Sasadaさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

Sasada

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少女が大人に変わる夏(2013年製作の映画)

3.6

インフィニティウォーの余韻未だ消えず。

ヴィジョンとワンダのパートが魅力的だったので、エリザベスオルセン観たさにhuluで鑑賞。

既視感しかない物語も、キャピキャピのワンダがいるなら全然観れるんだ
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.3

アクションであり、SFであり、ラブストーリーであり、冒険であり、コメディである。
バディものであり、家族の物語であり、成長期であり、師弟関係であり、Teamである。

これが終わりの始まり。
集大成で
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.9

幸運にも試写会にて一足お先に鑑賞。

観ていない人が大多数なのであまり内容には触れたくないですが、
「映画それなりに観ます」って人なら好みに合う作品だと思いました。

過去と現在が交差する構成でテンポ
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ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

3.3

ひたすらにダイアンキートンへのリスペクトを感じる映画。

彼女を引き立たせるためのロンドンの街なみだし、ファッションだし、ストーリー。

おじいちゃんとおばあちゃんが一緒に住む住まないで揉めるのは正直
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アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.6

コテコテのベタベタなスパイもの

定期的にこういう映画も見たくなるんです。

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.3

事件発生から解決まで、中だるみがすごい。
終盤に見せ場は詰め込んでいる印象で、それまでは地味すぎて何を楽しめばいいのか分からない。

心と体と(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

他者と物理的に繋がること。その危うさと軽さも描きながら、もたらされる幸福も感じさせる。不思議な手触りの映画です。

他者と心で繋がっていればそれでいいのかと問われれば、きっと答えはノーなんだろう。どん
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.9

人生は悲劇的であり喜劇的。
その複雑さを、しがらみを、不確定さを、受け入れていく物語。

舞台はマンハッタン。
先鋭的なアートの街が商業主義に侵されてしまった。
簡単でわかりやすいストーリーがウケる時
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.0

「神の見えざる手」でおなじみのアダムスミスは、人間は好き勝手やっても経済活動はうまくいくと訴えたのではありません。

経済活動の主体たる人間に“共感能力”が備わっているからこそ、神の見えざる手は機能す
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きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

3.0

悪人が出てこない珍しい映画。

それぞれが誰かのためにという思いで行動する姿が印象的。

ただまあ、設定に色々と無理はあるし誰にも感情移入しにくい。

なんでこの人こんなに献身的なのとか、なんでそんな
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

2.8

高評価が多いけれど、わたしには非常に不快な映画でした。

チャーチルが孤独な中、味方も少ない中で決断を下し、英国は(そして世界は)救われた。
その線を推したいのはわかるけど、さすがにくどいだろう。
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.8

「家族を誘拐されて事件に巻き込まれる」ことが世界一似合う男、リーアムニーソン。

彼の名を聞けば、どんな状況にもタフに、自力で立ち向かっていく姿が目に浮かぶ。

ただ今回の彼は、必ずしも1人きりで戦う
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.4

視覚的な表現が過激ではあるが、その実は地味でのっぺりした作品という印象。

主人公の動機はずっと「母のため」だし、
周りのキャラクターも自分の肉欲のため、アメリカのため、ロシアのために動いている。
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

「文書を手に入れたの?」
出来過ぎなくらいタイムリーな公開時期。現実世界とあまりにリンクしてますね。

行政府と立法府、司法の関係性。ジャーナリズムの在り方。男社会で働くことになった女性の活躍。いろん
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

Remember me
まさにタイトル通りの映画。昨年のカーズに引き続き、子供より大人に響く作品だろうと思います。

生きている家族に、死者の国にいるであろう家族に想いを馳せる。
自分が死者の国に行
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

過ちや無知を認め、それを受け入れて生きていく。realismと今作では評されることだけど、成熟した態度ってこういうことなんだろうなあと思う。

ラッキーは自分の中で死が現実味を帯びてくる。死がどんどん
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.0

トゥームレイダーがそこまでハマらなかったので、見る予定なかったけど急遽鑑賞。

アクション映画としてもちろん素晴らしくて、そこは言わずもがな。
それ以外も細やかで丁寧なストーリーだったと思います。
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.4

感覚としては、昨年公開の「オリエント急行殺人事件」を見た後のそれに近い。

決して退屈ってわけではないしキャストにも不満はない。けど、真新しさや驚きが全くと言っていいほどない。そんな感想。

古代の神
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

綾瀬千早を中心とした青春群像劇、ここに完結。

結局「強く」なければ人に「優しく」できない。強き者だけが、何かを与えることができる。他人のために頑張れるのは、勝ち続ける者だけだということ。

圧倒的な
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.4

ミヒャエルハネケ監督はじめましてです。熱烈なファンの方がたくさんいらっしゃってすごいなと思いながら皆さんのレビュー読んでおりました。

さて今作ですが、私にとっては非常に難解な映画でした。死というもの
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

恥ずかしながら、私自身のハドソン川の奇跡 でのレビューから抜粋
"物事の意味というのは文脈に応じて変化し、また事後的に付与されるということ。

エンジントラブルに遭った旅客機がハドソン川に不時着水し、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

2杯のコーヒー は英語でtwo cups of coffee

コーヒーや水のような液体は「形がない」から複数形にはできないんだよと、中学英語で学んだのを思い出す。

水には、目に見えて数えられるほど
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

力を以て他を制するか、他と交わらず自身のみを愛すか。ワカンダが提示するのは、第3の選択肢。

他者を恐れ他者を傷つけ、壁を築いて自分の身を守ろうとする。そんな他罰的で自己中心的な時代へのカウンターパン
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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.4

頭を使う必要は皆無。でもたまにはマクドナルド食べたくなるよね的な

ジェラルドバトラーはスリーハンドレッドの人なんですね。ジオストーム見るまでお名前存じ上げませんでしたが、この人の映画はジェイソンステ
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blank13(2017年製作の映画)

3.9

神野さんのラストカットが本当に本当に素晴らしい。画がもつインパクトとしては今年一番。
故人への恨みと一握りの優しさ。相反する2つの思いが同居する表情とタバコの(火葬の)演出。切なくて愛おしい弔いの形が
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.4

好き嫌いはともかく、非常に地味な映画。

当時の報道とかインパクトの大きさを知っている人向けの映画なのかなと思った。(私は当時生まれてもいないのでなかなか評価しづらい)

トランプ政権へのカウンターパ
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あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

3.2

老人と若者の交流ものって割と好きなんですが、今作はあまりハマらず。

原因はアンもハリエットも成長または変化する面が見られないからかなと思う。

ハリエットは最初から最後まで「クソババア」感は否めない
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

ずっとみたかった作品。
仕事に熱中しやがて蝕まれていく男の物語。

なんでもそうだと思うけど、極端であるということはきっと楽なんですよ。
「刺激的な映像を撮る」ことしか考えていないと、法律も倫理も気に
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

歌とダンスは言わずもがな素晴らしいし、シーンの繋ぎ方がシームレスでテンポも良い。室内から屋外、ストリートからステージへの転換が見事。

良いところもたくさんあるけど、ずっと違和感があった点がある。
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犬猿(2017年製作の映画)

3.8

親子だの夫婦だの恋人だの、同じような映画ばっかり作ってんじゃねえよと言わんばかりのオープニング。
そして紡がれるのは
兄と弟、姉と妹だからこその物語。

同じ人から生まれ、同じ環境で育ったからこそ比較
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.2

差別のない世界を目指す。
なんて幻なのかもしれないけど、そう願わずにはいられない映画。

権力を持ち、武器を持つ強者が丸腰の弱者を襲う構図。現在もニュースで見かける光景。
この映画は、そんな胸糞悪い現
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マンハント(2018年製作の映画)

3.3

この映画一番の謎は、あの女殺し屋2人組の太った方の正体である。異物感すごいけどそういうことなら納得。

さて本編については中盤、家の中のアクションシーンが出色の出来。バディムービーとして一番の見せ場。
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.0

大切な人の側にいてあげたいし、大切な人には側にいてほしい。
突き詰めると、生きるってそういうことなのかなと思わせてくれる。

過酷な運命であっても、きっと僕たちは生きていける。そんな決意を感じる映画で
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

4.0

そして「おとな」は、足るを知る。

若くいようと必死なミドルエイジの夫婦。snsを使い、動画配信サービスで映画を見て、わからない言葉は「ググろう」

彼らが出会うのは、レコードを愛し、diyでテーブル
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.2

キャスティング満点
ルーニーマーラを筆頭に全員魅力的。ストーリーとしては暗く悲惨でどんよりした物語なのに最後まで見られたのは確実に俳優のチャームのおかげ。

ストーリーはよくわからないというのが正直な
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