RingRingLoveさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.0

デビッド・リンチ節炸裂の難解なストーリーや時系列入れ替え
どこまでが夢でどこまでが現実かわからない境界線の曖昧さ
全てが見事にハマっている傑作
何度観ても唸らされる

バクマン。(2015年製作の映画)

3.8

友情!努力!勝利!!
「バクマン。」たのしすぎた
漫画を描く、というただそれだけのことを、こんなにも斬新でオシャレでスタイリッシュな映像に仕上げてしまう、大根監督の手腕に脱帽です!

ところで、原作未
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.8

全体的に手垢のついた引用と模倣の切り貼りで、鮮烈に印象に残る映像や言葉はほぼ皆無
観ていてすこし寂しい思いをしたものの、 唯一、 山田涼介演じる殺し屋蝉の登場シーンでのアクションは、空手の型のような様
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百瀬、こっちを向いて。(2013年製作の映画)

3.5

乙一の原作は未読ですが、なんの前情報もなくタイトルだけで惹かれて観て、大正解だった1本
10代の初々しい恋愛のもどかしさと切なさ
こんな恋愛したかったな

忘れないと誓ったぼくがいた(2015年製作の映画)

3.8

予想以上に素晴らしかった早見あかりちゃん!
「百瀬、こっちを向いて」での彼女がとにかく良かったので、たまたまTSUTAYAで見つけて前情報もなにもなく借りた「忘れないと誓ったぼくがいた」

現実離れし
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.8

軽快でテンポがよくほどよく謎解きも重なって、気楽にたのしめる娯楽作品
でもここで描かれている犯罪は眉をひそめるほどに陰惨で、それを娯楽作品の中にサラッと入れてしまう韓国映画の凄さ
社会に巣食う闇は恐ろ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.6

マンオブスティールのヘンリー・カヴィル×監督ガイ・リッチー×スパイ映画ときいて、観ないわけにいかない「コードネームU.N.C.L.E(アンクル)」
公開初日に観た
オシャレで斬新な映像美はさすがガイ・
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

血湧き肉躍る映画というとまさにこれ
凄まじい高揚感
凄まじいテンション
終始狂乱の中にあって、ラストのお涙頂戴はずるい!やられた!
最高にエキサイティングな娯楽映画だと思う

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.1

ゾンビ系は苦手だけど、この映画はとにかく評価が軒並み高くて評判がよかったのと、「トガニ」のコン・ユと「神と共に」での好演が光ったマ・ドンソクが出演しているということでようやく観てみた
結果、ゾンビ映画
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ピンポン(2002年製作の映画)

3.7

「この星の一等賞になりたいの俺は!」
「あーいきゃーんふらーーーい」
など、印象的なセリフで話題になった、松本大洋原作の卓球青春映画
「池袋ウエストゲートパーク」「GO」に続いて宮藤官九郎と窪塚洋介が
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メイド・イン・ホンコン(1980年製作の映画)

3.4

貧困層の多感な過渡期の青年と、香港の中国返還と照らし合わせて揺れる心情を綴った作品
青臭いと言ってしまうとそこまでだけど、いつまでも子供ではいられない、けれど大人にもなりきれない揺れ動く若者の機微をサ
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.6

女性ロビイストが銃規制法案を通すために、どんな手段も犠牲も厭わず仕掛ける政治ゲーム
最後にそれまでの伏線が回収されていく展開は見事だが、この肝心のどんでん返しのオチは序盤の展開で簡単に読めてしまえるの
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さんかく(2010年製作の映画)

3.9

まさかの
まさかのそういうどんでん返し!
ありきたりの恋愛映画かと思いきや、物語の中盤あたりからガラリと様相が変わっていく
脚本演出構成全てが完璧
恋愛における人間の心理描写もリアル

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

未だにトラウマでこれからもトラウマ
二度と観たいとは思いません
でも作品自体が持つ熱量と衝撃の凄まじさは圧倒的

なにがすごいって、とにかく森田剛が凄まじすぎた
鬼畜とか外道とか、とてもそんな陳腐な言
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

4.1

インド映画のレベルの高さは「きっと、うまくいく」や「バーフバリ」などで証明済みですが、今作もあなどるなかれ
うなるほどよく出来たミステリ物
序盤は冗長な描写が続き少し退屈に思えるけども、それもすぐ杞憂
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.3

なかなか期待して観たのだけど、うーん、まあ邦画だとこうなっちゃうよねという…
途中まではよかったのに、残念でした

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.7

96分という無駄なくタイトにまとめられた上映時間で、名匠クリント・イーストウッドが描くアメリカの良心
つらく救いのない現実を突きつけるような作品も少なくないクリント監督作の中にあって、この映画は最後に
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

こんなにも優しくあたたかく牧歌的な戦争映画はあまり観たことがない
戦前戦中の広島で過ごす主人公すずの日常は、明るく楽しく起伏に富んで、状況は違えど現代に生きるわたしたちとなんら変わることはありません
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.2

フォースは我とともに
我はフォースとともに…

SWの世界観(とくに旧三部作の)はそのままに、本編には登場しない主人公たちが本編の空白を埋めていき、最後は見事にエピソードⅣへと物語を収束させていく
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PK(2014年製作の映画)

4.1

評判がいいので期待はしていたけれど、ここまで泣かされるとは思いもしなかった「pk」
傑作「きっと、うまくいく」で、インド映画の質の高さを全世界に知らしめたラージクマール・ヒラニ監督とアーミル・カーンが
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

最初から最後までPCとタブレットとスマホの画面の中だけで完結する物語なのに、凄まじく面白い
娘の失踪の謎を追うに従って、まったく見えていなかった娘の姿が浮き彫りになり、親子のありかたを問う人間ドラマと
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

3.4

前作のレゴムービーがまさかの良作すぎたので、
よろこび勇んで観に行きましたが、
前作ほどのカタルシスは得られなかった残念
全編を実際にレゴで作っているというのがやっぱりすごい

美しい星(2017年製作の映画)

2.9

「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が、
三島由紀夫の名作SF小説に挑んだらこうなるのか
いやいや、お見それしました

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

FOXよくぞこんな超ド級シリアスなつらみの極み映画作ってくれたよ…
あのXはアカン
Xとか、そんなん泣かずにいられるわけないやん…

ヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリンは、一切の続編の余地すらな
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.9

人間の欲望というのは底がない
スクープへの執着に取り憑かれた男が、どんどんボーダーを失っていく姿にはゾッとした
こういった狂気に狩られた男を演じさせたら今、ジェイク・ギレンホールの右に出る俳優はいない
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

原題のTinker Tailor Soldier Spyを「裏切りのサーカス」と訳した翻訳者に脱帽!
原題ももちろん韻を踏んで発語の快感を得られる恰好いいタイトルだけれど、邦題から得られるゾクゾク感や
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俺物語!!(2015年製作の映画)

3.8

キュンキュンした!
キュンキュンした…!!
だいじなことなので2回言いました
あんまり猛男が恰好よすぎた
猛男は愚直で不器用で駆け引きとかなにもなくて、スマートじゃないし汗まみれ涙ぐちょぐちょだから、
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

ノーランの名前を世に知らしめた名作
時系列逆行のアイデアに度肝を抜かれた
公開当時はかなり斬新だった
今はマインドファックムービーはありふれて来たけれど、やはり最初にこういったアイデアを思いつき創作し
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.4

野球への思い入れがないと、なかなか感情移入しにくいところはあるかも
悪くはなかった

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.9

シェイクスピアの戯曲のセリフは一切いじらず、
ただ舞台だけを現代の都市ヴェローナへ移し、
古めかしい言葉で現代のロミオたちが物語を紡いでいく、一見喜劇じみた悲劇

最初に観たときは、そのカラフルでスタ
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.5

これまでに観てきた数え切れない映画のなかで、わたしに最も大きな衝撃を与えた作品のひとつです

物語の結末を知ってしまっているわたしは、冒頭、老いた蝶衣(ティエイー)と小樓(シャオロウ)が並んで歩く、そ
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.4

サニーは初めて鑑賞した当時、あまりにもすばらしすぎて名作すぎて、たいへんな衝撃を受けた作品です

カラフルな映像とコミカルな展開に涙を流すほど笑って、なのにエンドクレジットを迎えたとたん胸に押し寄せる
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.3

初めて観たときは泣いて泣いて額が熱をもつくらい泣いた

とにかく下世話でパワフルでスピーディ
セックスとか嘘とか罪とか愛とか神とか
ばかばかしくてチープで、どうしようもないくらい純粋で切ない

恥をか
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.9

今では目新しさもなくなったマインドファックムービー
大どんでん返し映画は見飽きるほど見慣れてるので、絶対に騙されないぞ、と思って観ていましたが、見慣れているだけにまんまと騙されました
まんまと!

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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

鬼才・西川美和監督作品
あいかわらず観る者の感情のひだを丁寧に揺さぶる良作に仕上がっていました
是枝監督の秘蔵っ子として名高い西川監督ですが、個人的には西川監督のほうがより、善悪では測れない「人間の感
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.4

緊迫に次ぐ緊迫
まさに息を呑む90分
ツッコミどころは多々あれど、次から次へと観客を飽きさせない仕掛け、演出力がすばらしい作品でした
そして最後もゾッとさせたまま閉幕
余韻もすばらしい

鑑賞後いちば
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