のぼりさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.7


中上健次原作の映画が見たいと思って色々検索してたら水谷豊主演のやつ出てきて見てみた。

水谷豊の若い頃、キレキレすぎる。

昭和の狂気が一番怖い。

間宮兄弟(2006年製作の映画)

4.1


特に大きな事件が起こるでもない、「雰囲気」を見る映画。

でも会話の面白さとか、滑稽さがずっと飽きさせない。

一生見てられる。

わたし出すわ(2009年製作の映画)

3.9


森田芳光っぷりがガッツリ出てて満足。

お金をもらった人の人生がみんなおかしくなるわけでもなく、みんな幸せになるわけでもないあたりが味わい深い。映画だからもちろんデフォルメされてるけどあくまでフラッ
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.8


ストーリーとしては面白くないけど、画の力が凄くてみてられる

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2


見た人がみんないいって言ってて、アマプラに出てきてたから見てみたけど、こりゃいいやってなった。

どこか一回しか使えないであろうあの演出を使うところもバッチリで、そういう世界なんだよなってことを頭で
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8


みんな言う通り歌多すぎ問題はあるけど、ストーリーとしてはよくできてたし、シャンクスも思ったより喋ってたからまあ満足

千年女優(2001年製作の映画)

4.5


今敏みると毎回頭バグるけど、そういう作品を作ってくれることが嬉しい。分からないものの方が面白い。

現実と虚構が入り乱れてぐわんぐわんするけど、演出とか話の面白さでずっと見てられる。

演じているの
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9


よくできてますわ。

ベジータよろしく最強の敵が味方になるの、心躍る。

青春残酷物語(1960年製作の映画)

4.5


1960年の日本の若者達の、そこはかとない無力感が溢れ出てる。
安保反対学生運動のシーンとか明確に使われてて、結局どれだけ頑張っても大勢に影響を与えられなかった世代の悲しみが溢れ出てる。ほぼ涙出てる
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クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995年製作の映画)

3.3


全体的に構図がかっこいいのと割とちゃんとSFだから観れるけど、敵キャラに魅力がないのと味方キャラにも魅力がないのが渋かった。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.4


「ちょっと思い出しただけ」的なことって恋愛に限らず普遍的に当てはまるテーマで、、

自分で言うと部活やってた頃とかAKBにハマってた頃とか、そういうのをふとしたときに思い出して時間の不可逆性の前に少
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(2016年製作の映画)

4.3


映画全体に充満してる不安とか緊張感が、嫌だけどクセになる。凄みがある。

音楽の使い方も斬新で、バリバリに才能を感じる。

さよなら渓谷もそうだけど、なんらかの過去の出来事で、どうすることもできない
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

2.0


ずっとポエムが連続してるだけでこんなもん映画でもなんでもない、としか思わなかったけど、キネ旬1位となると、自分には理解できる感性がなかっただけなのかもしれない。

希望と絶望 その涙を誰も知らない(2022年製作の映画)

4.1


AKBドキュメンタリーから連綿と続く大型アイドルグループの裏側見せます系ドキュメンタリー。

久美さんが仕切りに言ってたけど、アイドルグループは色んな問題を抱えているのに、それを映画化することでエン
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8


楽しみにしてた吉田監督最新作、キャラクターがデフォルメされ過ぎて現実離れしてる感は否めなかったけど、一つ一つのシーンが面白かった。

人に自分のキャパ以上の優しさを振りまくことのリスク、人から無償の
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キッチン(1989年製作の映画)

4.5


全体的に温かくて起伏のないストーリーだけど、細かい部分でセンスが溢れ出てる。

ストーリー上でも服をあげるシーンが印象的だけど、みんなオシャレすぎる。メイン二人の髪型も一見変なんだけど、可愛く見えて
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

4.0


真木よう子の虚無目が凄い。

ずっと暗いし言葉数も少ないけど、こういう常人が達しない領域の感情を描くことは映画としてとても価値のあることだと思う。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.2


全員の好みの最大公約数を取ってる感じで、個人的にはそんなにだった。

評判良くて期待し過ぎたのかも。

星の子(2020年製作の映画)

4.3


宗教にどっぷり浸かりきってしまってる人と対峙した時、自分だったらどうするんだろうと終始考えながら観てたけど、その人の人生に踏み込む覚悟がある、もしくはそこまでして引っ張り出したいと思える人間はごくわ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.1


マーベリックの予習。

主人公の成長。恋愛。親友の死。挫折からの成功。という王道中の王道ストーリーで、時代を感じる。おまいらはこれで満足するんだろ、感があってザ・商業的な映画。

デンジャゾーン!は
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BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL(2022年製作の映画)

3.0


良かった順に
モモコ→チッチ→アユニ→ハシヤスメ・リンリン・アイナ

映画としてのクオリティは鬼低いけど、
モモコのやつだけはそこが面白くなってた。
他はしんどかったなぁ。

朝が来る(2020年製作の映画)

4.0


ちゃんと現実に存在する社会問題を扱ってて胸が苦しくなる。

構成もうまくてずっと飽きさせないし、素晴らしい映画。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7


おしゃれすぎる。

細々とした会話もウィットに富んでるジョークがきいてる

全体を通しての章立ての演出、ひとつひとつで一から頭をリセットしないといけないのが若干だるかった。

おいしい生活(2000年製作の映画)

3.9


人生が期待値よりも上振れてうまくいった時にどう振舞うか、それがなくなった時にどう振る舞うか。

ラストシーンも救いがあってよかった。

何かいいことないか子猫チャン(1965年製作の映画)

3.0


めちゃくちゃ荒いウディアレン。

文字通りのドタバタで落ち着き所がない。

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

4.1


社会的に悪とされてることをこういう風に肯定的に描く映画は映画としてめちゃくちゃ価値がある

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.9


「自分が望むものはわからないけど、望まないものはわかる」かっこいいよねぇ

バブル(2022年製作の映画)

2.8


パルクール映像はすごい。それ以外は特に。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.2


他の映画とは明らかにアングルが異なっててこれぞ庵野さんという感じ。マイカット面白かった。

宇宙的、エヴァ的な壮大さと、日常的な会話や心の機微の細やかさを兼ね備えてる。

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.8


サリンジャーみが強いと思ってたら
「ライ麦畑で〜」が出てきて、
なーるほどやはりそうか、となった。

皮肉効いてるし、世の中を達観してる感じがするんだけどけど、どこか全てに対して肯定的であるかのよう
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.6


最高の映画。サリンジャーみを感じる

最後の馬車での別れの会話が至高。

ファッション含め画面上の絵が常に綺麗。

親との関係性の件のキレも抜群にいい。

良い映画を見れたという満足感がすごい。

劇場版 おうちでキャノンボール2020(2022年製作の映画)

4.4


これを2020年5月にやってるっていうスピード感もすごいし、「コロナ禍で何ができるか」系の企画で一番面白かった。

初参戦黒田さんのav男優特有のスケールのデカさもかっこいいし、みちるさんの色気のあ
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.2


割と世俗的にというか下品な意味で魅力的なシーンもあるし、シンプルに山田杏奈のクオリティが高い。

それとは別に多くの人に当てはまるような、一般化できるテーマもしっかりあって、とても満足です。

音の
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9


文学-商業の対比も良いメッセージだし、
ミステリーとしてのストーリーも面白い。

ただ、悪役がとことん悪で若干深みに欠ける感がある。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7


短くて見やすくて会話も洒落ててサクッと見るのに非常にちょうど良い。