婚前挨拶、クロースでカット、カットバックのほんの3秒程度の嫁と姑のやりとりが他を画一する意味のあるものに見える
ビーガンのロングデイズジャーニーにも似た雰囲気
他では見たことない演出に溢れた作品で超個性的
親の背中を見て子供は育つし、田舎の土着文化はそれ故に根強い
ラストシーンのドリーが示す
フィリップシーモアホフマン、下衆野郎にハマりすぎ
オブジェの小石をゆっくりと落とすところ、この映画の凝縮
脚本、演出文句なしにおもろい
スッと入ってくる設定、一方向からの徹底的な描写、見えてくる過去、良作
なぜ城戸はそこにいるのか、何が城戸を動かすのか
が下の方のレイヤーに隠れていて、最後までほころびなくバチリと現れるからおもろい
喪失がそれとして描かれておらず、心地よさすらある
でも直情的なところは各々にあって不自然さは欠片もないんだ
すずめが男のこと探しに行きますとか言ってしまう辺り、観客に余白を残すことを放棄しているように感じた
いまポールオースターを読んでいるから
手のひらを裏返しゆっくりと落とされる石、よかった
内戦関連の話が核に置かれて進められてく展開、すずめの戸締りに似たところあるな
ぎこちなさや何となく感じる不自然な雰囲気、嘘臭さは表情からか
原作の実写化特有のなんとも言えないモタつきに似た不自然さを感じさせない浅野忠信の自然さが見事
当たり屋のシーンめちゃくちゃ好きだな
最初から最後まで綺麗すぎる、このシーンがひと段落して映る雪景色が何倍も映えて見えた
何から何までカッコよすぎた
やはり明確なラインが存在することを認識できたから何度も見るだろう