まさわさんの映画レビュー・感想・評価

まさわ

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写真は小津安二郎『秋刀魚の味』で映る野球場のライトです。

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二番目の妻(2012年製作の映画)

3.5

暗転のたびに途方もないところへ連れて行かれるので、画面が暗くなるたびドキドキしてしまった。みんな正気か!?と問いただしたいトルコとオーストリアを渡る世間は鬼ばかり。二番目の妻ははじめこそ世間知らずで頼>>続きを読む

ナディアの誓い - On Her Shoulders(2018年製作の映画)

4.0

生き残ったものの宿命と覚悟して、悪夢のような出来事を世界に知らしめるため、何度も何度も公の場で語り、そのたびに涙するナディアさん。決して慣れることなどない、深い痛みと悲しみが伝わってくる。

ロミー・シュナイダー ~その光と影~(2018年製作の映画)

4.0

ロミーを演じたマリーボイマーが生き写しのようで、まるで本人によって語られてるかのような錯覚。もう、哀しくて哀しくて、しかし美しくて、終始泣きながら見た。

ヒューマン・フロー 大地漂流(2017年製作の映画)

4.2

難民問題に少しでも興味を持ち続けていた人なら、この映画で扱われている土地や状況は「すでに知っていること」ばかりだろう。

しかしこの作品は、過酷で悲惨な現場を伝えるにはやや危険なくらい映像が美しい。ニ
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喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

3.8

これまでクローハーストのことを記録捏造をした人としか思ってなかったのだが、こうして罪悪感にさいなまれてる様子を描いた作品を見て、あえて真実の航海日誌を残した彼は、ぎりぎりの良心をもった人だったのだと考>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.0

やはりチャゼル監督は人生の華々しい側面にはまったく興味がないんだなあ…もうそれだけで信頼してしまいそうになる。
人類初の月面着陸を描くのにプロパガンダ臭はゼロ。「Make America Great
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

2.5

デザイナーのドキュメンタリーを何本か見ているが、新しいものを生みだす創造性と、メゾンを運営できる商才と、コレクションを発表し続けられる体力が備わってる人間はやはり稀な存在なんだろうなと思った。
白はこ
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

2.5

テレビ放送時も知っている年代としては懐かしさが募り、それなりに楽しめるが、しかしだからと言って「懐かしさ」だけでいいのかとも思う。「あのときのまま」を今作る意義はあるのか。

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.0

映像は美しく、役者もうまいが、楽曲そのものに華がない。ミュージカルは音楽で魅了してほしい。

メアリーの総て(2017年製作の映画)

2.8

映画でよくある、主人公の願望または想像する最悪な状況が描かれて、ガバッと起きるとそれは夢でした…というシーン、一度ならいいとして、二度もあった。しかも「フランケンシュタイン」の怪物のインスピレーション>>続きを読む

マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)

2.5

『裸足の季節』のエルギュヴェン監督だけに子供たちの撮り方や、少年たちの不安定さの描写はとてもよかった。
それだけに、ハルベリーとダニエルクレイグが出てくるたびに別の映画みたいになってしまう違和感は拭い
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.5

「どうしたんだスタローン?」と思ったあの『ロッキー4』が、まさかこんな時を経て回収されるとは…!長生きは素晴らしい。

ジュリアン(2017年製作の映画)

4.0

離婚しても子供と面会できる法律を逆手に取って、別れた妻に粘着し続けるDV夫と家族の話。
夫の行動がエスカレートしていくのは呼吸を止めてしまうほど緊迫感があり、サスペンスホラーみたいな感じだったけど、そ
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

「たとえ人を騙しても、殺めても、もう二度と飢えたりしない!」と神に誓うヒロイン像が痛快。

ともしび(2017年製作の映画)

3.9

ひたすらにシャーロット・ランプリングの演技力を堪能する、彼女のための作品だと思った。カメラの親密な距離はかえって緊張感を高め、見応えがある。

天才作家の妻 -40 年目の真実-(2017年製作の映画)

4.0

同性異性によらず恋人や夫婦という関係は複雑で、何によって二人が惹かれあってるかはその当人たちでもはっきりしない。相手が「いい人」だから好きなるわけでもないし、ダメなところさえも憎しみながら愛してしまう>>続きを読む

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