Cisaraghiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

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こんなにきれいに騙されて泣かされた映画は久しぶり。明らかにそこから着想を得ただろうとわかる○○にツボる。旧ユーゴスラビアのおばちゃんになりきってるエマトンプソン、さすが。主役のエミリア・クラークさん、>>続きを読む

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

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マンガやアニメでもこんなバカバカしいの具現化しないよ、よくぞここまでギッシリみっちり作り込んだ、というフザケ倒し、遊び倒したアートな映像世界だった。何なんだ、あのダンス?

でも、お話は後半から、原作
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

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アメリっぽい、というのが最初の方で受けた印象だけど、やはり何かとアメリと比べて取り沙汰されたようだ。イギリス版のアメリを作りたい、とイギリス人が思ったとしたら、そりゃ庭というアイテムは欠かせないだろう>>続きを読む

夜も昼も(1946年製作の映画)

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このケイリーグラントは、伝記映画のためかお茶目さはかなり抑えめ、表情にサンダーバード的、または腹話術人形的な作り物っぽさが強く出ている点が特徴。自ら歌も歌っている。歌手でダンサー役のジェーンワイマンさ>>続きを読む

ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡(2008年製作の映画)

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カリフォルニアのワイン映画ということで見始めたが、ほどなく英米渋おじ対決映画だと判明。ビルプルマンさん、田舎の人のイメージなかったので、最初誰だかわからなかった。イングリッシュ・マン・イン・パリス&カ>>続きを読む

素晴らしき休日(1938年製作の映画)

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どこまでも能天気なコメディかと思いきや、意外にそうでもなく。キャサリン·ヘップバーンとケイリー·グラントの素晴らしい快活さ、諧謔、アクロバット技能をもってしても、ちょっぴり切なくなる話だった。弟ネッド>>続きを読む

ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

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最初、フランスの中年のおばちゃんにしか見えなかった主人公が、だんだんカッコよく見えてくる。登場人物も少なくストーリーはベタでシンプルだけど、ベタっとした野暮な感じがしないのは、フランス語だからなのか、>>続きを読む

フラワーショウ!(2014年製作の映画)

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こういう創作コンペものは、どんなファンタスティックな作品が出来上がるんだろう?という興味の一点だけでも強力に引っ張られる。それが庭なら尚更だ。最初の方で庭のデザイン画が出てくるところからしてワクワクし>>続きを読む

ブルゴーニュで会いましょう(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

パッと見あまり楽しそうではないなと思ったのだが、プロヴァンスに味をしめてブルゴーニュにも行ってみることに。しかし、残念ながら第一印象そのままのあまり楽しくもなければ面白いとも言い難い映画で、趣味じゃな>>続きを読む

おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

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まず冒頭、主人公の男の子がお母さんと一緒に乗り込む田舎バスの乗客たちの顔が、真っ黒に日焼けしているのに驚いた。韓国映画やドラマで、こんなに日焼けした人たちを見たことがなかったから、韓国の人でもこんなに>>続きを読む

プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

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プロヴァンスでオリーブ園を営む、元フレンチヒッピーでイージーライダーのちょっと気難しいジャン・レノおじいちゃん。そのおじいちゃん夫婦と孫たちの話を軸にして映し出される明るいプロヴァンスの夏の風景を愛で>>続きを読む

シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

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気構えず気楽に楽しめそうな映画を見たくて選んだけれど、ピッタリだった。フランスといえども、一般庶民までおしなべて食通という訳もなく、お肉に白ワインでも全然気にしないとか、大衆食堂に集う労働者のおっさん>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラージャマウリ監督作品ということで、『バーフバリ』や『マッキー』のような奇想天外な娯楽作品を予想していたが、これは娯楽作品として手放しで楽しむのはチト難しかった。これまで、あまりにも複雑そうなのでイン>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

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狙って笑いを取りに来てる感じはしないのに、随所で失笑に近い笑いを堪えきれないという、あまり映画では経験した覚えのない巧まない可笑しさのある映画だった。それには多分、子役の子供たちの演技・演出に負うとこ>>続きを読む

ボーイ(2010年製作の映画)

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舞台はニュージーランドの東海岸、農場に暮らすマオリの子供たちを描いた映画、となると観るしかない。もちろんマオリの人たちを描いた映画は初めて。このマオリの兄弟が滅法カワイイのだ。特に弟クンは、永山絢斗に>>続きを読む

カムバック!(2014年製作の映画)

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英題は“Cuban Fury”。 軽く観られそうな映画を探していて、コメディ×ラテン音楽×英国ということでチョイス。ニックフロスト、本当にサルサを踊れるのだろうか?と疑わしい気持ちで観ていたが、ダンス>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

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ジョンウィリアムスは別格的に偉大、というのと、今でも映画音楽の主流は、大人数による古典的アナログ楽器の合奏=オーケストラによるものなのだ、というのが大きな発見だった。曲は自分自身を曝け出す、だから恐ろ>>続きを読む

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

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これはこれでいいと思う!レッドショアの街やステージセット作り込んであって見応えある!隠遁地の景色も素晴らしい。BONOの声のスペシャル感、さすが。またみんなに会えて嬉しい!ただ、1が好き過ぎた…。それ>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

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「空港から一歩も出ない設定で話を作る」という、お題先にありきの映画をスピルバーグとトムハンクスとジョン・ウィリアムスとで作ったらこんなの出来ました!みたいな感じだと思ったが、実際に空港で暮らしていた人>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作の最後がいよいよ話が動くのか?と思わせる終わり方だったので期待してしまったが、そこまで大きくは動かず、冬を迎えても淡々と続くいち子の自給自足生活。東北の冬の情景が鮮烈で絵になる。植物が次々と息を吹>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

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映画的美化を施されて切り取られたフォトジェニックな映像ではなく、ドキュメンタリー的なありのままの映像で、全体的に綺麗さで言えば韓国版の方が上だったけれど、橋本愛ちゃんがほぼオシャレさ皆無の黙々と仕事を>>続きを読む

リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

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Uターンスローライフ提唱料理実演映画。羨ましい生活、こんな所でこんな暮らしをしてみたい…と憧れつつも、生活費はどうするのだろう?蛋白質はちゃんと摂れているのだろうか?と現実的な心配をしてしまうの、我な>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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先にオリジナル版を観ていたので、比較しながらの視聴。といっても、かなり前になるので細かい部分はあまり覚えていない。
 フランス版はフランスならではの文化面が物珍しくて興味深かったけれど、さすがに見慣れ
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はりぼて(2020年製作の映画)

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ん~~~これは狸映画か?というくらい次から次へと狸が出てきて、何か?富山市では人間には市議会議員になる資格がないのか?というくらい狸映画だった。ユーモラスな編集の賜物かも。狸かそうでないかはしっぽの有>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

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全編モロッコでのロケ。本当に内戦の渦中にあるソマリアで撮影したように思えた。こういう映画を、安っぽさ、作り物っぽさを感じさせずに撮りきれる韓国映画に脱帽。資金も相当注ぎ込まれているのでは。面白いものを>>続きを読む

漁村の片隅で(2020年製作の映画)

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見終わってからカメルーン映画だったことを知った。もちろん、初カメルーン映画。英語と現地語が入り混じったような変わった言葉が使われていた。カメルーンピジン英語というらしい。

世界には教育を受けたくても
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

韓国を舞台にしたロードムービ-自体があまり思いつかないが、さらに地方の土地の固有名詞がこんなに何ヵ所も出てくる映画を初めて観た気がする。地理好きとしては韓国の地理や地形がわかる絵が多くて嬉しかった。新>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いきなりアレと比べるのもどうかとは思うけど、例のTC主演の有名ゲイ映画と比べたら、私は断然こっち派!貴族階級的なあちらの世界に対して、こちらは先のない農場をどうするか、どうやって生計を立てていくかとい>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

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陰湿な暴力、喚き散らす大人たち、突然の何だかよくわからないゲログロ、教会のシーンは何故あれほどまでに韓国のキリスト教信者の間でコロナが集団発生したかがわかるような気がしてホラーだったし、韓国映画ならで>>続きを読む

Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

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日本版には食指が動かなかったが、初級韓国語学習者にとっては格好の教材なのではないかという目論見の下、軽い気持ちで観始める。正直、分かりきったような話だろうとナメていた。ところがなかなかどうして、予想外>>続きを読む

オールウェイズ(1989年製作の映画)

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オードリーヘップバーン最後の出演作見たさに。スピルバーグが1989年にこの映画を作ろうとした理由がよくわからないと思いながら観たが、後でリメイクと知って何となく腑に落ちた。1943年の映画なら、余計な>>続きを読む

チーフ・ダディ 2 ~家族で当たって砕けろ!?~(2022年製作の映画)

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さすがに、これでもか!のアフリカンファッションのド派手さ斬新さをもってしてもこの話では引っ張れないな…と。役者さんたちもきっとノレなかったに違いない。ファッションも『A Naija Christmas>>続きを読む

これからの人生(2020年製作の映画)

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悲しい役どころなので演技の部分が多分にあるのだろうが、年老いて弱ったソフィアローレンを見るだけで胸が詰まる。実際このように弱っていても全く不思議はない年齢に達しているのだから。それでも現役のミューズで>>続きを読む

ナイジェリアン・クリスマス 〜愛しの花嫁を探して〜(2021年製作の映画)

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ナイジェリアでは高名らしいクンル・アフォラヤン監督作品。とはいえ、少しも肩の凝らない娯楽作品で、ストーリーはたわいのない型通りのラブコメでノリウッドあるある。でも、何しろ一人一人が強烈に個性的だし、ナ>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

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子供ってほんとに残酷で意地悪で非理性的でバカで非道だなと、思春期を迎えて子供時代を卒業する頃に思い、そこをどうにか通過したことに安堵したような遠い記憶がある。子供=自分のことに他ならないが。そんな世界>>続きを読む

ブリス ~たどり着く世界~(2021年製作の映画)

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シリアスなオーウェン・ウィルソンもかなりよい。しかし、サルマ・ハエックあるいはサルマ・ハエック演じる女性はあまり好きになれなかったし、曖昧模糊とした世界設定には難儀した。アメリカの薬物汚染はかなり深刻>>続きを読む