shimiyo1024さんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

河口(1961年製作の映画)

4.4

20211129、2回目
鑑賞経験を重ねたせいか、初回、かなり食らった時よりからは薄まっていたので4.5→4.4

そしてこれを観る前『観賞用男性』で杉浦直樹を再認識したばかりであったが、河口も良い役
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女房学校(1961年製作の映画)

3.6

最近東宝に触れだしてすぐに団令子さんが亡くなったり、めちゃくちゃ良かった"嵐を呼ぶ楽団"でこれまた若き姿を初めて知った朝丘雪路さんも亡くなってからの、朝丘さんフィーチュアのこれ
(88年生まれの私が今
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キューポラのある街(1962年製作の映画)

3.5

初・ヤング吉永小百合、うーんもういくつか観ていけばもっと魅力わかるかな
朝鮮人帰国事業と朝鮮人コミュニティの描写が一番収穫だったな
陰のある元気っ娘は好きだし、生理や思春期的な話の盛り込みも良かったが
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

2.2

ランニングタイムの半分近くは占めていると思われたロメールの文法をトレースしたカット、それは気持ちいいですよ、ただそれは快楽原則に逆らえないってだけで…
そんなロメール愛ゆえにその他のカットとのギャップ
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接吻泥棒(1960年製作の映画)

3.9

しとやかな獣、女は二度生まれるで信頼の川島の東宝作品、どんなものかと観てみたらやはり毛色の違う良さがあった
大いに笑わせてもらったが、勢い余る感じで精度は低かったな、まぁ石原の思いつきみたいな話で、こ
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放浪記(1962年製作の映画)

4.5

こんなオールドスクール・サブカル女子・立身出世物語みたいな話だったとは

全てが今に置き換えても描き得る普遍性、良かった

(当時の料亭とかだって似たような場だったとはいえ)大した料理も出してなさそう
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嵐を呼ぶ楽団(1960年製作の映画)

4.5

ここまでジャズ愛、音楽愛感じられる映画だとは

ティピカルなジャズメンの扱いや、音楽業界や音楽モノの物語における、いかにもな描写・ネタ、酸いも甘いも笑いもバランス良く詰めに詰めきったソツのないプロット
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大当り三色娘(1957年製作の映画)

3.8

ポップスファンといえどこれまで70年代以降を専ら好んできたので、いわゆる三人娘もちゃんと触れずにきて、今回ほとんど初めて全盛の姿を観た、そして三者三様の個性と魅力がわかって良かった
唯一、ティンパンア
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今年の恋(1962年製作の映画)

3.9

この時代でこの風合いは新鮮
予告編観るとライトな洗練されたコメディというのをこれでもかとアピっていて当時としても新鮮だったのかしら
こういう体温低めのドライな笑いは好きなので他にもあったら知りたいな、
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美貌の都(1957年製作の映画)

4.1

"香港の夜"のあと、宝田明、司葉子トークショー挟んだが、本当に元気、ユーモア溢れ、興味深い話盛りだくさんで行ってよかった

そして今作、辛くヒリヒリする話好きとしては大当たり(平均点かなり低いが)
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香港の夜 A NIGHT IN HONGKONG(1961年製作の映画)

3.8

個人的に香港、マカオ愛もあるので普通にこれはいい話だな〜、くどいけどと思いつつ、まさかの最近行ったラオスが登場、必然性あります?!というバッドエンド…

司さん、藤木さんの良さわかった
ユーミンさんも
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沈丁花(1966年製作の映画)

3.7

大映以外にも手を広げたいという気持ちは重々なのだが手が回らず、徐々に慣らすため京、仲代も出てるこれを。
辛うじて宝田、杉村、高島、加藤は馴染みあり
同時代の日本でも全く別の世界観に感じられて面白いとこ
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闇を横切れ(1959年製作の映画)

4.6

20231115
スクリーンにて、3回目
やはり、叶の輝きに、落涙
緑のピッタリカーディガン

〜〜〜

20210123

スクリーンでの初見以来、DVDで2回目
『アシュラ』との二本立てで

素晴
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(1959年製作の映画)

3.5

"婚期"に続いてこちらも北林谷栄が裏MVPという感じで…
(好かぬと予想つきながらも教養として観る作業となってますけど)市川のイキりが抑えめな気がしたので割とムカつかなかった、でもさすがに序盤の止め絵
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婚期(1961年製作の映画)

4.0

MVP、北林谷栄
こんな性格の悪い若尾、野添見たくない…と辛くなってしまう
船越、〜ですよ、〜じゃないですかみたいな口調が良い
音楽はほとんど口琴が印象的なメインテーマの反復だけで慎ましくて良い

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は(1959年製作の映画)

3.7

後半かなり盛り返したけど前半のスノビッシュな演出好みでなく
役者の顔ぶれはもちろん最高
市川崑まだ数作しか観てないが、私の好みとするこういう家族・恋愛の現代劇をもってしても、やはり合わなそうな感触あり
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快楽(1952年製作の映画)

3.4

第3話のシームレスな一人称視点への移行はさすがに先駆がすぎる

家庭の事情(1962年製作の映画)

4.3

豪華オールスターのピースがどんどんハマっていき、カップリングが明らかになっていく様が良かった

田宮を追い出して良いとこ見せるアート系船越、そして若尾とのカップリングか、とわかる流れテンション上がった
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「女の小箱」より 夫が見た(1964年製作の映画)

4.0

今まで観た中ではベスト俗物感で良かった川崎敬三、しかし素っちゃ素の感じだからあんまり演技の凄みという風には感じられない…
あやぴの和装美人を存分に捉えた若尾映画上位であるのは確か
終盤の両者に選択を迫
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巨人と玩具(1958年製作の映画)

4.1

劇中の野添さんのグラビア、誰が撮ったか知らないが普通に質が高い
しかし、そういう役とはいえ虫歯と育ちの悪さが気になるとウッとなってしまうので他作品の野添さんほどには可愛く思えない
十全に面白いし示唆的
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痴人の愛(1967年製作の映画)

3.2

追い出す時の手加減ない感じは良かった
しかしこういう直截的な狂気、歪み以上のスリルを描きせしめてる映画が全然あるわけで、ほぼ増村でなくとも…という感じ
こういう、おっさんが若い衆の空間に放り込まれて居
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女の勲章(1961年製作の映画)

4.4

平均点低めだが超面白いじゃないですか
今までそんなピンとこなかった田宮二郎、今作で知らない一面見てめちゃ評価上がった
なるほど関西出身というのも今回認識したが、超絶小気味良い関西弁をたっぷり聞かせてく
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心の日月(1954年製作の映画)

4.3

どうでも飯田橋が大フィーチャー…

1954年作ということで若尾、菅原、船越といった役者陣の今までで観た大映作品で一番古いかも
ゆえに全体の風合いもかなり古く、前述の見慣れた役者陣がもっと古い映画世界
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

ガンダムはもうちょっと抑制の効いた粋な動かし方をしてほしかったな、劇場版ゼータのマーク2の回し蹴りも採用されてたのは嬉しかったけど余計にブンブン回りまくってたりで… オリジナルのSEも盛り込んでくれた>>続きを読む

暖流(1957年製作の映画)

4.5

20201007
2年半ぶり2回目
4.3→4.5
その間の鍛錬により、"理解"に到達し、落涙…

1957年作としては異常な卓越性、再認識
配役、キャラ作りの奇跡的ハマり具合
杉田康、いい役柄だった
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わたしを深く埋めて(1963年製作の映画)

3.2

これは好みじゃないな、トーンがコロコロ変わって忙しい、込み入りが過ぎてミスリードにミスリード重ねて…ってこのテンポじゃカタルシス無し…

田宮二郎主役作観たのこれが初めてだと思うがやっぱり田宮氏は好き
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