麻菜さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

麻菜

麻菜

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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.7

久しぶりに観た、一周まわってレビュー忘れ
ルーブルダッシュ、マディソンダンス、1分間の沈黙ゲーム
名シーンしかなくて涙が出てくる
お気に入りのセリフなんてここに書き切れない
生きてるあいだ、ずっとこの
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.7

ヘビトンボの季節に自殺したブロンドの5人姉妹
僕らは彼女たちを愛していた
夢のようで完璧な100分尺
電話口でお気に入りのレコードを聴かせ合うシーンがお気に入り
死ぬことだけが、1番美しい瞬間を永遠に
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ジェラシー(2013年製作の映画)

4.4

ガレルのモノクロこそ
これが愛の土壌、永遠に評価されてほしい
ルイを観るとヴァレンティノの香水の匂いがしてクラクラする
人生のひと時に忠実であること
愛と嫉妬に取り憑かれた、すべての恋人たちのために

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.3

酒もタバコもやらず真面目に生きてても病気になるなら、全部やりまくったほうがいいな
生存率50/50なら悪くないじゃんって言う友達、一生大事にしたいと思う
大切な人が病気になってしまったら、その人が話せ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.5

小さい頃は神さまがいた
何に守られていたのかももう分からない
この映画を若くして亡くなった友に捧ぐ、と
監督と同い年
小学校6年生の冬を思い出した
陸もどこかで大人になれていますように

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

4.5

エンドロールで乗客、乗務員たちの名前が流れ切るまで涙が止まらない
この人たち全員の結末を知っているのに、助けてほしいと祈ってしまった
これが映画ならばきっと救いがあったはずで
神に祈る乗客とまた別の神
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

4.2

どうしようもないあの夏が、とてもとても愛おしいと思えた
ぴったりのラガーシャツを着てロリポップを咥えるシャラメのフィルム映えたるや
ここで生きた記憶はないのに懐かしいって良いな
夏が終わっても言いたい
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プレッピー・コネクション(2015年製作の映画)

3.9

高校生のときゴシップガールのプレッピールックに憧れて制服を選んでいたのを思い出した、先生役のサムペイジで尚更
アメリカのスクールカースト、この中で自分の価値がはっきりと形になってしまったら抜け出せるわ
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.4

愛がたくさん詰まった映画
物理的な困窮を前にして芸術が意味をなすのか、全員がイェスと答えるに違いない
先週ブラザーが夢のためにミラノに出発してしまって、親のような気持ちになってしまい泣きながら観た
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

パソコンの調子が悪すぎて久しぶりに観た
いつだって歴史的瞬間に立ち会える
セクシャルマイノリティは決して異質なものではないし、排除しようとする人間をとても恥ずかしく思う
彼は間違いなく歴史を変えた
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デューデート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(2010年製作の映画)

3.6

前に観たのを忘れていて再び
トッドフィリップスやはり最高の監督だな、手癖がファッキン
アランのパパが土葬で良かったと心から思った
グランドキャニオン気持ち良いーーー
アイラビュードュー!

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

スピルバーグとジョンウィリアムズ最高すぎるな
二匹のネズミの話、ずっと覚えていると思う
なんとなく慎重すぎる140分、ノンフィクションで良かった
父親と母親どちらと暮らすか、子供に決断を迫って良いはず
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.3

この映画のモデルになった殺人鬼、カルロスプッチが本当に天使
バックボーンなんて知る必要もない、生まれながらのシリアルキラー
チノダリンの色気に息が止まった、一切の接触もないのに画面から伝わる湿度
ラス
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エレファント(2003年製作の映画)

4.0

キスの仕方も知らない高校生が銃の使い方を知っている
Elephant in the room、これが社会だ
この事件は崇められ続ける
淡々とした学校生活からのラスト30分、一瞬にも思えたほど
神様の言
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ネイビーシールズ:チーム6(2012年製作の映画)

3.5

CIA側でなくネイビーシールズ側のムービー
隊員たちのストーリーは入れずに、徹底してドキュメンタリーっぽくしてほしかったな
とりあえずカメラワークでばり酔った
シールズはイラク戦争のときテロリストと捕
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.7

ワイルドマコノヒーやった
ジュブナイルムービーかと思いきや、男たちの愛とはなにかをお腹いっぱいに感じられた
もう大人になってしまったけれど、愛とはこうあってほしいといつまでも願いたい
ネックボーンがF
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セレブリティ(1998年製作の映画)

4.3

ウディアレンの白黒良いなーーー
ベートーベンの運命と空に浮かぶHELP、だれだってドキドキする冒頭
フェリーニの甘い生活のイエス像を運ぶ大好きなシーンがそのままあって嬉しかった
ウディアレンの苦い生活
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スプリット(2017年製作の映画)

3.6

マカヴォイの演技は本当に素晴らしい、一つ一つの人格にしっかりと魂があった
こういうの実話系だったらめちゃくちゃ好きだったなーーーという感じ
最後の人格が出てくるあたりから躊躇わずにトイレに行けた
ビー
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.2

最初に出てくる、お面をつけた子供たちが埋葬する動物を運んでいるシーン、少しカルト感があってワクワクしていたけどストーリーに何の関連性もなくてそれがホラー
事故で顔の半分がグシャグシャでピクピクしている
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.5

12分の尺で心にずしんと落ちてくる
唯一のセリフは事件当日の叫び声だけ
ほとんど白黒で進んでいく画面に映る、学校に飾られた星条旗の色の鮮明さに吐き気がした
銃を持つ権利にどれだけの大義名分を擦り合わせ
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100億人―私達は何を食べるのか?(2015年製作の映画)

3.4

食糧危機について以外このドキュメンタリーとは何ら関係ないけれど、深刻な食糧危機の中で未来のスーパーフードは昆虫だとテレビで観て、日本橋に昆虫食のレストランに行ってみた思い出
めちゃくちゃコオロギ料理が
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.4

先日マルジェラのレプリカのポップアップに行ってきたので鑑賞
マルジェラのヒストリーがあまり伝わってこなくて惜しい
ポップアップは嗅覚からだけでなく、匂いごとにポラロイド写真があり、視覚からのアプローチ
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ティファニー ニューヨーク五番街の秘密(2016年製作の映画)

3.5

ただ身につけるだけならブランドでなくても良い
ティファニーブルー、いつでも気高くあらねばならないこの色を纏える女性になりたい
ブルーボックスのリボンを解くあの瞬間の女の子たちの写真展とかないのかな、み
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#REALITYHIGH/リアリティ・ハイ(2017年製作の映画)

3.4

ただキラキラしてるだけでありがちな内容でも、ハイスクールムービーっていうだけで観てしまう
大切なものだけに目を向けて生きていこうなーーー
ブルサードと校長が、ボーンファイヤーの時に仲良くハッパ吸ってた
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.0

18歳で東京に出てきてシリアルキラー展に初めて行ったのは、バンディの絵が見たいからだった
ザックエフロンとリリーコリンズでなんとなく気が散りそうだったから、こっちの作品は今まで観なかったけど素晴らしい
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南へ行けば(2009年製作の映画)

4.0

止めどなく流れていく景色と対照に、少年時代に時が止まってしまったサムの表情が微動だにしないこの対比がグッド
ラストシーン、何かに取り憑かれたように川に入っていく姿は母の胎内、羊水の中に戻っていくようで
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.7

ライブエイドでのクイーン、ネブワースでのオアシスの映像を観たときと同じ類の涙が出た、こんなにも救われた気持ちになるんだから音楽も宗教
神の下での人間の根本とは、愛とは、ロックとは
哲学的なテーマの真上
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ネイバーズ2(2016年製作の映画)

4.1

2も一気見、カッパニューのメンバーのキャスティングがグッド
ステラベイビーのおもちゃドレス着せたバイブだし、マリファナ食べて9時間お昼寝するし良い感じに育ってた
子供生まれたら遊べないからって、陣痛5
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ネイバーズ(2014年製作の映画)

4.2

ハングオーバーぶりにこんなに笑った
夜遊びと子育ての両立だ!お隣さんへの手土産はマリファナで良いよな!ってノリノリでパーティーに行ってて、こんな感じなら結婚生活もおもろいだろうな
家庭ってパーティー

街の上で(2019年製作の映画)

4.9

ずっと待っていたので公開初日に観られてハッピーーー
舞台挨拶で今泉力哉監督が、ジャームッシュのcoffee&cigarettesのような作品を撮りたいというお話をしていたけれどまさに、これぞ
愛がなん
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フェイク・タトゥー(2017年製作の映画)

4.1

メリーランドのオーシャンシティで夏の間だけ付き合った男の子の首にあった、Aubreyっていう元カノの名前のタトゥーのせいで、あと2週間の滞在を切り上げて日本に帰ってきたの思い出した
帰ったあとわたしの
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.6

わたしたちの傲慢な価値観の中で、普通や美しさがどれほどつまらない概念かを恥じるべきだと思った
絶望せずに生きることは難しい
クリスティアンがラウラと出会えていれば良かったな

シンプルメン(1992年製作の映画)

4.7

愛すべきソニックユースでのダンスシーン、死ぬ時に思い出しそう
大好きなドリーマーズでのルーブル爆走のシーンだけじゃなくこのダンスシーンまでゴダールのはなればなれにのオマージュだったので、ゴダールへのリ
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.9

原作の冒頭部分から完全に脱線
スカーレットの魅力は色褪せない