るーとさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

3.5

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久しぶりに鑑賞。

ウッディは徹底した仲間思いを今作も感じずにはいられない。皆に屋根裏に残るよう説得する時も、サニーサイドの実態を知って危険を顧みず助けに戻る時も。
サニーサイドから逃げ出す、ウッディ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

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基本的に楽しんで観ることができるが、インパクトはきっちりと残す作品で、90分ちょっととコンパクト。完成度が高い。

ジム・キャリー演じるトゥルーマンのみが生まれた時からリアル、それ以外は全てセットとい
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

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人間の持つ過去への憧憬を描くとともに、理性よりも感情を大切にするよう伝えてくれる作品。

ギルは1920年代のパリに憧れ、アドリアナはベルエポックに憧れ、ロートレックやゴーギャンはルネサンス期に憧れる
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.5

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3時間があっという間に過ぎた。酒に女にドラッグに。あまりに破天荒すぎて、娯楽として普通に面白い。あれだけaddictiveになれるってそれはそれで能力。普通、あんなにぶれずに軸を持てないのでは。叩き上>>続きを読む

光をくれた人(2016年製作の映画)

4.0

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途中からずっと苦しかった。

島でルーシーを育て始めた時点で、道から外れた、正しくないことをしたという罪の意識を背負い、トムはそれを打ち明ける機会を求め続けた。罪を背負った状態で生きることは耐えられな
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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.5

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乃木坂目当てに気楽に鑑賞。ちはやふるにしてもそうだが、部活に青春捧げる系のこういう作品、好き。まぁ細かい点をとやかくレビューする気もなく。笑
なぁちゃんとまいやんのバランス感。生ちゃんのポジション。ま
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

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ナチスの用いたエニグマを解読したチューリングを描く物語。

コンピュータの基礎を築き、戦争の終結を早め、世界の形を作ったにもかかわらず、戦争が終われば全てがなかったことになり、見合った評価を得ることも
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名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)(2010年製作の映画)

3.0

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最近考える系の映画を観る体力がないので金曜ロードショー録画組からのチョイス。

バイオテロに見せかけて、実は漆かぶれで、実際は奈良の仏像を盗むためのカモフラージュだったというのが大きなストーリー。
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.5

随分と前に映画好きの高校同期に薦められていたのを思い出して、オンライン飲み会の後の軽いノリで見た。こういう映画もアリ。

堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々。キャスト良し。

どんな仕事をするにして
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

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起承転結があってというタイプの映画ではなく、お茶のお稽古を中心に時が流れていく映画。
ただただ見ているとすーっと終わってしまうのかもしれないが、とても普遍的なテーマを描いている。

すぐに分かるものは
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなか難しい映画だった。
残ったモヤモヤ感。ちょっと万引き家族を思い出して、あの時もモヤモヤ感があったけど、あれは自分なりになんとか読み取ったメッセージがあって、その一方で他にも解釈はあるのだろうな
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.8

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森見登美彦の小説を原作とした作品。
小学4年生ながら大人びたアオヤマ君が、「ペンギン・ハイウェイ」と「海」とお姉さんの関係性について研究する話。

日々世界について学んで偉くなる、どれだけ偉くなるのか
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

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普段は原作原作、という人にあまり共感できないのだが、少しその気持ちが分かった。(「原作」とは小説、「本作」とは映画。)

観ていながらにして、作品の創り方という目線になっていた。
まず、入りがいきなり
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.3

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アン・ハサウェイ良い。
仕事と恋愛。最終的には自分が何がしたいか。
人に何が求められているかを考えて、さらにそれを超えていくこと。
マイ・インターン観たのは相当前だけど、似た雰囲気を感じた(アン・ハサ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.5

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とても好きだった。思春期くらいの男女の話、絵、特に雨、音楽。「らしさ」。

▪️天気と歴史
まず、天気に注目したというテーマ設定が好き。
人の気持ちは天気に左右される。自分もそうだからよく分かる。
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

3.4

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ミュウツーの逆襲は、印象に残っている映画で、せっかくの機会だし童心に帰ろうと思って見に行った。
いろんなポケモン出てくるが初期だからほとんど分かる。バトルシーンとか音楽とかセリフとかも懐かし。

伝説
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.3

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テーマとしては、いろんな生き方がある、時代によって価値観は変わる、ということにあるのか。
だが、これまでの完成度に比してインパクトは大きくないし、評価は割れること間違いなし。

ストーリーとしては、要
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

東ドイツで実際にあった実話。ハンガリー動乱に対して黙祷を捧げたとある高校のクラスの物語。

ハンガリー動乱の報道を聞いて、一喜一憂する彼ら。多感な時期にある考え方を押し付けられることに反したい気持ちは
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アラジン(2019年製作の映画)

4.7

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ただただ素晴らしいの一言。ディズニーは実写化も本当にうまくやるなぁと。超えてくる。
大枠のストーリーを維持したまま、時代に合わせてディテールを変える。この徹底。

大きな変化は、ジーニーが人間として侍
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アラジン(1992年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

たぶん幼稚園以来じゃないかな。実写版を見るにあたって見ておこうと思い。
プリンセスものは、一見どれも大筋は単純なストーリーに見えるが、登場するキャラクターがしっかり立っている。
また、シンデレラ等と異
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

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どこか懐かしさがある作品。
小学生の時は探検隊的なものに憧れていたような気がする。

端的には4人で死体を探しに行く話。
もちろん、そのストーリーやタバコ・銃のような不良性は自分にリアルな経験としてあ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.5

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令和1本目は戦争ものにしようと思って元々気になっていた本作をチョイス。広島だし原爆がテーマなのかなと思っていたが、少し違った。
一般市民から見た戦争を描く作品は数多あるが「戦争は悪」というある種単純な
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.7

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テーマが重く、描写も衝撃が大きく、名作として名前が上がる所以がよく分かる映画だった。納得。
いろんなものが詰まりすぎているが、要約しろと言われれば「良くも悪くも人間の可能性を伝える映画」ということに尽
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

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やっぱりジョン・カーニー監督好きだわ。
この監督の作品が好き、っていう経験初めてだからありがたいというか何というか。
テーマを言葉で語るとかそんなことをするまでもなく、ただ単にこれは良い、元気になれる
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.7

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安定の面白さ。Part1よりはやや劣っていると感じるのはシリーズ物の宿命か。
空飛ぶタクシーとか、カフェに入るとテレビに話しかけて自動でペプシが出てくるとか、ボードで空を飛ぶとか、部屋の窓に風景が映る
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

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とっても心地よい空気感。
ブダペストからパリへの列車で出会った2人がウィーンで途中下車して1日を過ごすというストーリー。観光地が出てくるわけでもなく、ただただ2人で過ごす時間を映像にしているだけといっ
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それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

3.8

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必見の映画。刑弁スピリット。

弁護人は否認事件であれば被告人を信じてあげなければならないという当たり前のこと。他方、簡単に否認を勧めることもできない難しさ。現に厳しさに直面していて、示談を勧めた初回
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ルーム(2015年製作の映画)

4.1

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独特の世界観に惹かれる、心温まる良作。
誘拐されて"部屋"に閉じ込められている親子が脱出し、"世界"での暮らしを始めるストーリー。

17歳で誘拐された母親は、ジャックを愛し、自分が親である自負を持っ
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.0

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某友人に勧められていたところ、2週間以内に配信終わるリストにあったため。しかもこの前、南極に最も近い世界最南端都市に行ったし、というタイミング。

ドームふじ基地に派遣された料理人を中心に南極での生活
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ハワイでツアーガイドをしつつ天文学の研究をする大輔と、記憶が1日しか持たない瑠衣との恋愛を描く映画。
佐藤二朗はじめ、脇役がいい味を出していて、テーマは重くてもストーリー自体が重くならない。笑いが非常
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

フランクの機転の利かせ方は見応えあるとしても、特に序盤のカールの無能感はどうにかならないものか。
フランクは航空会社の人間になり、医者になり、法律家になり、やりたい放題じゃん、という。純粋な子供。何か
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

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これも見ようと思いつつ見ていなかった作品。名作には名作と言われる所以があるものだなぁと思う。

理不尽な境遇に耐えて、自力で状況を改善するアンディーの強さ。その中で感じた、したたかさも含めた「知」の重
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.6

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胸がキュッと締め付けられる、とても切ない映画。傑作と言われるのも頷けた。印象に残るシーンが物凄く多い。

ナタリー・ポートマン可愛い&美しい。マチルダは、大人びているように見えてやっぱりまだ子供らしい
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ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

世界初の有人飛行を達成したガガーリンの話。宇宙に飛んで帰還するまでの間を、回想を中心に描いた作品。
1961年のソ連時代の宇宙飛行に関して、なぜこの2013年というタイミングで映画化しようと考えたのだ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

評価が高いのも頷ける、心地よい作品。実話。音楽も良い。人種的なテーマを考え始めるとさらに深くなるとも思うが、そこまで考えなくても十分。言語化しないと、なんて思わなくてもいい、単純に見て良かったと思える>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「はじまりのうた」が良かったので同じジョン・カーニー監督作品を。
音楽が良いのは共通。映画の評価としては「はじまりのうた」の方が好きだが。

撮り方が印象的だった。カフェのシーンを店のガラス越しに、と
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