死せるお豆腐さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

優しく純朴なチャーリーがなぜこんなにも酷い目に遭い続けなきゃいけないのやめて....と胸が苦しくなる

他人によっていまある自分の生活が一瞬にして壊れてしまうこと、そんな自分の生活が他人によって成り
>>続きを読む

シティ・オブ・メン(2007年製作の映画)

3.8

ゴッドのほうよりストーリー性があるから感情移入しやすくて観やすかった

本当の友達なら撃てるはずなんてなかったことを、身をもって実感する辛さ 親の境遇に引っ張られつつもそれを乗り越えた2人の絆が永遠
>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.0

当たり前のように幼い子や青年が殺人、ドラッグ、抗争を楽しんでいる姿に苦しくなった 規模は小さくともこれは立派な戦争なのではないか

軽率には形容できない凄いものを作品として後世に残している、それだけ
>>続きを読む

逆光(2021年製作の映画)

3.7

70年代、夏、じめっとした妖艶さが映える
自ら主人公を演じながら監督もしている須藤くん、内容も相まってか和製グザヴィエ・ドランみがある 好きな人に傷つけられたい、という感情はマイノリティなのかもしれ
>>続きを読む

消された女(2016年製作の映画)

3.7

恐ろしい んーー、無条件にどんでん返しものが好きなら楽しめる 細かいところいろいろ考えすぎちゃうと微妙に感じる

愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

名前のない関係性や好意に、自分が知っている名前を無理やりつけようとするのはおかしいし、そんな世の中が当たり前になってほしくないなと漠然と思った

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.8

巨像フェチなのでクジラもジンベイザメの群れも勝手に癖に刺さった

ココディ・ココダ(2019年製作の映画)

3.6

抽象的すぎたけど、突然亡くなった娘が、悪くなった夫婦仲を空から見ていて呆れたのと、純粋にもっと遊んでいたかったという娘なりの寂しい想いが見せた幻だったのかな ハッピーエンドと捉えたい

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最後まで観て、「あ、これは事故で生き残った人たちのそれぞれの人生を遡ったものだったんだ」となるのよかった 事故が起きて特別になった人たち
卵が先か、ニワトリが先か

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.8

青を基調とした色彩やクセになるような映像のカットが、空虚の中の言葉を煽っていてよかった どんなに忘れようとしても過去からは逃れられないから、哀しみと一緒に生きていくしかない辛さ そう思い出しながらもが>>続きを読む

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.7

みんな謎の物体好きよねーー
子供にまで容赦ないのめちゃB級でいいね

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.8

遺された者たちの虚無、哀しみ、どう在るべきなのか 答えがないから苦しい 哀しみを乗り越えるための新しい出逢いは、必然的であり諸行無常な人生の輪廻だろうから 夏になったらまた思い出せばいい 思い出して想>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.8

エヴァのメンズライクなファッションが可愛かったなあ これから掃除をするときは、ワニを窒息させるって言っちゃう

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.3

本当に最高
ロサンゼルスの運転手ウィノナ・ライダー、どこか「LEON」マチルダみたいな美しさと逞しさがあって無条件で好き ガム噛みながらラッキーストライクを吸うの真似するだけのためにヘビースモーカー
>>続きを読む

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

3.9

車がいっぱい出てきます
この時代の車はどれも可愛い 乗りたい
運転が乱暴すぎるお姉さん、何回も人を轢きそうになってるのにお構いなしなのうける

車に乗ってる人に合わせてワイパーの動き方が違うの、
>>続きを読む

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

4.0

まず、アニメとしての完成度が高すぎる
影、光の漏れ方、洋服の靡き方、レコードが回転している時の歪み方、観客やすれ違う人など画面に映る全員が主人公かと思うくらいに繊細でリアルな身体の動き、ネオンの眩しさ
>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.8

気持ちの持ちようや精神的なストレスで物理的に異常をきたすことの究極体....のようなそうでもないような ここまで来るとトラウマ 意外と早めに犯人が明かされて、どうなることやらと思っていたところにまさか>>続きを読む

マルチプル・マニアックス(1970年製作の映画)

3.7

急なロブスターなんやねん....
ロザリオ・プレイという新境地

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.8

イーサン・ホークもウィノナ・ライダーもわっかい....タバコが似合いすぎるしあの色気欲しい

「23歳までに何かを成し遂げたかった」と嘆くリレイナ同様、タイムリーな自分にもそれは痛く鋭く刺さる言葉だっ
>>続きを読む

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.0

ちょっと彼女がヒスすぎるが、子供を持つと仕方ないんだろうな 受け入れてあげたい不器用さ しっかし2人の言葉の掛け合いはやっぱり最高

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

ラップバトルかのように自分の価値観や経験を言葉で交わし合う瞬間って本当に楽しいし、これまでのどんな過去もどこか肯定できちゃう 生き生きしちゃう

話していて落ち着く、安心するだとか、自分を曝け出して
>>続きを読む

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.5

ずっと観たかったやつ 起伏のない日常系、オフビートながらずっと観ていられる安心感 国境を超えて誰もが自分にとっての故郷を感じられるような
めちゃくちゃよかった....

ファウスト(1994年製作の映画)

3.8

台詞のないシーンでさえ飽きないほど、よそ見するには理解が追いつかないほど、とことん抽象的
現実と舞台の曖昧な境界によって人間と操り人形が融合しちゃうのも面白いし、一度見たら忘れられないような主役のル
>>続きを読む

アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979年製作の映画)

3.7

なんじゃこれ クソコラのような低クオリティートリップ映像がぶっ飛んでていい

ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.7

たまたまこのタイミングで観たけど2022年が舞台なんだね、タイムリー こんなに酷いディストピアなんて想像もつかないままでいたい...内容も映像も枯渇ヘルシーなので喉が乾くし油っこいお肉を食べたくなる >>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.0

すごいものを見てしまった 気持ち悪いのに、目を覆った指の隙間からつい見てしまうような なんというか、とても好きです

狂気は蜜の味...とでも言いましょうか