信濃の肉うどん男さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

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OPから歩き去るハイヒール達の長回し良い。ジャンヌと聞いてディエルマン?てなる。目が忙しいカラフル。コーラと7UPが万能。服みたいなもんな愛や結婚。ジェットコースター上昇中のアケルマン。ガラリと変わっ>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

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好き。特に第二章。毎回違う場所で、川の様な合流&GO。散歩らしい散歩や退屈を大切にする。手すり滑っちゃう。観光客ごっこの提案。昔やった。頭おかしかったけど楽しかった。出てくる女性皆素敵。
「喜劇と格言
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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ノーラン新作は絶対グラシネシアター12で観ようと決めてたら、1週間以上満席状態。やっぱそうよね。やっと観た。大スクリーンがノーランの希望でもあったから大正解。史上初のIMAXモノクロフィルムや、キュー>>続きを読む

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

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草原や森があるから田舎なの。可愛い娘ちゃんに軍配。我も年に一度は旧実家の森に行きたい。エリロメ作品も定期的に摂取したい欠かせないもの。
「喜劇と格言劇」6+2/3

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

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ローズマリーがキュートだけど髪型がジーンセバーグになってからは心配になる程げっそり。ポランスキーの呪われた作品。サリドマイド。ジョンレノン。終わりを原作から変えたらしいが、最近タランティーノを観てた影>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

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再鑑賞。
2が好き。カンフー映画から入った我には、二人のシルエット蛇鶴八拳(ジャッキーで酔拳Ⅱの次に好き)の画が最高。寝ながらも壁打ち。髭シュッ。結局刀でトドメはささず。レザー刀背負姿始めユマの美も画
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

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再鑑賞。
小学生の頃の休日、家でひとり留守番してたらなぜか昼間っからこれがテレビで放送されていて初観したのを覚えてる。「死亡遊戯」の黄色いジャージ。つまり、リーの復讐でもある。ルーシーの首刎ね食事会シ
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

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とにかく画が良い。光と影がはっきりした今までにない白黒体験。その白黒世界の逃走シーンが何とも夢の様で好き。ルーティン的に入るお薬時間の決まったリズム感や、流れる音楽が主人公の身体から出ている様な一体感>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

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メンデス映画制作中に "俺のこの人生がよっぽど映画だ" って思ったかな?映画の様な事実。とっても奇妙な2013年アカデミー賞。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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トップ俳優達の最高ビジュアルと、世界中の映画全盛期60年代シネネタやハリウッド事情が色々入ってて堪らん。事件を知らず鑑賞後調べまくり。ブラピ&レオの友情は反則要素。ブラピのトレーラー生活リピートもんす>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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相変わらずレオの役への憑依が凄すぎ。初見の女優さんにも不思議な魅力があり、いつ豹変し猟奇的な反撃があるかとそわそわ身構えている我が居て、米の長年積み重ねてきた報道芸能による大衆煽動力は世界一だなと思っ>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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前作からのハリウッド版日本が出すチープさが逆に良い出汁に。左右対称タトゥー事務員。アートウォーク。リナ・サワヤマのナイフクライミングと曲。ジョンの階段落ちと天井視点の銃撃。敢えて銃持ってこなかったり一>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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架空の小さな街アルタモンテとシチリアの画。シチリア=な感じは仕方ない。おかげで「ゴッドファーザー」再鑑欲。撮り方や進み方が好みで良質。デンゼルの無表情こわ。喉刺して死にゆく眼を見つめる。相変わらずの習>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

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"SISU" 明確な意味の無いフィンランド語。しっくりきたのが、フィンランドの極寒環境を生き延びる "生き方" "フィンランド魂"。
フィンランド最強の特殊部隊員。こういうワードに未だに上がる。全員英
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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気になってた作品。こんな貴重な作品劇場で観ておいて良かった。制作を決心しこの偉業を成し遂げた監督と、英雄キム・ソンウンに拍手。彼の存在を知れて良かった。日本のジャーナリスト、石丸次郎にも協力を頼んだ監>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

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コント子供時代。"観客のいない芝居を毎日続け舞台から降りもしない" 前半英語気になるが過ぎ去る。戦争による大日本帝国の嫌な姿。前日観た「覇王別姫」と同時期になり、調べてた女スパイ川島芳子、同じ紅衛兵運>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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エマ&ヨルゴスが観たくて。魚眼の画。綺麗な庭。ダンス。人間と動物の陳列対比。外を知らない人達。
正面から撮る乗馬画や女王が普通の婆さんなシーン好き。オリヴィアの細かな変化演技凄すぎ。安定のエマ。最後の
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

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時代の転換期を生きた人達はどんだけ苦しかったんだ。誰もが運命には逆らえない。全然幸せだ。歴史の細部を知りたい。勿論反対だが、戦争下という環境がクレジットになる。本物だ。彼らは "覇王別姫" そのもの。>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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再鑑賞。
「哀れなるものたち」を観て蘇る記憶。
高3の時これを観て、当時住んでた狭い世界から一刻も早く抜け出しもっと他の世界を見なければ! と思った。その後卒業まで数回観て部屋BGMにしてたキモ期間。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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エマのビジュアルを楽しもうと劇場へ。エマの顔身体、表現力に魅せられた。今ハリウッドトップ女優だと思う。ベラの髪型服装、ファンタジーな街並みなど美術力にも感服。超ロングヘアを下ろしドレスに協和しないスタ>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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アリさんやりすぎ。
やはり三部作らしい。我は画も考えると「へレディタリー」が好きだけど、今作も中盤までは良く内容にも共感できていた。森あたりからは着いて行けないというか拒否。あ〜そんなんちゃうそんなん
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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我の好きな「Lost In Traslation」頃のスカヨハが居てもイーニドで霞んでしまう。我も学生時代は野郎版イーニドだったし今でも共感できる。レベッカが普通で当然なんだけどおもしろくない。趣味す>>続きを読む

秋日和(1960年製作の映画)

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「紀子三部作」で娘を演じてた原節子さんがお母さんに。流れと作りが高級なんで変わらぬ親子愛にも泣ける。作品毎に時代の流れも感じられる。画の綺麗さ(画質)、パパママ呼び、タメ口、ジーンズ等。小津作品のユー>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

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日常のパンプキンの自信満々な行動や妄想虚言、表情達で笑えてくるんで、彼の日常自体がコメディ。沸いた観客の写真が貼られた壁の前で妄想漫談してる画が恐怖&尊敬。でもこんだけやれる人は売れるべきよ。真の芸人>>続きを読む

お早よう(1959年製作の映画)

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"アイラブユー" 笑っちゃうしかんわいいい‼︎我も幼少期このやり方したなぁw 変な子達のジェスチャーに付き合う大人達。芸術家肌一家。池袋お水姉さん近所に居てほしかった。赤いランプ横にあったけどVOG>>続きを読む

彼岸花(1958年製作の映画)

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お父さん役といえば笠智衆だけど佐分利信もええわ〜。共通して頑固不器用だが強い愛。
趣里ちゃん雰囲気の妹ちゃん可愛い。山本富士子&有馬稲子ショットに見惚れ、完璧な構図に唸り、色要素赤ケトルの存在にニヤけ
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陽炎座(1981年製作の映画)

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これまた清順美学の中を彷徨った。松田優作は「太陽にほえろ!」以外で初観。スーツの立ち姿、酒飲んで煙吐く姿、ダイナミックな動きが画になる。ほんでめっちゃ龍平。女優方の色気。芸者さん達が襖越しにピタッと止>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

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いらない言葉が一切無くて良い。北欧の容赦無く綺麗事が無い冷たさ。日本映画は喋りすぎだって文太さんやたけまるが言ってた。上辺の言葉で暗さを誤魔化し嘘笑いが逆に虚しい(世の中には充満)。文化や歴史。へぇで>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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はぁ〜最高。
歌ってる最中に後ろでクルーがセットする。全てのセンスが圧倒的。黙って座って観てるのが辛く、頭はゆらゆら見えてない足は常にスクリーンの中。途中からあの会場にいる錯覚になり、危ない危ない。デ
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

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「アル中女の肖像」鑑賞時の予告で気になって。エログロアートな画を楽しんだ。ホラーらしいが笑っちゃう演出多々あり。提灯や照明変化で「サスペリア」を思い出し、夢と現実の溝にハマる感じは少しロブグリエ。
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

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車からの景色が懐かしい。
日雇いで貰った少ないものをロック達が集まるクラブですぐさま使ってしまうのかっこええわ。絵を盗む。結局こんな世の中だとあの場所が一番良い環境になってしまってる。先客が彼だった。
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

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若きカティの強さ。咥えタバコカティの手当て姿でオールOK。反抗的な無表情が美しい。チェーンスモークの様にタバコの画を絶やさない。リアル労働者のシンボル。またozu。昔から持つべきは数人の野郎友人と確信>>続きを読む

ナショナル・ギャラリー 英国の至宝(2014年製作の映画)

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年末年始NEW実家の土地で美術本を見たい欲に駆られてでかい本屋を巡るも、気づいたら映画本や映画雑誌のバックナンバーを手に取っており本来の目的を果たせず。その欲求不満を解消するために鑑賞。
素晴らしい絵
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

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ミシェルの目になれた様な。その場にいる様な映像と自然美の画はやっぱケリーだなぁ。劇場で観たけど、これは家で1人で観たいやつ。タイプでした。
●2024年初鑑賞映画1本目


○年末年始休み終了間際に
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

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前からジャケに惹かれてた。1日特別上映の日に偶然近くいたから飛び込み。何なん、このセンス。入りから画。テーゲル空港の画。そんな画を見せようとするアートな演出達。映り込んでくる物や人、現実と虚構の陸続き>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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観る前からほぼ確だったけど、今年ベスト入り。
「東京画」でozu東京とはかけ離れた景色を目の当たりにしたヴィムがまた東京で撮ってくれて感無量。彼が撮れば日本映画がこんなにも魅力的になるのか。鑑賞前から
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