脚本も稚拙だし、そもそもサブカルの好き嫌いをメタ的に映画にするのは、かっこ悪いことのような気がする。
レイニーデイインニューヨークとかライ麦畑を100倍ダサくした感じ。
ミステリーとしては凡庸だけど、ウディアレンの演じるあのテンパリおじさんが見れるという点で楽しい。
何も情報入れずに観に行って、設定わかった瞬間、あーそりゃおもろいわと思った。
思考実験的になるほどそうなるか的なシーンも多くて楽しいし、映像もずっときれいで観てられるし。
倫理的なエグさもも含め>>続きを読む
見応えがすごかった。
世の中にはどうしようもない善人がたまーにいて、そういう人と対峙した時にいかに自分が悪人かを認識させられるというのは非常に共感できた。
冒頭の怒涛のセリフ無しシーンからのみさえの「あそうだ、私朝ごはんもまだだったじゃない」が素晴らしい。
戦闘シーンがあまりにも繰り返されすぎて途中退屈。
何のルールもないし色々破綻してるけど、そういうものとしてみたらそこそこ楽しい。
第3話が面白い。
エロなしでこのドキドキ感はすごい。
気怠さと儚さが画面からじわーっと伝わってくる感じ。
「私の名はヒルダ、陽気な歌を歌うヒルダよ」とか時代を感じる登場だった。
魚との戦闘シーンが楽しい。
ウディアレンの中でもかなり好きな方。
オシャレな男はつらいよ的な。
こんな生き方してみてぇ。
小さい頃に見たことあってなんとなーくの印象はあったけど改めて見て、たしかにこりゃすげぇやと思った。
2060年チェリーブロッサムの旅のオマージュがちゃんと認識できて嬉しい。
もう少し大人になってから見たらもっと実感が持てるのかもしれない。
10年後に覚えてたらまた見てみよう。
ウディアレンはミステリーよりも恋愛ものが良い。
それでも会話は全体的に秀逸。
オレには教養がねぇ。
ウディアレンの作品をあと何個見れるか分からんけど、次はもっと楽しめる人間になっていたい。
平井亜門かっけぇ。
ダラダラしてるようで論理的な飛躍とかない絶妙な会話劇が心地いい。
最初の方のメタ視点だけ余計だった気もする。
最高。ひねくれた人間が人を好きになるという、勇敢な感じがまず良い。サリンジャー。
ラストとかベタベタだけど、胸がキュルルン!!!ってなる音がした。
濱口竜介っぽいセリフの応酬で、無機質が故に感情を想像させられる。
ショートショートみたいな綺麗な終わり方で、短くていいもん見たなという感じ。
登場人物の心情が割と稚拙ではある。
漫画的というか韓国映画的というか。
でもなんか常に期待感があって見れた。
人が自殺する時、その理由が明確なものばかりじゃないという。
そして外部からの働きかけは外部が思ってるほど当人に有効に働かないことも多いという。
冷たい映画だけど、その距離感で映画を作れるかっこよ>>続きを読む
韓国映画すぎる。
全てが大袈裟で機微もクソもないけど、そういうものとしては面白い。
乙骨かっけぇ。
現実世界ベースだからワンピースみたいな映像的快楽は少ないけど戦闘シーンとか凝ってるし映像だからできる演出とかもこれまた良い。
最初の15分で好きな映画だとわかった。
しっかり間を使って面白いことをしようとしていて長くなってしまうのも仕方ないという感じ。
パールのラストの顔えっぐい。
Xよりも時代設定は古いはずだけど映像としてはより洗練されてる感じで見やすかった。
ワニのシーンとベッドのシーンが好きだった。
ロケ地含めて悪魔のいけにえ感がすごい。
ホラー映画はオマージュ的な要素が多くて見れば見るほど楽しめる。
河合優実が相変わらず良い。
殺し方のところもうちょい考えて欲しかった感がある。
教育の大切さがよくわかる。
一定の水準の思考力がないと集団で間違った方向に進んだときに修正できない。
日常から離脱して知らない人間と1日過ごすといういわゆる典型的なロードムービーで見やすいし、2人ともハマり役だった。
ホテルのシーン好きです。
豊川悦司かっけぇ。
学生運動の時代の人とかヤバく描かれがちだけど、ヤバいけど魅力的に見えてとても新鮮だった。
社会に知らず知らずのうちに迎合していて、それも誰かが扱いやすいように操作されてるもの>>続きを読む
石川慶作品ということで見た。
全体的に雰囲気いいしこのシーンでこのカットなんだみたいなセンスを感じる。
けどまあ26分の限界がある。
どれくらいかかるの?と聞かれて費用を答えたら時間に関しての質問だった、みたいな自然な会話の流れでそれぞれの人間性がわかる感じでかっこいい脚本だった。
柄本明の演技も痺れるし、日本映画ではだいぶ最高>>続きを読む