通常の舞台収録ではなく、舞台上でカメラマンが移動しながら撮影していく、臨場感マシマシな作品でした。ロットバルトの翼のバサーって音や、舞踏会シーンでの会場のざわめき、4幕での雷の音など、実際の舞台では無>>続きを読む
評判よいのと会津藩士が主人公というので見た。雰囲気としては、お金のかかった自主制作という画と音(てかてか照明、ノイズだらけの音など)…しかしエンドロールに並ぶ名前を見てると監督ひとりでなんでもやるね!>>続きを読む
貧しくとも善良な画家一家と、彼らを追い出すために同居することになった不動産ブローカーと若い妾が登場人物。
裏事情を知らない家族は2人を父娘とし、女を「お嬢さん」扱いしてくれる。女は贅沢したさに妾業をし>>続きを読む
ユニセフ共同制作と冒頭に明示されるが、そんなことはすっかり忘れて古書店のある丘からの風光明媚な眺めと、クセのある客とのユーモアある会話、なによりも店主と本好き少年の友情と、そこで交わされる本の話に夢中>>続きを読む
老人ホームでの虐待調査として潜入する建前ではあるが、プロのカメラクルーが施設内を撮影し、職員の虐待など映り込む余地はない。清潔で安全に手厚く介護され、入所者はたのしく過ごしているように見える。
入所者>>続きを読む
ミドルエイジクライシスな専業主婦が老人ホームで出会った老婆の昔話に感化され活力を取り戻す現代パートと、その昔話で語られる2人の女性イジーとルースの年代記パートが交互に描かれる。後者は1920〜50年代>>続きを読む
アクション盛りだくさんでスタントマンへの敬意と、映画オタクの愛がつまってた。面白かったです!
「余裕のあるひとが弱いひとを守る」のではない、みんなが弱さを抱えながら他人を支えることもできることが描かれていて、静かだけど力強い、とてもよい映画だった。
PMSやパニック障害について知ることからはじ>>続きを読む
ベッドで睦言を語らうシーンで、瞳のなかに十字のキラメキがあるのが少女漫画の「瞳のなかの星✨️」そのまんまで、すごい照明当ててるなと思った。罠にハマるアラン・ドロンはセクシー。
パステル調のかわいいカラーリングのルックとは正反対に、アメリカの田舎の、貧困の、教育のなさの悪いところが凝縮された不幸な物語。
最悪の環境でも「いいこと探し」をするかのように感謝して健気に暮らす主人公>>続きを読む
トレーサビリティ素材を見つけるためにウルグアイなどの生産地に行って、自分の目で確かめる彼女の真摯な物作りが、周囲の人々を動かしていく過程は痛快だった。
本編で提示されるファッション業界の与える環境負>>続きを読む
これを見たらすぐに「怒りのデス・ロード」を見たくなる。この前日譚あってのアレかあ…って出来た順番は逆だけど、無理のない繋がりがよかった。
アクションシーンもかっこよかった。わたしは派手なシーンよりも、>>続きを読む
「あなたは小さい頃から独特の存在感があって、接し方を間違ってはいけないと思ってた」とジェーン・バーキンに言われるシャルロット・ゲンズブール…すごい母娘。
本編に出てくる、生前のままに保存してるセルジュ>>続きを読む
昼夜問わず聞こえてくる銃声にヒトの怒声や悲鳴、猟犬の吠えるこえ、濛々と上がる黒煙り、収容されたユダヤ人から奪ったシルクの下着を分け合い、金歯をおもちゃのように子供が手にする。ゾンダーコマンドが司令官の>>続きを読む
話自体はどうということもないのだが、見せ方と役者のちからでなんか面白く見ちゃったわ
Part1で感じていたこの物語の今更感(貴種流離譚、白人が異民族を代表して戦う表象)が強まって、CGと砂漠で壮大な世界観を見せられても所詮はこんな話かあ…と余計にがっかりしちゃう。あとやはり現実世界で>>続きを読む
色使い、デザイン、なにもかもが可愛い。こういう可愛いものに囲まれて子供だけで暮らすのなんか楽しいに決まってるし永遠の夢よ!
この夫婦の喧嘩のおもなタネが妻の浮気(肉体関係だけで愛はないと公言)と家事負担の不公平感なのだが、これはひと昔まえならほとんど女性側が耐えてきたことだなあと感じた。「創作したいのに時間がない」とかさ。>>続きを読む
有名なのに見てなかったシリーズ。
95分でこの充実した会話劇!おもしろいね〜。しかしよくよく聞いてると検察の証拠集めが杜撰すぎ!そもそもこんなで起訴したらだめでしょ?と今ならそうなるけど、当時の差別偏>>続きを読む
佐野光子さんの解説つき、イスラーム映画祭にて。
2006年のイスラエルによるレバノン侵攻(レバノンでは7 月戦争と呼ばれる)3日目にフランスから帰国し、映画を撮りはじめたという監督の勢いがまず、すご>>続きを読む
す上映後に岡真理さんの解説つき、イスラーム映画祭にて。
1948年のイスラエル建国によりパレスチナ人が受けたあらゆる暴力、ナクバ(大災厄)を描いた作品。ナクバやパレスチナ人の物語は少なく、世界に共有>>続きを読む
U-NEXTで配信されてるドラマ『オペラ / バレエに魅せられた者たち』を見ているのだが(映画もドラマも原題は L'Opéra、オペラ座)、このドキュメンタリー作品もネタ元になってるのかなと思われる。>>続きを読む
どのシーンも絵がステキ…色合いも本当にステキ…うっとりする
メークの勉強のために大学に行きたい妻と、「家にいて子供の世話をするのが女の仕事」と思う夫の、犬も食わない夫婦喧嘩76分!よく撮らせてもらえたと思う。
ものすごく好きあって仲良さそうなのに、理想の生き>>続きを読む
主演のふたりはとてもよい演技で素敵だったが、このストーリーには乗れないものがあった。
同性同士の「エモい」関係を描くときに、噛ませ犬みたいな異性がぶち込まれる物語、わたしはもういいやと思う。
この物語>>続きを読む
アメリカの作家ジュディブルームのドキュメンタリー。いまでいうヤングアダルト分野で思春期の性も正直に描いたために、禁書や脅迫などにも遭ってきた波乱万丈な人生を振り返る。
若い読者たちからたくさん届く手紙>>続きを読む
人をその人たらしめるものは記憶が大事だと思われがちだけど、人間は記憶がどうあろうと感じることができる。感じ方そのものがその人をその人たらしめ、感じることこそが生きてることなんだと、この作品を見て改めて>>続きを読む