韓英恵のどっしりとした存在感が女の子2人を優しく支えている。
好きだけじゃどうしようもないっていう何かのコピーを思い出した。
村上春樹原作の作品。
イッセー尾形の太くて繊細な声に、宮沢りえの軽やかで澄んだ声と西島秀俊の淡々とした優しい声が交差する。
好き。
展開が少し読めてしまったのと、ストーリーの持つトーンを無理矢理明るくしようとしてる感があったのは残念だったけど、割と好き。
ラストカット斬新。
あるシーンに惚れてしまった。他にも好きなところはたくさんあるんだけど、あの瞬間だけが脳内にリピート再生されてる。
あのわずか数秒間だけで、匂いも空気も風も感じることができるってすごいよ。
田中裕子さんの目って不思議。引き込まれてしまう。
登場人物それぞれめんどくさくて人間くさくて良かった。
ドタバタしてると思いきや、昼寝のときに見る心地よい夢の様な感覚も味わえる不思議な映画。
ジョーカーに同情している場合ではない。
これは今ここに存在せざるを得なかった作品。
作劇が完璧なるフィクションなはずがない。
それにしてもホアキンジョーカーやばすぎ。
硬派な印象だったけれど、言いたいことが丁寧に描かれているから色んな層に刺さる作品のように感じた。
ドイルの撮る映像を、ドイルが撮る日本の映像を映画館で観賞できるだけで最高だけれど、オダギリジョーの今後>>続きを読む
なんて言葉にしたらいいのか分からない作品。
理由とか意味とかを探すのではなく、感じたものを考えたい作品。
菅田将暉のナレーション良き。自分たちの話のとき、そうじゃないときの話し分け。
やりようのない感情はどこへ向ければいいのか。そんなの誰も教えてくれないね。
しなやかな美しさを魅せることがどんだけ大変なのか。
肉体と精神のバランスか。
バレエやってる人は繊細な体つきでかつ芯の通った揺るぎない強さを感じる。
ただの道も、誰と歩くかって大事だね。
ホン・サンスは酒飲みなのかしら。