もたさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

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ミア・ワシコウスカってこの映画で出世したんだっけ。ヴァン・サント、ジャームッシュ、クローネンバーグ、デル・トロ。すごい。彼女の走り方が良い。しかしラストはやっつけにも程がある。

男の顔は履歴書(1966年製作の映画)

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安藤昇の大根に応えるように伊丹十三と菅原文太がちょっと過剰。ローアングルだから、事故に遭って運ばれた患者の血が滴るのが下から見えるという面白い演出。

僕が結婚を決めたワケ(2010年製作の映画)

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ロン・ハワードのラブコメだけど、もはやここまでくるとジャンル映画の万博とでも評したくなるような感じ。模倣的な域を出ず、かと言って安定した面白さがあるわけでもない。豪華キャストが逆にアクになってる感じ。>>続きを読む

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

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思ってたのと全然違った。居場所をなくした人々の逃避行というのは必ず終わりが見えていて、どこか哀しみがあるものだけど、そこに無頓着なのか、居場所すらただの固執にすぎないという楽観的なオチで、本当にそうか>>続きを読む

光りの墓(2015年製作の映画)

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最高。何で今まで見てなかったのか。

キートンの恋愛三代記/滑稽恋愛三代記(1923年製作の映画)

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『イントレランス』も『ベン・ハー』も見てないからパロディはよくわからなかった。ジャッキー・チェンで有名なアクションはこの作品だったのか。高さを表現するために石ころ転がすの演出としてかなり先駆的なのでは>>続きを読む

ザ・ムーン(2007年製作の映画)

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計画については何の知識もないからへぇ〜って言いながら見た。このドキュメンタリーは飛行士へのインタビューがほぼ全てだけど、当時の人々の反応もかなり気になる。

天使と悪魔(2009年製作の映画)

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飽きさせなくはなってるけど、えーというような展開。ユアン・マクレガー仕事選ばないな。

ノマドランド(2020年製作の映画)

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孤立した生活だからこそ共助の関係が生まれるというパラドックス。逆にいえば、形式的には繋がっていても実際は孤立してるという構図が世の中多い。帰属意識と主体性の問題が大きいのだろうけど、ちゃんと自分の意思>>続きを読む

不滅の物語 オーソン・ウェルズ(1968年製作の映画)

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オーソン・ウェルズのこれもテレビ映画。ウェルズも鏡多用するな。

カフカの「城」(1997年製作の映画)

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かなり衝撃的なラスト。これテレビ映画なんだ。ハネケはなかなか驚かせ方にレパートリーがあって、かつちょっとメタ的に意表ついてて好き。顔からして不条理なウルリッヒ・ミューエ。同年、ハネケは彼と『ファニー・>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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かなりクロスカッティングを多用している。同じ漫画を読む、とかならわからなくもない演出ではあるけど、主人公が創作に打ち込むきっかけになった漫画家が登場して同時に漫画描いてるのとかは流石に……って感じがし>>続きを読む

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

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見たはずだけどほぼ記憶なかった。オドレイ・トトゥだったんだ。整合性保つために頑張ってるけど、難しいよなぁ…というのも感じる。

コクーン(1985年製作の映画)

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ロン・ハワードのスピルバーグっぽいやつ。というか『トワイライト・ゾーン』のスピルバーグの短編にどことなく似てる。『未知との遭遇』のラストは初見の時は目を疑ったけど、実際どういうドラマ的意図があるのかい>>続きを読む

めぐり逢う朝(1991年製作の映画)

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実在したとされる音楽家をモデルにした文芸作品。ジェラール・ドパルデューの若い頃を実の息子ギョームが演じてるけど、「太ったわね」で片付けられないくらい変化が大きく、もはやギャグになってる。演奏を聴くため>>続きを読む

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

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マンゴールドが監督してホアキンがジョニー・キャッシュを演じた伝記映画。2人目の奥さんと結ばれるまで……ってそんなに大事な話?とは思った。キャッシュといえばフォルサムプリズン(ステレオタイプ)だけど、ド>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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吉野源三郎の原作(?)も読んで楽しみにしてた。凄すぎる。やべえ。おそらくはその本ですら宮崎駿の宇宙の中のひとつの星の輝きに過ぎないのだろうけど、でもそれとの繋がりってなんだ。中流家庭で育ったコペル君は>>続きを読む

アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

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どこがディレクターズ・カットか、なんとなくわかる笑

アタラント号(1934年製作の映画)

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実は見てなかったやつ。一時期よく上映されてたけど、上映権が切れたのもあり、ジャン・ヴィゴの名前すら忘れかけてた……。アケルマンだって今ではそこら辺の居酒屋で学生が語っているような人になったけど、以前は>>続きを読む

つながれたヒバリ(1969年製作の映画)

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『厳重に監視された列車』の3年後で、『スウィート・スウィート・ビレッジ』の16年前とのことだけど、ぱっと見は『スウィート〜』の方に近い印象。しかし、社会主義に対するかなり辛辣な批判が盛り込まれてて、も>>続きを読む

エヴァの匂い(1962年製作の映画)

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『神は見返りを求める』みたいに、悪女が律儀に悪女であろうとした結果、追っ手の男と一緒に道を踏み外していくやつだけど、細かいところに異常に気が利いててさすがロージーだな。なんといっても鏡(若干しつこい気>>続きを読む

スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

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正しくは『ザ・スパークス・ブラザーズ』ですね。かならず「キッチュ」と表現されていた。例によって学生の時に聴いてたけど、Kimono My HouseとPropagandaに熱狂したあとは、すっ飛ばして>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

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『ムーンエイジ・デイドリーム』見て、直球な音楽ドキュメンタリーが見たくなった。こういうのでいいんだ。ボウイにしろビートルズにしろ、音楽に対してミュージシャン自身はイメージが一人歩きしがちなんだというの>>続きを読む

私は死にたくない(1958年製作の映画)

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ジェリー・マリガンらの演奏シーンで冒頭から心踊るけど、映画見た後はジャズ好きの故人に捧げられたシーンというニュアンスが付加されて複雑な心境になる。ロバート・ワイズいろんな作品作ってるな。

13人の命(2022年製作の映画)

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リアルタイムでニュースを追ってて肝を冷やした事故。全員救出ってすごいなとは思ってたけど、そんなファンタジーみたいな荒技を使っていたとは。携わった人たちのプロ意識と勇気に敬服する。作品としては、ロン・ハ>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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なんか凄いもの見たな。デヴィッド・ボウイのドキュメンタリーなのに『メトロポリス』から『愛のコリーダ』まで荒唐無稽?カオス?な映像のモンタージュで圧倒される。どんな意図があって?本人の意思?とか色々なも>>続きを読む

荒野の処刑(1975年製作の映画)

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フルチの西部劇。やたら残酷なシーンがあるし、そもそも西部劇っぽくない。構成のバランスが悪く感じるけど、留置場で一緒になった仲間たちとのロードムービーなんて悪いわけがない。

君とひととき(1932年製作の映画)

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『結婚哲学』こんな感じだったかしら。モーリス・シュヴァリエとチャールズ・ラグルスが共演してるのたまらない。しかしちょっと演劇的すぎる気もする。

最後の切り札(1942年製作の映画)

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ベッケルのデビュー作。綿密な脚本と(まだ削ぎ落とし尽くされてはいない印象だけど)スピード感ある演出。キャラクターが皆魅力的。タイプの違うふたりの新人刑事の威厳をかけた捜査対決。最高〜。

秘密調査員/秘密捜査官(1949年製作の映画)

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グレン・フォードがギャングの黒幕を追うセミドキュメンタリー調ノワールで、80分とは思えないくらい見応えある。製作がロッセンというのが頷ける。

ムーンライティング(1982年製作の映画)

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ついに見れた。『EO』の予習も兼ねて。情けない役なのにジェレミー・アイアンズ、こんなかっこよくていいのか。妻に依存しすぎな男というのはあまりないキャラ。それにしても編集が凄い。あえてめちゃくちゃに作っ>>続きを読む