shoarimaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

2.7

原作に全く触れていないので映画としての評価だけ。ファンの方ごめんなさい。

乃木坂のファンなので観てみましたが、アニメーション作ると言ってる割には全くアニメを描いてる描写がなく、本番でいい作品が出来上
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いのちの停車場(2021年製作の映画)

3.6

鑑賞しながら、タイトルの意味を読み取っていく。いのちをどのように停めるのか、最期をどうやって締めるのか、それは死を意識して始めて考えられること。

終末医療をテーマに吉永小百合と広瀬すず、松坂桃李(と
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.8

混迷のベトナムに赴任した軍専属のDJをロビンウィリアムズが演じる。圧巻。早口言葉の英語を聞き取り切ることはもちろんできないけど、普通の俳優ではできない捲し立てるような口上。

戦況は最悪で、更に軍の士
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.6

ノマド。ホームがないわけではなく、ハウスがない、ハウスレス。貧乏だから家がないわけでもない。キャンピングカーで移動しながら自分の人生を生きている。

ノマドはひとりぼっちではない、仲間がいる。だけど、
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.5

アカデミー賞の長編アニメ映画賞と歌曲賞受賞作です。ピクサーの映画は選んでまで観ていませんでしたが、不意打ちを喰らったような殴られたようなそんな感覚です。本当にいい作品に出会うことができました。

違和
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007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

3.6

英国のスパイ船が何者かに沈められミサイル誘導装置のATACが危機に。英国匿名で沈没船の探索を行っていた海洋学者が何者かに襲われ…今回もボンドの出番。

ヘリコプターにしがみついたり、メテオラの絶壁を登
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007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

4.2

潜水艦を盗まれたイギリスのボンドとソ連の女スパイが(任務とはいえ)協力しながら敵を追い詰めていく本編。まさに痛快。

カーチェイスから銃撃戦、人喰いザメ、そして爆弾を使った大掛かりなアクション。詰め込
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.0

厳しい冬を乗り切るために春夏秋と仕事に精を出す、食料を貯める。現代人のほとんどの人からすっかりなくなってしまった意識ですね。今は冬に手に入らないものはないし、冬に向けて何かやることもない。でも農業に従>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.1

旅行系YouTuberのおのださんが紹介していたので早速チェック。

日本の暮らしは、とても丁寧です。
というか日本に限らず伝統的な暮らしが丁寧なのかもしれません。手間暇をかけて稲を育て、野菜は自給自
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.6

オードリー・ヘップバーン扮するインテリ系哲学女子がファッション雑誌クォリティの編集長とカメラマンに見染められパリに行くミュージカルラブストーリー。

ストーリーがシンプルで見通しやすいのですが、俳優陣
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気でいうと2001年宇宙の旅みたいな感じ。殺風景な部屋に高度な科学技術、ロボットように働く人間(過去が描く未来は2020年代の今からすると違和感)。

ただ、遺伝子で生を受けたばかりの赤子が将来ど
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.4

2013年のアカデミー賞作品賞です。実際にあったイラン米国大使館襲撃事件から大使館員6名を「偽映画のでっち上げ」で逃がすCIA職員を主人公とするサスペンス。

個人的な映画の見方として登場人物の役割や
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.9

山田洋次監督が辿り着きたかった50作目、渥美清の出演は叶わなかったけど、存命中のほぼ全てのキャストが一同に介して寅さんの輪郭を浮かび上がらせる、そんな一本。回想シーンが多く新しみがないというレビューも>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

映画の音と映像美がこれほどまでに進化していることを見せつけられました。自宅のテレビがどんなに解像度が良くても映画館の音量で見ることはできない。音と映像が合わさって、作中の空間にいるかのような感覚をを味>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

アカデミー賞の作品賞を取っており、かつ人種差別を題材にしていたので重めに作られているのかと思いきや、温かくて安心するような作品でした。

黒人ピアニストとイタリア系アメリカンの運転手の交流を描く。19
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わがチーム、墜落事故からの復活(2018年製作の映画)

3.7

16年のシャペコエンセの悲劇は元セレッソのケンペスが逝去されたこと以上に応援するチームのメンバーが一瞬にして帰らぬ人になってしまったシャペコサポーターのことを思って本当に胸が苦しい事故だった。

それ
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海月姫(2014年製作の映画)

3.1

能年玲奈作品を拾える限り拾って。
ちょっとキャスト豪華すぎないか?それともここからどの役者も出世していった感じ?(もこみちは除く)

ヲタク女子「尼〜ず」がみんなで住むアパートの存続(地域開発阻止)を
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.4

会社を解雇されたオーヴェは首を括ろうと何度も試みるがその度に邪魔が入りなかなか実行に移すことができない。

この世に未練があるわけではないけど、隣人たちと繋がる余地がある、それを拒否し続けてもなお、必
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

わかりみ深すぎ崖っぷちロマンス!

ほんとこんな感じ。30過ぎて未婚、会社では付き合いも程よくいい顔して、上司とわだかまりもなく、孤独だがおひとりさま生活をフルで楽しんでる。

女性でもないし、既婚で
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魔女の宅急便(2014年製作の映画)

2.5

これはジブリ映画の実写版と思って見ない方が楽しめるかと。設定や登場人物、コンセプトは30%くらい踏襲してるようなイメージ。ストーリーは少女の成長を描いていて悪くないんですが、ジジのキャラも何となくイメ>>続きを読む

101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

3.6

19世紀の油絵のようなタッチが好き。ダルメシアンの子犬がひたすら可愛い。クルエラが実写映画より怖い。

最初から101匹いたわけじゃないんだ…というのは毎回気づかされる。残り84匹は他人ならぬ他ダルメ
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くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

4.0

懐かしい!の一言。クリストファーロビンにプー、ピグレット、イーヨー、ティガー、ラビット、オウル、カンガとルー(みんな名前がそのまますぎる)

今も昔もティガーが好きです。底抜けに明るい感じ。のんびりと
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ピーター・パン(1953年製作の映画)

3.0

まさにディズニークラシックの一本。ある日突然ピーターがやってきて空想好きな子どもたちをネバーランドへ連れ出します。ネバーランドにはお馴染みのティンク、フック船長、スミー、海賊たち、人魚、インディアン…>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

4.3

漫画は読まないタチなので、漫画原作はどうしてもとっつきにくいのですが、アマプラ見放題の中に入ってましたので見てみました。

言葉で表現するのが難しいのですが、日本映画の底力を見た気がしました。

・シ
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ピノキオ(1940年製作の映画)

3.5

無料体験中です、ディズニープラス。古今東西の(?)ディズニーシリーズが見放題。小さな頃、絵本で読んだり、ビデオシリーズの「sing along song」で親しんだいわゆるディズニークラシックを漁って>>続きを読む

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

2.9

ビーンシリーズが好きなので長編を視聴。通常版の方が圧倒的に面白い、というのが正直な感想。というかビーンは10分一コマだから面白いのでは?と思ってしまった。圧倒的に畳み掛ける漫才のような笑いが本質な気が>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

3.5

実はみたことなかったんですが。

ジャックスパロウが最初からガツガツ海賊として冒険を繰り広げる映画だと勝手に想像していたんですが、イギリス軍に捕らえられたり、実は船を盗まれた迷子の海賊だったり、こうい
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.6

日本アカデミー賞取ってましたね。
妻殺しを着せられた男のアリバイを出廷した幽霊に証言させるというなかなか突飛もない設定ですが、三谷幸喜ワールド、全力の俳優陣であっという間の2時間30分。

「死人に口
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うた魂(たま)♪(2008年製作の映画)

3.8

いやー正直予想以上に心を揺さぶられました。中学時代の合唱に向ける情熱の大きさたるや、それはそれは勉強を凌駕した。普段どんなキャラかに全く関係なく、クラス全員が一丸となって本番に向けて燃える。当日はまさ>>続きを読む

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

出てる俳優めちゃくちゃ豪華なんだけど、なんでしょう、最後の30分に引いてしまった…急に発狂したり、ベランダから上がり込んだり、人の家で服脱いだり。

一途な恋は美しいのだけど、特別扱いはしてはならない
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.0

夏帆の出世作、なんだそうです。
何とも言葉にできないというか、(自分は経験できなかったけれども)初恋から自然に恋愛に入ってく感じとか、お互いの進路とか、知ることのなかった家族の秘密とか、夏の暑苦しいけ
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マザーウォーター(2010年製作の映画)

3.3

人間関係が最後までわからない、何故そこにいるのかわからない。何を考えているのかわからない。難解な映画です。セリフを聞いても頭に入ってこないから何回も巻き戻して聞き直す、でもわからない。

他人どうしの
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.0

絵本のような、いい人しか出てこない優しい世界。

水縞くんとりえは東京から洞爺湖のほとりに移り住み、マーニというパン屋兼オーベルジュを開く。そこには地元の人たちだけではなく、様々な境遇を抱えた客がやっ
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.4

日日是好日。「毎日がいい日だ」という辞書的な意味以上に、この言葉には禅の考え方が込められている。

日本は四季があって、さらに24の節気に分かれている。近年、気候変動がここまで世を騒がせても、大寒の日
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プール(2009年製作の映画)

3.4

小林聡美をみようシリーズ第三弾。またもたいまさこと加瀬亮が出てます。今度はタイのチェンマイでゲストハウスを手伝う京子と娘の小夜の物語。

親子というものはこの世の中で最も特別な関係。血が繋がっていても
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