たちくるみさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

たちくるみ

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花とアリス(2004年製作の映画)

4.8

夢の中のような淡い世界観の岩井作品、とても綺麗で観ていて落ち着きます。個性豊かでありながらながら現実の悩みを持った「人間らしい」人間たちが恋や友情を通してもがきながらも歩いていきます。シュールな面白さ>>続きを読む

どん底(1957年製作の映画)

3.6

ほんとにずっとそこに住んでたみたいな人しかいなくてあれを作り出した俳優陣の凄さ、ほぼ室内で繰り広げられていく色の濃い人間模様の描き方がとても印象的な作品でした。私的には「役者」役の「ごろーろっぷ」と「>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

人生の中でこれだけ醜く美しく自分の心を揺さぶってくる作品に出会ったことがあっただろうか。
か弱く、暴力的で、それでいて繊細で荒々しく、なんて言ったらいいのか、言っていいものなのか分からないがこれは私の
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悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「悪い奴ほどよく眠る」このタイトルに目が惹かれて観ました。
社会派の一作ということで最初は面白くないかもと思っていましたが次第に見えてくる関係性とバックボーンでどんどん面白くなっていきました。
三船敏
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.5

すごい世界観だった、のめり込んでしまった、
段々とつながっていく人間関係と彼らの未来をあえて描かないことで観た人の中でずっと円都(イェンタウン)が続いていく、という異世界のようで現代社会のような混沌と
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

人間の愛情から憎悪への変化をトラビスが体現して観客に訴えかけているように感じました。
狂気に変わり一人の男が変わっていく人生をロバート・デ・ニーロが抜群の表現力で生きていて観ていて飲み込まれました。
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.8

大泉洋のお芝居を初めてちゃんと観ることが出来ましたがキャラクターを大切にしつつ自分の色を出していていい役者だと感じました。その他でも戸田恵梨香の役作りや満島ひかりの存在感、樹木希林の貫禄など名優たちの>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャック・ニコルソンが出ているから、という理由で観ましたが驚くほど素敵な作品でした。
精神病院に入って馬鹿にしていた患者と次第に深まっていく絆、増えていく思い出にどんどん感情移入していきました。
特に
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.3

アル・パチーノのかっこよさはもちろん、ショーン・ペンの役作り、そして音楽が素晴らしいです。中でもアル・パチーノ演じるカリートの変化はとても感情移入してしまいました。
ゲイルの部屋に訪れる場面は名シーン
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

好きな作品でした。
オチはちょっとあれですが高校の空気とか人間関係のぎこちなさがよく描かれています。映像の色味だったり独特な間にこだわり、一人一人の目線でひとつの出来事にたどり着いていくという稀に見る
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

三谷幸喜の色が詰まってた作品でした。
話の展開は予告からほぼ分かりましたが中井貴一、佐藤浩市、草刈正雄、寺島進、梶原善などの三谷組の俳優陣のお芝居はやはり見応えがあります。なにより演じている俳優陣が楽
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.8

世界観が好きな作品でした。
青年たちの葛藤や家族の絆をサクラメントのお洒落な街並みの中、主人公目線で物語にのめり込んでいけました。
お母さんのあのシーンは涙が溢れ出ました。

心が温まるいい映画だと思
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりカメ止め感がすごいありました。
練りに練った流石と言える脚本・構成でした、過去に時間巻き戻すところなんかは見てて「お、きたきた!」って思いました。笑

一方で「カメラを止めるな!」に比べて脇を
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.4

スタンリー・キューブリックという偉大な監督をまとめて評することなど出来ないがなんと言うか「醜いものを美しく描こうとする」監督だと感じた。
今作で言えばすれ違っていく歪んだ愛情に狂う人間の本性に焦点を当
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

3.6

堤真一の演技が凄い。まずはこの感想。

そして作品全体としてすんごく重い。じっとりしていて不気味なカット割りやヨリのカメラワーク、音が途切れ途切れになったりする演出が完全にホラー映画のそれでした。
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

感動しました。
天才の孤独とそれを理解してくれる人達の登場、そして名言がたくさんありました。
実話に基づいていることでより感動が増しました、何よりベネディクト・カンバーバッチの芝居がすごすぎる。「クリ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

元気になります。
エンターテイナーっていう名称に相応しい存在で楽しませてくれました。
僕は警備班希望です。格好いい。笑

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

世界観が好き。
ジョゼが可愛い。ジョゼが作った料理が食べたい。乳母車+スケボーで散歩するシーンが好き。

天気の子(2019年製作の映画)

4.7

しばらく世界観から抜け出せなくなりました。晴れの日が少し寂しくなります。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.5

ジム・キャリーだからこそ出来たなーって思うようなさわやかで力強くて愛おしい作品。
ズーイー・デシャネルが安定に可愛い。
(500)日のサマー 同様、ちょっと不思議ちゃん要素あって魅力的。

マスク(1994年製作の映画)

4.6

このときのキャメロン・ディアスがほんっとに美しくてすごく好き。
ジム・キャリーのコメディーとキャメロン・ディアスの美しさとこの物語のファンタジーさがガッチリマッチしているからここまで愛される作品になっ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

本当によかった。号泣でした。

・フォーキーの登場した意味(勝手に最近世界規模で問題になっているプラスチックのゴミに対するメッセージだと思ってる)

・ボーの存在(女性の自立、強さのメッセージ)

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壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.6

中井貴一演じる吉本寛一郎の真の男の強さと佐藤浩市演じる斎藤一の強さの対比を映し出していた。
おにぎりのシーンが印象的。
しかし中井貴一の吉本寛一郎が何故か怖く感じてしまった、何故だろう。
中谷美紀のお
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影武者(1980年製作の映画)

4.0

仲代達矢の2役演じ分けた表現力の高さ
忠実に再現された長篠の戦いの迫力
主役級の俳優が揃った豪華なキャスト
フランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスなくしては生まれなかった作品。観れて良かっ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.8

インド映画舐めてました、という程面白いし泣けます。展開も飽きないしエネルギーがあって心が温かくなります。
3時間あるけど長く感じませんでした。

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.6

好きな世界観です。
あえてどこからが現実かそうでないかをはっきりさせないところがジブリ作品のうまいところですね。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.5

心地よく観ていられるジブリ作品。
告白シーンとか繊細な恋心が見えて好き。
宮崎駿と吾朗のドキュメンタリーを併せて見るのもオススメです。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.8

映像も音楽も刺激的。お芝居もいいし世界観が好きです。お洒落で格好いい、ユアン・マクレガー坊主似合いすぎてる

ハンニバル(2001年製作の映画)

3.0

羊たちの沈黙が良かっただけに要らなかったかもしれない、と思ってしまいました。
脳の所は、、うん。ファンタジーです。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

3本の指に入るほど好きな映画です。
笑えるし、可愛いし、美しいし、お洒落だし、格好いいし、なにより心が温かくなります。
何度でも観たくなる作品です。
「王女と兵士」の話が好きです。
教えてください。

WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ(2015年製作の映画)

3.8

色と音の使い方が上手く、シンプルなストーリーを色付けていた。音楽を監督が愛していることが伝わってくる。
爽やかな気持ちになれる青春映画。

恋するベーカリー(2009年製作の映画)

3.4

この映画で評価すべきはジョン・クラスシンスキーのハーレイだと思う。
主要の3人は目立って当たり前だけどあの数回の出番できちんと印象を残したことが物語っていると思った

シーサイドモーテル(2010年製作の映画)

4.0

若いとき何回も見ちゃった
ピザが届くまでの時間勝負するところ好き
あと、麻生久美子がべらぼうに可愛い

ブロードキャスト・ニュース(1987年製作の映画)

3.4

報道を巡る3人の恋模様。
クリスチャン・クレメンソンのアクロバティックな動きは必要だったのか分からないけど印象に残ってる。笑

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

文句なしに好きです。
何これっていう斬新な演出と構成とトムとサマーの世界に完璧に引き込まれました。
ウディ・アレンのアニーホールのような何が次来るんだっていうワクワク感が詰まってて本当に面白かった。
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.0

トビー・マグワイアとマイケル・ケインの関係性がとても心温まる。そして孤児院の子供たちの明るさとその裏にある寂しさ、悲しみが映像に出ていて胸が苦しくなる。
色んな形の「愛」を感じられる作品。