りする長回しは印象に残
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ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

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長回しが特徴の相米慎二だが、本作の長回しは意味あるところとあんまり意味ないところがあるような気がした

本当はおそらく切りたくなかったのだろうけど、冒頭の長回しも誘拐するところまでワンカットならもっと
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

岡田くんと綾野剛による顔相撲映画

オリジナルから追加・変更して面白い要素もあるし、それってどうなの?というところもあった

面白要素は綾野剛の顔がとにかく最高。
構成からも分かるように、コンゲーム要
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最後まで行く(2014年製作の映画)

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日本版リメイク鑑賞前にオリジナルを予習

どうなっていくんだろうという先が読めない展開に加えて、手に汗握るサスペンスが面白い。いわゆる普通に誰でも楽しめる系エンタメ作品

ハッとする暴力描写もあり、最
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

OK、完璧な映画ではないし、プロットは結構めちゃくちゃなところもある。さすがにお涙頂戴映画と言われても仕方ないところもある

普段ファンダムに向けた映画には批判的だが、残念ながら俺はガーディアンズオブ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

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3の復習で見たけど、何回見てもよく出来てるし明るいトーンが素晴らしい。この後の道程を知ってると、GotGの出会いが感慨深い

ノバ軍が協力してくれるところとかはスターウォーズっぽいし、一人の英雄譚では
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

カリスマ指揮者は現代社会で生き残れるのか?

すごい情報量なので一回で理解出来た人はすごいと思う。もちろんこういうことかな?と想像はできるが、オチ含めて多分全然わかってないと思う

でもこの映画は面白
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

futsu…普通。無難に誰でも楽しめる作品ではあると思います

ゲーム性が感じられる場面は面白いです
例えば冒頭でマリオとルイージが横スクロールで移動するシーンとか

レインボーロードの場面の最後も普
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

17世紀イタリアを舞台に実在した修道女ベネデッタを描いたヴァーホーベンの新作。めちゃくちゃ面白かった

「最後の決闘裁判」や「ジャンヌダルク裁判」といった魔女裁判や異端審問が描かれた映画は内容から重い
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ショーガール(1995年製作の映画)

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90年代最低の映画でヴァーホーベン自身も失敗作と認めてる?

いやはや迸るエネルギーが画面から爆発してる面白映画でした。そもそも評価されてなければレストアされませんからね

ほぼずっと胸が出てて麻痺し
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

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ライトなコメディタッチでゆるい雰囲気を楽しむマーダーミステリー映画。

言及が多いようにウェスアンダーソンっぽい画作りやトーン。

ウェスのカメラ移動の代わりにスプリットスクリーンが多用されてる感じ。
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

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面白い!D&Dの監督作ということで見てみたが、声出して笑えるシーンが何箇所もあった。

冒頭のテレタビーズの紫色のやつの名前を当てて出会う二人が結婚するまでをクイーンのDon't stop me no
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オールウェイズ(1989年製作の映画)

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スピルバーグの中では作品としては低調に感じるが、山火事消化や飛んでる特撮はすごいのでそういうものとして見れば面白い

ただリチャードドレイファスが死んでからが本番なのにそこまでが長く感じる
ホリー・ハ
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ヒート(1995年製作の映画)

5.0

男の世界を描いた大傑作ラブストーリー

「ダークナイト」「ウィンターソルジャー」などなど後世に多大な影響を及ぼした銀行強盗シーン含め90年代を代表する一本

アルパチーノとデニーロがバストショットの切
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トキワ荘の青春 デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

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うーん期待していたものとは違った。寺さんと赤塚不二夫と森安直哉が主な主人公だが、みんな時流に乗り遅れそうな人たち

漫画家として成功した人、ドロップアウトした人それぞれ描かれるがみんな暗い

まんが道
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

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何も持たない市民(ギャル)が正義のために立ち上がるアメリカ映画らしい映画で面白かった

「キューティーブロンド」のエルを地で行くエリン・ブロコビッチ。

エリンブロコビッチのキャラが痛快。
ジュリアロ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

キャリア盛り返したシャマランの近作で一番シャマランっぽいストーリーで(サインとかそっち系)オールドには全然ハマらなかったけど本作は面白かったです

この作品もほとんどコテージのような家で完結する話で、
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

蘭ねーちゃんがホテルの2階から華麗にポーズを決めて車に正拳突きした時、どんな顔をすればいいか分からなかった

前半にこのシーンを見た時に、あっ今回のコナンのリアリティラインはこの辺だからネタとして楽し
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ライ・レーン(2023年製作の映画)

3.5

南ロンドンを舞台にした「ビフォア」シリーズ的な趣とアートの要素が融合していて気軽に見れる恋愛映画だった。

お互い恋人と別れた同士が傷の舐め合いと言ったら何だが、歩いたりちょっと冒険して見たりする定番
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.5

今年の暫定ベスト。ベンアフレック監督作で最高傑作。いわゆる誰が見ても楽しめるエンタメお仕事映画としてよく出来てる!

一流の脚本、編集、撮影、そして役者の演技。NIKEのエアジョーダンチームも凄いこと
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

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ベンアフレック監督デビュー作。その才能をデビュー作から見せてる。少女が誘拐されてそれを探す探偵カップルという探偵映画としての面白みとボストンという街を描いてるのが面白い。

特にボストンやその街の人、
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オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

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「彼は救世主かそれとも独裁者か?」アメリカの腐敗政治、ポピュリズムを描きGHQが日本では公開しなかったという本作。

ウィリーは既得権益打破のために、自分と同じような貧しい田舎者のために立ち上がる。
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

一作目楽しめた人は続編も間違いなく楽しめます!
やはり一番はアクションの魅力。動くガンアクションやタイマンバトル、着ぐるみアクションまで楽しめます!

ベイビーわるきゅーれってドラマCDが出てるらしい
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

黒澤明の「生きる」よりスマートでまさに紳士のような映画だった。

前半の列車、役所パートは1.48:1という珍しいアスペクト比の画面からボックス席に4人で向き合って座る窮屈さや書類の山の間から覗き込む
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

面白かったし、まさか泣くとは思ってなかった!負け犬たちのワンスアゲイン映画でもあります!

字幕で見たかったけど、吹替の方が上映回数とかも多い本作。
いわゆるそういうB級っぽいテイストの映画です。でも
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