shimiyo1024さんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

私は二歳(1962年製作の映画)

3.5

芥川也寸志のザ・スタンダードな音楽良い
船越得意のスネ、不機嫌、おどけ演技充実
劇中アニメ良い
岸田今日子のキャラ作りの普通じゃなさ
ワンシーンだけでも安心する潮万太郎
終盤、船越が家族の真理掴んだっ
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五匹の紳士(1966年製作の映画)

3.4

ヤング仲代さんを観たのは女が階段を上る時に続いて2本目だけどやっぱかっこいいな、話のカラクリがわかってくると面白いけど香港マフィア、女の子などコミカルなノリも入るし、色々と精度低いしこの点だな

完全な遊戯(1958年製作の映画)

3.9

こういうどんどんこじれていって後戻りできね〜&良心の呵責に苛まれ…的なの好み、特に競輪作戦までのスリルは最高、しかし後半かなりテンポ悪くなっていくのだけ残念
月曜日のユカに出てるらしいが(観たの10年
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おとうと(1960年製作の映画)

3.3

始まってしばらくはかなりいいぞと思ったが好まなさがどんどん勝り
カメラワーク流麗だったがそれも時折イキりを感じ

氷点(1966年製作の映画)

3.3

氷点自体の話も初めて知った&山本薩夫初めて観たけどチャラくて良くない… これは単に1966年と時期も遅くなってきて今作に限らない風潮なのかもしれないが… 序盤のズーム、止め絵とか、タイトル出すとことか>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.2

養成所の制服のデザインと、アメリカンが撮ったロシア舞台映画という面白み、割り切ってロシア訛りの英語でほぼ劇中処理してるとかは良かった
しかしハンガーゲームのダメさから予想の通り、重厚、シリアスなタッチ
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愛河(1958年製作の映画)

4.1

開幕の川で女子がワイワイの職人技的テンポの会話のシーンからあ〜この感じ最高と目が潤み、デパートのシーンに転換してベリーショートあやぴにびっくり!最初すぐあやぴとわからなかったほどに にしてもヒロイン二>>続きを読む

やっちゃ場の女(1962年製作の映画)

4.4

かなりソツのないスタンダードな魅力あり

キャスティング、日本的情緒満載な点、個人的に築地に思い入れあるのでロケーション、家の構造を存分に活かした撮影、窓から遠くに望む夜景、葬式にまつわるわちゃわちゃ
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現代インチキ物語 騙し屋(1964年製作の映画)

4.1

今回の船越英二は髪もボサッとラフな感じで、肘当て付きのコーデュロイのジャケットにタートルネックがイケてた
しとやかな獣の伊藤雄之助、浮草の丸井太郎も印象が深まって良かった、初めて見た曽我廼家明蝶も良か
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.4

SFファンとしては愛すべきスベり感含め、ウォシャウスキーのジュピター同様の感触…
個人的にはジュピターがチャニングテイタム、ショーンビーン、こちらがデインデハーン、クライヴオーウェン、イーサンホーク、
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陽気な中尉さん(1931年製作の映画)

2.7

んん??
ミュージカルパートの良さ以外はほとんどどうでもい〜って思ってしまったな…

東京の瞳(1958年製作の映画)

3.8

すごいライトな質感、同じく田中監督の共犯者が同年と思えぬぐらいの
ところで、カラーへの移行期において、白黒がエッジィな表現だったりスリルを描くにおいてはある時期までは圧倒的に分があり続けたんだろうな、
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親不孝通り(1958年製作の映画)

4.4

オープニング、タイトルここで出るかという瞬間かっこ良すぎて目が潤み…
桂木さん、野添さん、かわいー
野添さんの白いロングコートかわいい!
野添さんが再びススキ畑に誘うところの、マジで恋愛に狂ってる時の
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冷血の罠(1998年製作の映画)

3.2

自分が10歳の頃に日能研に通っていた渋谷・桜ヶ丘とその時代背景だけでかなりグッとくる所はあったが、本当にそこだけで、実際黒沢清との相似を指摘されてるが、と言いつつ自分は黒沢清をまだ2,3本観ただけで自>>続きを読む

さらば映画の友よ インディアンサマー(1979年製作の映画)

4.0

歪ながらも純粋で、名状しがたい良さがあった
これほど状態悪いのは初めてだったが、終始真っ赤になってしまってたフィルムの退色(再ソフト化して綺麗な色で観てみたいよ〜)、セリフ聞き取りづらさ、元ネタわから
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花実のない森(1965年製作の映画)

3.6

こねくり回す割には面白くない、ラストもカタルシスなし

あるセックス・ドクターの記録(1968年製作の映画)

3.9

おもしれー
高速パンでのカット繋ぎや、病院でのついたてを往復した昼夜のカット繋ぎが良い
ストリッパー、他でも見覚えある目黒幸子?スレる前かわいい
二人目、課長だっけ?の話、一番コメディで面白い、特に布
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.4

スリービルボードとこれが持て囃される現実、本当にポリコレその他現代的イシューを全部盛りであざといほどに、戦略的に、ウェルメイドに描きせしめる高尚さを競う戦国時代に突入し、もう永遠に引っ込みがつかなくな>>続きを読む

安宅家(あたかけ)の人々(1952年製作の映画)

4.1

タイムリーでこれはちょっとびっくりしたが、ちょっと吉田恵輔『犬猿』っぽい

妻の日の愛のかたみに(1965年製作の映画)

4.0

まだ現代的な手の入ってない頃の福岡・柳川のロケ素晴らしい、今でも残ってる所もあるのかもしれないが
度々のあやぴが床に伏してる顔のアップ美しい、カラコンかっつうブラウンの瞳、特に二つ結びの時のロリあやぴ
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犬猿(2017年製作の映画)

4.0

これはグザヴィエ・ドラン『たかが世界の終わり』と並べて観たい良さ、辛さがあった…

かつてオードリーが生放送でぶっ壊して語り草になったと記憶しているイケアの安いチェアに姉をドシンと座らせてギシギシ言わ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.8

予告で期待してた通り釜山シーンは良かった、あのいかにもな屋台のおばちゃん、韓国行きて〜
日本映画界が終わってるからこういうオファーもかからんのだ、恥を知れ

しかし永世中立は決して悪くないし、具体的に
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昼顔(1967年製作の映画)

3.9

これまたアニー・ホールに続いて、リアリズムレベルの高い白昼夢描写の一つの類例か、という発見があって良かった
太った日本人良かった、箱の中のものが虫?大人のオモチャ?なのか結局わからなかった
マルセルの
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風速七十五米(メートル)(1963年製作の映画)

3.6

別に台風で危ないのはネオンに限らないだろという宇津井の謎論…そのアイデア、ビジュアル優先で組み立てられたであろう映画のいびつさ自体が面白い、一方ネオン推しの割には白黒という

工事にまつわる争い、友情
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