「宿敵との命を懸けた闘い」的なエンターテインメント性を否定し続ける姿勢に本作の価値があると思う。
クレイジーなアクションがかなり目立つ。
スリリングな諜報作戦も久々に観たかったが、今作は少しテーマが違うのでこれはこれで良かった。
救命救急をとおして人生を説明している。
誰の胸にも響くシーンが必ず有る作品ではないかなあと思う。
突如蔓延する狂気。そして崩壊していく怖さ。
きっと真実は霧の中ということなんだろう。
これはなかなかの作品。
朝鮮半島の情勢が大きく動くなか、こういった作品は今後多くなってくるのだろうなあ。
実写を可能にしたのは俳優のプロポーションだと思う。
「クレイジーダイヤモンド」対「バッドカンパニー」のシーンはもう一つの実写化として観るとアツいものがある。
とにかく音がいい。
音響が空間を作り、その場の空気感を醸す。
冒頭のコメディタッチは好みの分かれるところだと思うが、そこを過ぎるとドラマに重みが出て見ごたえがある。
「金はなくともプライドは持つべきだ」
情(ジョン)の暗部を鋭く描きます。
若き日のハン・ソロを描くと同時に、戦争を描いてもいる。
これもあくまで「スターウォーズ」なのだ。
マクロの問題はミクロな問題へと繋がる。北も南も同様に。
あと、とにかく画面の構図が美しい。
大切な人に想いを伝えるには血を流さなければならない。
これからはそうならないことを望む。
いい話だった。
味も匂いも記憶に直結している。
いい思い出も、思い出したくないこともうまい焼きそばと一緒に受け入れたらいいのだ。
ヤキニクで約1時間半ひっぱる為の確かな技術に衝撃を受けた。
シュールなネタとパロディ、春日部から熱海までを引きの絵でスケールを大きく描く背景とダイナミックなカメラワーク、何気に秀逸な音楽。
リゾートで>>続きを読む
CGでのコストカットに熟練味を感じる。年一でリリースし続けるちからとはこういうことなのだろう。
「あるキャラクター」の存在がタイトルはおろかパッケージにすら存在しないのは、ミニオンが「どこから脱走するか」にかかっているからだろうか。
バイオハザードの真っ只中で主人公は精神と肉体を合致させていく。
それは「ハイジャンププレイヤー」の境地へと達する。
うまく纏まっているストーリーだと感じた。
ハンティングとカーネイジだとだいぶ違う。
この世界は不条理で、人生はサバイバルなのだからカーネイジのままでよかったと思う。題名の話。
シンクロニシティーが観ていて気持ちいい。
音楽も良かった。
最初は「どんなコメディだよ!」と思ってナメて観てたら最後は号泣させられた。
あの預金通帳はズルいよ!一気に涙腺崩壊したわ!
冒頭の教会でのやりとりが重要なシーン。カレの心を知るためにのちのち効いてきます。
邦題がよくないこと以外は素晴らしかったです。
情(ジョン)という概念があるからこそ物語に深みがでます。韓国映画ならでわです。
過去作のなかで唯一あらすじ読んでも内容を思い出せなかったので視聴。
どうやら見逃していた作品だったようだ。
そもそも「金メダル」がなければ余計な手間はかからなかったことは言わない約束とする。
随所に感じる特撮愛。
そして伝統芸「メガネ、メガネ...」まで流出していることに衝撃を受ける。
以前の所属事務所ではNGだったであろうトンがった作品。
太田光監督作品が好みのテイスト。草彅さんは「いいひと」よりヤクザが似合う。
悪意を持って(ときに無自覚に)「ONE FOR ALL.ALL FOR ONE.」を唱え、「空気を読め」と強要するのが愚かさの本質と思う。これを「暴力」だと自覚していないところが特に。
っていう大人の>>続きを読む
護送船団方式への憧れとその暗部と言えばいいのだろうか。
破滅と崩壊しか描かれていないところがとても恐ろしい。
宗教的概念や人種はどのくらいの未来から無くなっていくのだろう。
そのときヒトはどう変わるのだろう。
おそらく移住先でもいつか同じような問題を抱えるんじゃないかと思う。
身も蓋もないことを言うと、結局困ってるのは人間だけで地球もタイタンもべつに困りはしないだろう。
ジャーナリストは様々な事件を追い、多様な人々と出会い繋がりを持ってしまう。その結果がラストの山田孝之さんのあの表情。
虚栄と欺瞞と怠惰が結果的に子供たちを犠牲にしているとも言える。
やはりラストは痛ましい。
虚栄と欺瞞と怠惰が剥がされ、その象徴が神に許しを乞う姿を描く。
とはいえラストはあまりにも痛ましい。
薬物は問題じゃない。問題は、誰かが得をするから蔓延させられているという事実のほうにある。