クソすぎる。
演出のピークが暴力と絶叫って…それならわざわざ秋葉原殺傷事件を題材にしなくても出来ただろ。
大森立嗣の映画はいつもこうだ。細かい描写はうまい部分がありながらも、映画の一番大事なとこは感情>>続きを読む
散らかしっぱなしの終始。
チャーリーダーハンは将来怪優になる匂いがする。
最悪で最高だ。
あれほど生々しい刑務所の描写は類を観ない。あのミッドナイトエクスプレスが道徳的に思えるほどだ。
破滅に向かうしかない未来を前に、男はただ暁に祈る。
心を抉る、凄まじい映画だ。
くれ>>続きを読む
インタラクティブ映画という野心的な作品で、さらには80-90年代のSF隆盛期の回顧的作品でもある。
これを作るには膨大な労力が生じただろうし、反復鑑賞しないと網羅できない構造は商業作品としてリスキーだ>>続きを読む
愛と人生の肖像。
モノクロの映像は、この映画が誰かの、あるいは誰しもの記憶であることを象徴している。
キュアロン映画は、悲哀を重ねてもなお人生を賛美する強さと、それを見守る優しさに満ちている。
完璧な>>続きを読む
これは中島哲也のポートフォリオであって、映画じゃない。
豪華なキャストとただ過激なだけの映像で、話題になればいいんだよ!といういかにも広告代理店マインド全開。
テレビ局、スポンサー、広告代理店が映画製>>続きを読む
東南アジアの格差社会をあぶり出すスリラー映画であり、成長を描く青春物語であり、さらには優れたファッション映画でもある。
スリリングな展開、強靭なテーマ、台詞ではなく画面でものを言う映像的完成度。
こ>>続きを読む
ハネケの映画は難解だろうか?
僕は決してそう思わない。
ハネケの映画は、「反応」を映すものだ。起きた事件ではなく、事件に対した人間の反応を描いており、難解どころか極めて原始的で動物的な作家だと言える。>>続きを読む
身近な人間との不和、愛との出会い、美しい瞬間、別れ、旅、絶望、回顧。シドニーの人生は一見特別なものに見えるが、その実ありふれている。
この映画は、人生の本質が空虚であることを誤魔化さず映す。だからこそ>>続きを読む
この映画は、単純なミステリーではない。真相は語られず、誰の目からも明白な答えは用意されていないが、それは本質的な世界そのものであり、唯一の真実だといえる。
家族愛、恋愛、宗教、戦争。そのどれもにおい>>続きを読む
傑作!
アイデア、ディティール、プロットすべてに谷間がなく、一瞬たりとも退屈にならない。
クライマックスは多少アクロバティックだが、エンターテイメントとしてはむしろ理想的。
今年はこれ一本観とけば大>>続きを読む
フロリダプロジェクト=ディズニーワールドの裏手に位置するゲットー暮らしのシングルマザーのヘイリーと、娘のムーニー。
ふたりはアメリカ社会の最底辺層で、言動も行動すべてに品性、知性、モラルの欠片もない。>>続きを読む
前半を丸々三文映画に仕立てるというインディスピリットは、観る側が試されているようだった。
構成はテクニカルな上に熟慮され、ディティールも行き届き、業界へのシニカルもありながら、映画に興味があろうがなか>>続きを読む