To34さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

今まで数々のナチス・ドイツ時代の戦争映画が制作されてきたけれど、この作品はまた違う戦争の一面を見せていた。シンドラーのリストやアンネ・フランクの日記のような所謂レジスタンス作品に近い。戦争に巻き込まれ>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6

ずっと見たかった作品。
楽しい絵本を読んで聞かせてもらっているような映画でした。
ヨーロッパの豪華なホテルが1番輝いていた時の英伝。甘いマスクを持つレイフ・ファインズさん演じる支配人は適役。
金持ちは
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.6

映画の冒頭シーンにビル・マーレイさんが登場し、期待が高まりグッと視聴者を引きつける。ブルーを基調としたダージリン急行はとても色鮮やかで1970-1980年代の時代設定も良き。
個性豊かな三兄弟がダージ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.2

CGの酷評を耳にしていただけあり、冒頭のPlayStationのゲームみたいなクオリティに驚きました。アクションはとても見応えがあって良かったですが、ストーリーに新しさはなかったので評価はあまり高くな>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.6

今までとまた少しテイストが違う、ちょっと大人な作品。
子供たちのために真っ直ぐなウッディの姿はいつも心打たれてしまう。必要とされなくなったおもちゃを思うと悲痛でしたが外の世界で生きることを選んでくれて
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ウォーリー(2008年製作の映画)

3.8

愛らしいウォーリーと真っ直ぐなイヴ。
手を繋ぐだけで大きな愛を感じられる。

艦長が地球への想いを馳せ、生き残るのではなく生きる選択をしたのは本当にカッコ良い。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.6

いい役者さん勢揃い。
劇団ひとりさんの熱狂的な武さん好きが高じて1つの作品となる。大衆演劇vsテレビが今となってはSNS vs テレビ。楽しんで貰うツールが変わることで報われない人々の存在。それでも自
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.7

好きな人と結ばれることがどんなに難しく素晴らしいことなのか。好きな人を諦める辛さ、身分の違う相手との恋愛の難しさ、様々な困難を乗り越えて結ばれた2人。イギリスの街並みが楽しめて、ヒューグラントさんと>>続きを読む

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.6

眠れない時間をスーパーマーケットに勤めて過ごす男性の夢と現実を彷徨う話。映像が綺麗でMr.ChildrenのCDジャケットを彷彿とさせる。振られた女性を思い続ける男性の思考は女体への渇望なのか。

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.0

ガタカのような世界観を期待してしまう。
設定は面白いのに有効に使えてない。
ロケーションが良くないことで世界観に統一制がない。CGで撮り直したら面白い作品になりそう。

時間=お金と同じ価値であるなら
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罪の声(2020年製作の映画)

3.7

星野源さん、小栗旬さん共に熱い演技で長編作品でしたが楽しめました。自分達の私利私欲を満たす為に人の命を何とも思わない人間が居ることに深い憤りを感じる。
事件が原因で犠牲になった人々を弔うため、正しい報
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.9

評価通り、期待以上!
スリリングで目が離せない、前のめりになって見てしまった。
間、表情、沈黙の演技が圧巻。オチも良し。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

爽快感と残酷さ、友情などテーマが多いのは然り、松坂桃李さんと役所広司さんがヤクザのイメージ無いのに適役で且つ、艶っぽい。
北野武監督に匹敵するくらい良い作品。
今後、世界を震撼するヤクザ映画を白石監督
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.5

ミシガン州フリントの水質汚染問題は今の時代とあまりにもリンクしない。もう何十年も前に環境汚染が人間へ有害なのは立証されているのに時代錯誤も良いところ。
民主党のトランプがヒトラーと同じ手法を使ってるこ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

認知症の人が見てる世界観が恐らくかなり忠実に再現されている作品。見ていて驚いしてしまうほど自分の思考が信じられなくなり、誰が何なのか自分は何者なのかが分からなくなる。認知症特有である、怖いことや暴力を>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.5

学歴社会は今も変わらず、人を判断する材料の一つとして見做されている。だからこんな家族が多く存在してしまう。
思春期ならではの反抗や兄弟間の連鎖反応が見事に描かれていて最後の食事シーンは最高に良かった。
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

三島由紀夫って聞いたら自害した右翼急進派のイメージだった。この映像に残されてる三島由紀夫はイメージと異なっていて、論理的でいて自分の信条を押し付けることもない人柄であった。戦後、アメリカ属国として日本>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

このお父さんが頭脳明晰かつ生き様がカッコ良い。ある種の宗教と言ってもいいぐらいのカリスマ性がこの世間離れした生活を成り立たせる。
冒頭シーンを思い出すと噴き出してしまうくらいやり過ぎな森での生活は印象
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.4

2時間ぶっ通しで緊張が張り詰めていて、まるで自分が本当に映画の中にいるかのような錯覚があって、臨場感が伝わる。
目の前で大切な人を殺されるシーンは残酷過ぎて、もう2度と見たくない。しかし、この映画を見
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.8

この甘いマスクの青年がゲーム感覚で生きているのが視聴者を虜にさせる。
人間も何もかもがモノとして捉えていて自分のコレクションにするには手段を選ばない。
ファッションも車も1970年代を再現していてその
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.0

たしかにかつての日本も癌の申告を本人にしないのが普通だった。癌って聞いたらショックを受けて、生きる気力が無くなってしまってその人らしさが無くなるかもしれない。
家族の誰かが病気になり、改めてその人との
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.1

台湾の街並みと校舎、本当は異国なのになぜか懐かしい感じがした。
未来の自分がどうなっているかは分からないけど、張士豪が素敵な男性になっていることは想像できる。なんて言えるのが狡いな。
撮り方も抜群にい
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.4

大人の世界に飛び込んで仲間入りを果たしたい子供。さまざまな年齢の人達が一緒に住んで良くも悪くも化学反応が起き、ユニークで破天荒なお母さんと思春期を共に乗り越える。

インターンシップ(2013年製作の映画)

4.3

最高の裏切りのない楽しい時間を過ごせた!
プロセスや結末はありきたりだけどありきたりが1番。

真実の行方(1996年製作の映画)

3.7

弁護士のリチャードギアが色っぽい。
何が真実なのか、最後まで面白い。
見て損なし。

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.8

1人の女性と出会っただけで自分の人生が変わってしまう。
コテコテのラブストーリーなんだけど、韓流とは違って前向きな終わり方。彼女の全てを包む漢気があって言葉に嘘がない。ラストのシーンに彼が言うセリフ一
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マンハッタン・ラプソディ(1996年製作の映画)

3.7

監督兼主演女優。
女って、歳を取るって、愛ってこういうもんじゃないのかと訴えてくる。
このストーリーの逆転劇はなかなかのハードモードでこんなに男を後悔させられる女って憧れる。
1990年代の街並みやフ
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ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.7

今となっては誰もが主役に抜擢されるくらい錚々たる俳優陣がこの映画に出演している。
日本の皇室も同じようなお世継ぎ問題が挙がっていて、本当に気の毒な世界。
ブーリン家の娼婦と捨て台詞を吐く、王妃の姿が印
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若草物語(1994年製作の映画)

4.0

心がホッと温まる。
外見の美しさは色褪せてしまうもの、本当に大事なのは内面の美しさ。
誰かと幸せを分かち合うこと、助け合うことの素晴らしさ。こんな素敵な世界がどの家庭にもあったらどんなに平和な世の中な
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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シャロンテート事件を題材にした映画はヒラリーダフが演じたものも見たことがあった。この映画もその類なのだろうと思ったらコメディ調にして面白おかしくやりたい放題。伏線の回収の仕方が良いけど、絶対に見た方が>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.1

冒頭からワクワクさせる。
映画のフラッシュダンスをこの監督が崇めているのが分かる。
自分本位ででもどうにもならなくて、自分の才能の程度も理解してても挑戦していたい。フランスに旅行へ行っても現実は時差で
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

北欧ならではの自然の美しさと至極気色悪い創造物をコラージュさせて、奇妙な世界を作り上げる。
期待してたけど、ただのR15指定だなぁ。
メッセージなんて生贄と楢山節考的な老害の排除。非日常性を見たい人達
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.5

第一部
2090年代の宇宙を想像しつつ、制作当時に既知であった事柄を織り交ぜてあるのが伝わる。一生の愛を捧げた相手への想いが強過ぎて、正気を失ってしまう女性が酷い。
第二部
最臭兵器。大人が存分にふざ
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.8

ニコール・キッドマンさんとトム・クルーズさんが本当の夫婦として出演され、キューブリック監督の遺作。
華々しい世界と何でも手に入れているように見える人達が満たされない感情からさらなる刺激を求める。
妻が
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.5

台湾の雰囲気が味わうこともでき、家族の有り難みと煩わしさ、共感するところが多かった。小さい頃の思い出、友達との繋がりなど自分のルーツはどう足掻いても変えることはできない。自分の信じる道を進むこと周りの>>続きを読む