ガガンボさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ガガンボ

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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.0

美しく臆病で、繊細。

本当の自分を抑え込み、真面目で控えめな性格の主人公。
主役に抜擢され白鳥と黒鳥どちらも演じることとなる。
役を通して彼女に起きる変化。
白い自分と黒い自分。
ニナとリリー。
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.8

自由でいる事と自由を説くことは違う。
奴らは自由な俺らを見ることを恐れている。

ヘイズコードが撤廃されてドラッグ、暴力なんでもあり。
これぞニューシネマ。
ストーリーなんてクソ喰らえって感じのパワフ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

歌で何を伝えるか。

「エール!」のリメイク。
家族の中で唯一耳が聞こえるルビー。
そんな彼女が歌の才能を認められ、夢と現実の狭間で葛藤する物語。

「エール!」も充分あったかい話ではあったけど、今作
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

平凡の美しさ。

父を殺して欲しいと頼む少女のホームビデオのような映像から始まる。
もうここでグッと引き込まれた。

八方美人で自分は価値のある人間、強い人間だと思われようと必死な母。
反抗期真っ盛り
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ブラザー・フロム・アナザー・プラネット(1984年製作の映画)

3.5

👍。

足の指が3本、言葉は話せない、触れるだけで機械や傷をなおすことができる。
ただ、見た目は黒人な宇宙人が地球にやってくる。

雰囲気や設定はすごく好みなんだけど、とにかくテンポが悪い。笑
こうい
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

人間。これが人間。

娘を殺された母親が、捜査に進展がない警察に向けて3つの看板を建てメッセージを伝える。

娘を殺され凶行に走る母親。
差別的発言ばかりの警官。など。
まぁ色んな人間が登場するんです
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.0

映画っていいな。

大好きな映画から大好きな人が飛び出てきちゃったって話。

ほんとにウディアレンはこういう出来事あったら楽しいよなあって友達同士で話すくらいの内容を映像化するのが上手い。
映画から大
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.3

恋人までの距離。

電車で偶然会った2人。

さりげない仕草とかすごいな。
ドキュメンタリーかってくらい自然な演技。
会話の中で人となりがわかっていく感じとか、距離の詰め方とかすごいリアル。

2人の
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

3.9

ナポレオンダイナマイト(本名)。

オカルト好きの冴えないオタクくん、ナポレオンダイナマイト。
ずっと口開いてます。
他には32歳で引きこもりの兄、過去の栄光に取り憑かれた叔父さん、メキシコからの転校
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.6

復讐。復讐。復讐。

権力者を次々と殺す知能犯はバットマンまでも標的に。

とにかく暗い。
雰囲気も物理的にも。笑
画面暗過ぎて何が起きてるかわかんないシーンがいくつか。
狙ってやってるんだろうけど、
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

5.0

バイオレンスロマンス。

たまたまコカイン入りバッグを盗んだカップル。

いいなぁこれ。完璧だ。
元々タランティーノの描く、別々に進むストーリーが最後合体してドンパチやる展開が大好きで、今回も見事にや
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.8

アダムとイブ。
人間は環境と血を汚していく。

吸血鬼にとっては生きづらい21世紀。
なんとか新鮮な血を手に入れ暮らしている2人。

何より2人の容姿が完璧ですわな。
高貴な存在って感じ。
良い意味で
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.2

異国の地で出会った2人。

「オンザロック」ではハマらなかったソフィアコッポラ。
今作は大好物でした。

日本で偶然出会ったビルマーレイとスカヨハがなんとも言えない距離感を保ちつつ、絆を深めていく話。
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.0

結婚は人生の墓場。

結婚式2日前。
墓場に足を突っ込む親友のためにラスベガスで独身パーティー。

ストーリーの順序が素晴らしい。
少しずつ何があったのかが分かってきてラストで全部繋がる。
内容は全部
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.2

天国では皆が話す海のこと。

脳腫瘍と末期癌。
突然の余命宣告。

海見なきゃ死ねねぇ!からラストまで凄い勢いで突っ走っていきます。

90年代のノリと勢い。大好物。
音楽がひたすら良いんだよなぁ。
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.5

クソくらえ、イデオロギー。
俺はただ踊りたい。

朝鮮戦争下の捕虜収容所。
身分、肌の色、国籍、言葉、思想。
何もかも異なる5人がタップダンスチームを結成。
スウィングキッズ。

タップダンスで結ばれ
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.7

魂の会話。

犯罪者の精神世界に入り込み、罪を暴く。

精神世界の雰囲気が絶妙。
グロいし気持ち悪いけど面白いです。
乳首のピアス引きちぎるのはやめてあげて。
ファンタスティックプラネット観ながら寝落
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.8

すべてに疑問を持て。

男が働きに出て、女は家事をこなす。
男が権力を持つ。
これらが当然とされていた時代に、男女平等のきっかけを作ったルースギンズバーグ。

尊敬の一言。
弁護士を目指す女性は何百人
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.8

ワン、トゥー、スリー。

詐欺で生計を立てる潔癖症で変人な主人公ロイの元に、10年以上前に別れた元妻との娘がやってきて、、、。

どんでん返しという前情報ってもうネタバレみたいなもんですよね。笑
全部
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.0

シェアハウスしてるヴァンパイアのドキュメンタリー。

「ジョジョラビット」で好きになったタイカワイティティ監督の作品。

テンポ良し。
そしてめちゃめちゃシュール。
恥辱まみれの行進は流石に笑ってしま
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.3

革命。

独裁国家となったイギリスで革命を起こすために暗躍するV。

ガイフォークスという人物について何も知らなかったので、置いていかれました。笑
もちろん知らなくても、独裁国家に従う民衆の目を覚ます
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.8

2人のカウボーイ。

ブロークバックマウンテンにて、羊の番をする中で2人の間に生まれた友情を超えた感情。
世間的にはとか自分が家族を持ったからとか、そういうのを全部理解した上でお互いに求め合う。
これ
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.5

淡々と進むのに、話が変な方向にこじれていくクライムコメディ。

だらけたおっさんデュード。
戦争に脳をやられたウォルター。
黙らされるブシェミ。
このボーリングバカ3人組が事件に巻き込まれていく話です
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

お客様は神様です。

武装したテロリストに襲われた五つ星ホテル。
実話を基にしているらしいです。
恐ろしい。
楽しいはずの旅行先で殺されるなんて誰が予想できるのか。

ホテルの従業員が素晴らしい。
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.8

レッドミスト→マザーファッカー。

キックアス続編。

アクションとしてはすこし物足りない部分もあったけど、成長して魅力的になったキックアスとヒットガールを観れて満足です。

悪に対抗する勇気があれば
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

4.2

ティーンの女の子たちの陰口合戦。

ミーンガールズ。意地悪女。
なんか中学生の時の女子ってこんな感じだったなぁ。別に男子もかな。笑
ケイディも言ってたけど、相手を貶したところで自分が上になるわけじゃな
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.5

愛しい君。

「インザスープ」とこの作品を観て確信。
アレクサンダーロックウェル好きです。
作中何回かある早送りのシーンとか、言葉のセンスとか。うん。

アル中の父と暮らすビリーとニコ。
別の男と暮ら
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.7

夜の獣たち。

金持ち家庭に生まれた主人公スーザン。
母の反対を押し切り、金持ちではないエドワードと結婚。
それなのに、将来がないと離婚し金持ちイケメンと再婚。
イケメン夫との関係がかなり冷めてきた頃
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

憎しみ合いと恋。

再開発が進むスラム街で対立する白人集団のジェッツとプエルトリコからの移民集団シャークス。
ジェッツのトニーとプエルトリコからの移民のマリアの恋。

とにかく熱量がすごい。
ミュージ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.5

助けてファンタジー。

妖精と出会い試練をこなすことで、残虐な父から逃れようとする女の子の話。

ファンタジー要素で現実を遠ざけるんじゃなくて、ファンタジーを用いて現実の残酷さを際立たせてありました。
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.3

初アレクサンダーロックウェル。
若かりしジムジャームッシュにも会えました。

観始めてすぐ、ああこの映画好きだなあってなりました。
まずモノクロ映画の絵画が動いているかのような雰囲気が良い。
全体的な
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

ただただ純粋な愛。

エリオとオリヴァー。
エリオの表情や細かい仕草が素晴らしい。
セリフがなくてもエリオの気持ちは読み取ることができた。

君の名前で僕を呼んで。
愛し合う2人というよりは、愛を育む
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.8

元祖ゾンビ。

今ではお決まりの展開の連続。
ピンチなのにぎくしゃくする人間関係、死亡フラグビンビンのキスシーン。

でも面白い。分かってるのに面白い。
白黒ゆえの不気味さ、これぞゾンビな歩行速度、も
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

コッ。

やっぱり怖い、気持ち悪い。
アリアスター監督はちょっともういいかなぁ。笑

ホラーとカルト。
監督の考えてることを僕にもわかるような言葉で教えてほしいです。

ヘドバン忍者母さんとコッ。
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.5

スタア誕生。

一般人なアリーが、大人気バンドのボーカルであるジャックと出会い、スターになる物語。

タイトルの出るタイミングと出方はかなり好き。

ただ、出来過ぎた話。
いや、映画だから出来過ぎてて
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.5

死神の恋。

大手企業の社長のもとに、若い男の体を乗っ取った死神が現れ、社長の娘と恋をする話。

アンソニーホプキンスはレクター博士のイメージしかないのでずっと苦手だったんですが、こんなに暖かい演技が
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