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しあわせのパンのshoarimaのレビュー・感想・評価

しあわせのパン(2011年製作の映画)
3.0
絵本のような、いい人しか出てこない優しい世界。

水縞くんとりえは東京から洞爺湖のほとりに移り住み、マーニというパン屋兼オーベルジュを開く。そこには地元の人たちだけではなく、様々な境遇を抱えた客がやってくる。

一人が二人になる瞬間、一人じゃないと気づく瞬間、そして、一人になる瞬間。人と人は毎日出会い、新たな発見があっては、別れを迎える。ちょうど月の満ち欠けが日々変化するように人間関係も良くも悪くも移り変わる。一度たりとも同じ瞬間はないことを教えてくれる。

それでも移り変わりにくいのは、パンを一緒に食べる人=companion=仲間は変わらない。食べることは共に生きること。
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