まさわさんの映画レビュー・感想・評価

まさわ

まさわ

写真は小津安二郎『秋刀魚の味』で映る野球場のライトです。

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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.0

権力持った男の恋心に添えずに好きな男と結婚したら、権力持った男に粘着されて人生ズタズタに破壊される話。

マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2016年製作の映画)

3.9

こんなにキュートな人だと知らなかった。ジョンガリアーノときゃぴきゃぴしてたのには、こちらの顔もほころぶ。手入れしたお庭に藤色のスーツと白いシャツの彼は、うっとりするほど映えて、彼自身がお花みたいだった>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

5.0

人間の複雑さと可塑性をこんなに鮮やかに描けるなんて!

密偵(2016年製作の映画)

3.0

もう少し心理戦でスリリングな展開がほしかったかな。俳優さんたちはとても良いのに、ちょっともったいない。

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

シリアから逃れヘルシンキで難民申請した青年カーリドと、レストランのオーナーたちとの友情と連帯を淡々と、しかしユーモアたっぷりに描いた作品。カーリドの辿った脱出ルートがとてもリアルなのに(ハンガリー国境>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

緊張感と臨場感のある映像に指先が冷えるほどの恐怖を感じたし、腸が煮えくりかえるひどの怒りも感じた。そして何より怖かったのは、これは全く「過去」ではないということ。人種差別は終わってないし、特定の宗教だ>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.5

前作同様に色彩豊かで目に幸せな映像だった。また「移民」のパディントンが新しい社会でどう生きるのか、住民はどう受け入れるのかも重要なテーマで、現実世界が透けて見える(排除しようとする)シチュエーションに>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

テレビ放送時にSNSで実況しながら見るか、家で友達といっしょにワイワイしながら見ると楽しそうなくらいツッコミどころ満載で、心の腹筋が疲れた。

国際宇宙ステーションが舞台のため人種は様々だし、女性が男
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ダンシング・ベートーヴェン(2016年製作の映画)

3.0

ベジャールの「第九」の思想を伝えるドキュメンタリー。東京バレエ団50周年記念でBBLと共演した日本公演の映像が使われているので親しみを感じた。ダンサーが怪我をする場面は胸が潰れる思いだった。バレエ団の>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

4.5

原題Denial。ホロコーストをdenialする差別主義者と、法廷で勝つための戦略として「自分の良心に従い発言すること」をdenialすることを受け入れる主人公。歴史的事実を歪め、信じられないような発>>続きを読む

見えるもの、見えざるもの(2017年製作の映画)

3.8

昏睡状態になった双子の弟への「祈り」が映像化されたような作品。現実と精霊世界を行きつ戻りつ展開される。双子姉弟の闘鶏を模した踊りや精霊の子供たちの表現力は完全にアーティスト。良い映画だった。

馬を放つ(2017年製作の映画)

4.0

神話的精神を持つ人間の物語。馬だけでなく、息子の呪縛を解いたのも父だったのか。言葉を話せない家族の「合言葉」代わりの、親指を合わせてチュッチュとする様子が愛しい。こういう繊細な描写がたくさんあり、丁寧>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.0

とても中途半端で雑なストーリー。キャストが揃ってる分、もっとなんとかならなかったのかと。

わたしたち(2016年製作の映画)

5.0

こんなに心臓を雑巾絞りされたようなキリキリとした痛みと、深い共感をもてる映画にはそうそう出合えない。ユン・ガウン監督は今作が長編デビューだとか、子供たちの演技には台本がなく、設定やらを確認したあと即興>>続きを読む

人生なき人生(2017年製作の映画)

3.9

日本で紹介されるイスラム教圏の映画には、歌舞音曲禁止に抵抗する市民を描いたものもあるが、このイラン映画には音楽やダンスのポジティブなパワーが溢れている。
「人生は一度きり」ということに気がついたとき、
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迫り来る嵐(2017年製作の映画)

3.5

降り続く強い雨と工場の鉄骨、ぬかるんだ道…重心の低いカメラによる映像がとても格好良かった。犯人捜しのミステリーから主人公の内面の変容とノスタルジーをぶっ叩くようなオチも面白かった。

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