RingRingLoveさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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恋の門(2004年製作の映画)

3.2

松尾スズキ初監督作品×松田龍平主演ということで、公開当時舞台あいさつを観に行った
この松田龍平は好きな松田龍平だった
やや冗長に感じたけど、ストーリーも嫌いじゃない
いるよね、こういうサブカル系意識高
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渇き。(2013年製作の映画)

2.8

意欲作だとは思うけど…
脚本と演出がチグハグな印象
いろいろと破綻していて残念だった
小松菜奈ちゃんは可愛い
イッちゃってる役ほんと似合うよね

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

2.5

完全にキャストありきで観に行きましたが…

柳楽優弥くんの狂気にはまったく共感できず、観ている途中で置いてけぼりをくらってしまったような心もとなさを感じて困惑
逆に菅田将暉くんや小松菜奈ちゃんは、あー
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.9

閉塞的な村で突如起こった吊り橋からの転落事故
容疑者として捕まった兄をめぐり、殺人か事故かで「ゆれる」

いつでも正しい兄と、はみ出し者の弟
正しいのはどっち?
家族愛という呪縛
兄弟ってこうだよね

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.2

西川美和監督で評価が高いのは「ゆれる」だと思いますが、個人的にはこちらのほうがより深く胸に迫った

無医村に赴任してきた医師の失踪
彼の人間像を掘り下げて行くに従って明らかになる事実
それは社会的には
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.7

正しさってなんだろう?
正論を言ってるはずの「妹」の言葉がとても虚しく響き、決して社会的に正しくない犯罪者の「兄」にどうしても感情移入してしまった
じつに西川美和監督らしい問題提起
これがデビュー作と
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.8

スコセッシが制作を発表してから28年もの年月を経て、ようやく公開された「沈黙」
何度も撮影を発表するも頓挫して、もはや制作されることはないのではと諦めていただけに、やっと公開にこぎ着けることができたと
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悪人(2010年製作の映画)

3.8

悪人とはなんだろう
犯罪者と被害者は紙一重とはよく言われることですが、深く考えさせられるテーマでした

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.8

ハーレイ・クイン可愛い♡可愛い♡♡
ストーリーについてはツッコミどころ多すぎてアレですが、ハーレイ・クインの愛らしさと、ベンアフバットマンの恰好よさにキュンキュンしたからもういいの

コインロッカーの女(2015年製作の映画)

3.9

キム・ヘスがとにかく凄いのひと言に尽きる
コインロッカーに捨てられていた裏社会に生きる孤児と、育ての親の壮絶な愛憎劇でもある

韓国ノワールらしいヒリヒリと乾いた閉塞感と絶望的な展開に、強く心を揺さぶ
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オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

3.6

オルタナ好きoasis好きなら、もちろん観ておかなきゃならない1本だよね
oasisの結成からの軌跡を丁寧に追った記録映画

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.5

「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ 繋がれざる者」に続く歴史復讐劇三部作の3作目
タランティーノお得意のどんでん返しもそこまでではなく、ちょっと肩透かしを食らったような気分になった
でも後半の畳
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

冒頭の床下に隠れる少女のシーンから、クリストフ・ヴァルツの得体の知れない薄ら寒さ残虐さに震え上がった
この人にゾッとする演技をさせたらピカイチだよね

最初から最後までタランティーノ節が炸裂していて、
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.7

恥ずかしながらわたしはこの映画でシエラレオネがダイヤ原産国であり、奴隷の強制労働によってダイヤ鉱山を切り崩させている事実を知った

「ラスト・サムライ」のエドワード・ズウィック監督作ということで、銃撃
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.8

一見、マーベルとは思えない世界観ですが、途中途中であ、そういえばマーベルだったと思い出させる演出や小物が差し込まれて、逆ににやにやしちゃいます
世界観的にアベンジャーズのあの人あたりがカメオ出演で出て
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くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

3.6

ライムスター宇多丸師匠が激推ししていたので観たのだけど、なかなかの佳作アニメだった
観終わったあと、とても元気に前向きになれる作品

最後まで行く(2014年製作の映画)

4.0

途中まではコメディ映画かと思いきや、中盤からの展開に震え上がった
まさしく最後まで行っちゃうのねと…

コメディとシリアス部分のバランスもちょうどいい
まさか中盤までのコメディ展開も、すべて伏線だった
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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.9

韓国映画お得意の、社会派復讐劇
どんでん返しにしてやられる
シリアスな展開だけど、イ・ビョンホンのコミカルな演技に救われるところもあって舌を巻いた
イ・ビョンホンは悪役からヨゴレ役から、様々な役を演じ
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.9

定期的に観返したくなる映画
全てを描かない
だからこそ観客に想像の余地を残して、観る人それぞれに違う感想や感情を湧き起こさせる仕掛けも見事
余韻が素晴らしい

海街diary(2015年製作の映画)

3.6

是枝さんお得意の、なんでもない淡々と続く日常のすべてがキラキラした宝物みたいな映画
原作は未読だけど、原作も読んでみたくなった

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.8

なんの予備知識もなく、アメリカからの帰国便の中で暇つぶしのつもりで観て、大号泣した映画

家族との時間を疎かにしていたせいで離婚調停中の中年男が、ある日なぜか高校生の姿になってしまい、高校生活をやりな
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.6

韓国版「フォレスト・ガンプ」+「ALWAYS 三丁目の夕日」とでも言うような作品
朝鮮分断の混乱によって北朝鮮側から韓国側に逃げて、離れ離れになってしまった家族の激動の人生を描く大作

主人公の人生を
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華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

3.6

ファン・ジョンミンとカン・ドンウォンということで、観ないわけにはいかない「華麗なるリベンジ」
復讐劇としてはラストの展開が消化不良で残念なところもあったけれど、それを抜きにしても気軽に楽しめる娯楽映画
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

仕事帰りに観に行くレオ様は格別ですね!

と言いたいところですが、いやもう疲れた
これでアカデミー主演男優賞獲れなかったら、もうレオ様はどんな役を演じても獲れなかったろうと思えるほどの、壮絶なまでに鬼
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キャロル(2015年製作の映画)

3.6

煙草の残り香のようにほろ苦い余韻がたちのぼる作品でした

同性愛を扱った作品だけれど、ここで描かれていることは男女間の恋愛でも当てはまる普遍的なものだ
たがいに言葉少なく交わされる視線と表情が、言葉よ
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.0

せっかくのキャストに、せっかくのテーマ、せっかくの舞台なのに、どうしてこうなった
全体的に冗長で退屈
残念

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

3.4

公開初日に行かずして真のSHERLOCKファンとは言えません
テレビシリーズが大好きなら楽しめる
でもいつものシャーロックとジョンというよりは、普通にホームズとワトソンでしたな
あいかわらずの斬新な展
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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.0

前評判もなにも知らず予備知識もなく、
「ブラックスキャルダル」を観に行ったついでに上映時間が合うという理由だけで観た
「ストレイト・アウタ・コンプトン」
観てよかった!

ギャングスタラップの先駆者で
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.8

可愛くて切ない
これに尽きる
文章で操れてしまうって、いくらでも自分の理想の相手を作り上げられるけど、虚しいよね
ゾーイ・カザンが可愛くて、彼女の苦しみに一緒に涙した
ラストの終わり方は◎

イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち(2014年製作の映画)

3.7

瞳の中で繋がった彼女を探す話
とても切なくてキュンキュンしたけれど、彼らの今後を想うといろいろとモヤモヤする
「ルビースパークス」の好演も見事だったゾーイ・カザン
今作でもやっぱり素晴らしかった
珠玉
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.4

公開当時観に行った「硫黄島からの手紙」の対になる、アメリカ側から見た太平洋戦争
クリント作品としてはじつに凡庸
特に硫黄島との二部作と考えると、見劣りしてしまうのは否めない
最後まで物足りなさを感じる
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.9

宮藤官九郎が日本のガイ・リッチーだとしたら、内田けんじは日本のクエンティン・タランティーノだと思う

パルプ・フィクションを彷彿とさせるストーリー展開だけど、観終わったあとの爽快感は見事
最初は感動的
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空気人形(2009年製作の映画)

3.5

是枝作品の中では異色の出来
ストーリーの展開よりも、映像の美しさのほうが印象に残っている
とにかくペ・ドゥナの、透明感があって無機質で、人形に相応しいたたずまいが魅力的な小品だった

MASTER マスター(2016年製作の映画)

4.1

韓国映画ってやっぱり面白い!
ノンストップクライムアクション
騙し騙されの頭脳戦
絶体絶命と思われる状況から二転三転する展開にハラハラドキドキさせられっぱなし
前半と後半で騙す側と騙される側がガラリと
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.2

二度観るには勇気がいる
でも一度は目を逸らさず観ておくべき映画

韓国の聾学校で起こった教育者による学校ぐるみの生徒への性的虐待と、それを巡る裁判
この映画が韓国で公開された当時、実話ベースということ
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