16年のシャペコエンセの悲劇は元セレッソのケンペスが逝去されたこと以上に応援するチームのメンバーが一瞬にして帰らぬ人になってしまったシャペコサポーターのことを思って本当に胸が苦しい事故だった。
それからの復活はサッカーニュースを追っていて知っていたものの、このドキュメンタリーを見たことでもちろん全て順調な道のりではなかったことを知れた。
生存した選手たちの心にのしかかる事故を意識してしまうあまりのチームの違和感、家族を失い打ちひしがれる家族のクラブへの不信感、チーム再建と家族のケアに揺れるフロント、成績が出ないチームへのサポーターへの怒り、全て誰が悪いものでは絶対にありませんが、これこそやり場のない怒りというか。
シャペコエンセはいまセリエBで戦っているそうです。サッカークラブというものは街に根付いて長い歴史を経て厚みを増していくもの。
ケンペスの元気な姿、胸が痛かったです。