死せるお豆腐さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

依存魔(2019年製作の映画)

3.8

無邪気な恋心から思わぬ形で突きつけられる''愛''
グロリアを、彼女を守ってあげろと言われるポールもまた、まだ守られるべき無知な子供だというのに 女は男に守られていなければならないという昔ながらの偏
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.6

キャスト陣の安定感故、サスペンスだけどぼーっと見れる 分かりやすい構成で重すぎず見やすい

パッケージからもっと壮絶な胸糞ものなのかと期待していたのと、閉鎖的な土地で起こる殺人ものの作品というのがそも
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.5

アーーーまじで大好き
1に劣らずまた違った面白さ
こんなポップな殺し屋、楽しそうとか錯覚しちゃう ちさととまひろのコンビ、ちゃんと最強でよかった 2人とも殺し屋なのにシビアにならず能天気なのがいいんだ
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

4.0

期待以上でかなり面白かった
キム・ユンソク、笑わない殺人鬼役似合いすぎるし男の子の演技力も凄い とにかく見ていて飽きなかった

殺し屋たちや巻き込まれた人たちの過去が明かされていくにつれて、胸糞の悪さ
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空白(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

これ、加害者とされる人たちが誰も故意じゃないっていう部分が1番つらい 例えば轢いてしまった人が飲酒運転をしてたとか、法定速度を守っていなかったとか アオヤギが実は悪いことをしていたとか
怒りをぶつけ
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.5

確かに重くて救いようのない胸糞話だったけど個人的にはいまいちでした ほぼワンシチュエーションだから仕方ないけどもっと奥行き欲しい 色々と中途半端になってしまっている気がした

X エックス(2022年製作の映画)

3.8

エロとグロが爆ぜつつA24らしさ全開によりB級ホラーに落ちぶれていないのずるいよねー

萎れた心身の潤滑剤を若い奴らから抽出しよう!みたいなサイコ老夫婦 勝手に僻まれ人生崩壊されるなんてたまったもんじ
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.8

カメラと殺人の融合の仕方が見もの
B級ぽくなりがちな設定の割に、しっかり対・人間の重厚感あるストーリー、雑さのないメタ的構成がすごい 抜かりない
邦題のセンスにもトキメキ
窃視症というものがあるのです
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

コンパクトで変にだらけてなくて、ホラー要素もチープだからJホラーが苦手でもかなり見やすい いろいろ雑だけども、ストーリーは割としっかりめ 前半のPOV演出には無条件にびびる

俺に指図すんじゃねえモラ
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still dark(2019年製作の映画)

3.9

個人的にこのタイミングに見れてよかった

盲目だなんて毎日を生き抜くだけでも大変なはずなのに、不自由ない人にとっても厳しい世界に自ら飛び込んでいく きっと自分なら出来ないわ

最後まで特別扱いしなかっ
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ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

3.7

体感したことのない異国の音楽とか価値観とかに戸惑いながら、でも故郷みたいな心地よさがあってなんとなく受け入れてしまえる温かさ

言語の違いとかもろともしない感じ、酒飲んで歌って踊れば仲間、みたいなフ
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フラットライナーズ(1990年製作の映画)

3.6

そこまでして死後の世界が知りたいかよ...とは思いながら、自分たちの潜在的なトラウマに向き合うきっかけになったみたいでよかったね

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.7

まじの認知症なのか演技なのか分からないシーンや、ビョンスが見てる夢なのか現実なのかが分からなくなるシーンが多くて混乱する そのへん少しくどさを感じてしまった
逆に言えば、記憶の曖昧さをうまく活かしてい
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.9

ありそうでなかった撮り方、世界観
とにかく独特な姿形をしたクリーチャー人間がたくさん見れて楽しい 地獄のイッツアスモールワールド展開されてた

皮膚に金具をつけて吊り上げるシーンは「殺し屋1」だったり
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.6

自業自得としか言いようがない
のでこれはアトラクション感覚で楽しんだ
高所恐怖症ではないけど脚先からゾワゾワ 高すぎて笑うしかない

極限状態により明かされる2人の間の秘密とか幻覚とか、節々にギミック
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

4.0

自分こんなに涙腺弱かった?ってくらい泣いた

ありきたりな言葉になるけど、ネグレクトは当事者だけの問題じゃなくて社会の罪 法律のせいでどうにも出来ない現状、未必の故意に陥りがちな人間の薄情な性、周りに
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.8

それぞれが抱える傷とか、普段身近に感じられない出来事ばっかのようだけど意外とすぐそばのこと
気付けなくても気付かなきゃいけない 自分の弱さを知っているホリガイが放つ言葉には、どうしてか安心感があった
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.4

なんかオススメされて見ました
めちゃめちゃB級やん なんならZ
ニコラス・ケイジ、あんたが誰よりロボットじゃん 終始何がしたのか分からない

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.8

誰かにとっての世界のはじまりに、自分がなれていたらいいなあと思いながら生きられたらいいな

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

3.7

煙草映画?ってくらいみんな喫煙してる
上手な生き方を覚えていくところと変わらないでいて欲しいところのすれ違いみたいな、そううまく噛み合ってなくとも時間は流れていく残酷さ 矛盾のループの中でいかに暴れる
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.8

独裁政治、大虐殺、もちろん凶悪で許されざる者であるヒトラーだけど、身体は弱々しく、忠誠を誓うものには心優しい老人であるそんな描かれ方をしているのでなんとも言えない感情になる
ナチス内部者の秘書ユンゲ
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チェイサー(2008年製作の映画)

4.0

胸糞すぎる 不運が重なり、というか、舌を噛みちぎってしまいそうなくらいに耐え難い 一瞬希望を見せてきやがるところも質悪いし、そこに一筋縄ではいかせねえぞというナ・ホンジンの執着みたいなのを感じた

RRR(2022年製作の映画)

5.0

やべーーーーー文句なし
おもろおもろおもろおもろ
ナートゥの中毒性だけで米3杯いける
一人で観たこと悔やまれる

愚行録(2017年製作の映画)

3.6

ここまで極端じゃなくともこういう救いようのない人間たちって実際ざらにいるんだろうし、その救いようのない人の中には救われるべき時に救われなかった人もいるんだろうし 悔しいけど地続き

やっぱりそこでぶち
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8

カニバリズムに限らず、すべてのマイノリティが抱える苦悩に冷静に触れる

言葉では説明できない漠然とした恐怖、正解のない生き方、普通ではないとされること、に対して答えをくれるわけではなかったけど、アウト
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.6

極限状態の中で辿り着く先は性

まじで人間って所詮賢いふりをしてるだけの動物なんだなってことが分かっちゃう 質感と設定のせいか10年前の映画みたいな艶かしさがあった ひたすらエロすぎてAVです

悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

今まで観た胸糞映画の中でも上位に入るくらいに胸糞 なにこれ 猟奇殺人が怖いというより、もうチェ・ミンシクが怖いです 結局、悪魔はどっちだったのかというところ 下品ですね すき