yujishibasakiさんの映画レビュー・感想・評価 - 37ページ目

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教授とわたし、そして映画(2010年製作の映画)

2.0

ドラマルツギーの生起を避けて自己言及的構造から逆説的に映画というものの本質を捕まえてみせるその行き方も鮮やかだし、差異が価値を持たなくとも差異であることそれ自体にポストモダン以降の美点を探り出そうとす>>続きを読む

MR.LONG/ミスター・ロン(2017年製作の映画)

4.8

超最高!!面白かったなー。
チャン・チェンがかっこよすぎる。
アウトローと子供のバディものとしても、『昭和残響伝 唐獅子牡丹』、『グロリア』、『レオン』そうした映画史に輝く傑作に列するべき。
乾いた
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ソラリス(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ソラリスを全智的な神の愛そのものとして描くことで最後に救済を持ってきたこのソダーバーグ版、原作ラストで不完全な幼年としての神を論じているレムからすると確かに許すまじ歪曲ぶりということなのかもしれないが>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.1

ものすげえ…
アラだらけなんだけど、漲るボルテージで全てを蹴知らして突進していく。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

韓国映画にドップリはまっている近頃なのですが、この有名作を観たことがなく、今回初めて観ました。

催眠術を万能に扱っている感じ、悪い意味でマンガ臭さを感じてキツ…
一般的に言われる「予測不能の展開!」
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.7

優しい…。「花咲か爺さん」のような…。
最高な役どころで出演している「リトル・ボブ」ですが、コンサートのシーンで、まさかあのリトル・ボブ・ストーリーの!?となり、鳥肌が。パブ・ロックが好きでよかった。
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主人公は僕だった(2006年製作の映画)

4.2

面白かった!レックレス・エリックの名曲をあんな風に使うなんて。洒落てるわあ。
「胡蝶の夢」モノからさらに一歩進んで、所謂テクスト論などの文学理論のフィールドにも踏み込んでいて、とても知的なつくり。

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.0

『エンドレス・ポエトリー』を観に行くためにこちらも観たんだけど、やっぱりホドロフスキーはおれにはよく理解できないのかもしれない…。初期作から同様の感想なのだけど、鮮烈・絵画的などの前に、細かな部分も含>>続きを読む

汚れなき悪戯(1955年製作の映画)

4.3

高田渡が16歳から記していた日記をまとめた本『マイ・フレンド』に、当時の深夜テレビ劇場でみてとても良かったと書かれていた映画。
とても素晴らしかった。時折、息を呑むほど美しい空が映し出される。
天使マ
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

4.6

もう最近それしか言ってないけど、韓国映画凄い!万歳!

建築学概論(2012年製作の映画)

4.8

かつて大学生だったことがあって、現在俺くらいの年嵩(34歳)の人なら、男女問わず感動と切なさを抑えることは難しいんじゃないでしょうか。ぐおお。

なんにしたって、「チャラい先輩」というのは全ての人生に
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素晴らしき戦争(1969年製作の映画)

2.0

ところどころハッとする綺麗な画があったりするのだけど、ひたすらカッタルかったなー、、、!
これは60年代後半のあの時代に作られたこらこその価値なのだろうな、と。。
いわゆる「虚構と史実が織り混ざった」
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サムライ(1967年製作の映画)

5.0

シビー!!
うおお。何から何までカッコ良すぎ。。
クールすぎるフレーミングや、持続と断絶のポリフォニー、「語らない語り」、 抑制されたシンボリズムの惑乱、これ以上に映画芸術が完成度を上げることは難しい
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.5

脳が痺れるほど泣いた…。
『フォレスト・ガンプ』と同じく、個人史を軸にしながらも現代史を総ざらいしようとする志の高さと、それが完璧なエンターテイメントとなってとるということに、深い畏敬の念を覚えます。
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みんなのうた(2003年製作の映画)

4.5

再見。『スパイナル・タップ』と並ぶ音楽モキュメンタリーの傑作。
『PARKS パークス』の仕事の時、とても大きなレファレンスになった一作。

グッド・タイム(2017年製作の映画)

4.8

最高だ!OPNの音楽も噂通り素晴らしい。時に映像を持続させ、断絶させ、疾走させる音楽。この感覚、ギャスパー・ノエの『エンター・ザ・ボイド』を思い出したりした。
それと、エンドクレジットの謝辞へスコセッ
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